『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか』まとめ感想

仕事について考える「シリーズ仕事とは」第2回は「なるほど!そうか!」っていちばんの大発見でがく然とした本を紹介します。『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』木暮 太一 (星海社新書)は、マルクスの『資本論』をもとに、わかりやすく、資本主義における労働とは何かがわかります。会社はどこで利益を出して、雇用するとは何なのか、といった経営者の考えがわかるので、就職活動中のとき、読みたかった本です。いやもっと早く読んでおきたかった!!

この本の概要

なぜ、わたしたちの働き方はこんなにもしんどいのか?
なぜ、社会や経済は十分豊かになったのに、働き方は豊かにならないのか?
どうすれば、「しんどい働き方」から抜け出せるのか?

じつはその答えは、資本主義の構造・仕組みを理解しなければ導き出すことができません。なぜなら、いくら会社や仕事を変えても、現代の日本にいるかぎり資本主義経済から逃れられないからです。

資本主義の本質的なルールを熟知して、そのルールのなかでうまくやっていく方法を模索していく必要があるのです。

というのがこの本のアウトラインで、著者が影響を受けた『資本論』と『金持ち父さん貧乏父さん』から資本主義経済とはこういうことだよと、わかりやすく説明されています。

著者の結論と主張

「自己内利益」を考える
自分の「労働力の価値」を積み上げていく(資産という土台を作る)
精神的な苦痛が小さい仕事を選ぶ

これが、この本でわたしがお伝えできることです。

いきなり結論を出しちゃいましたが、「自己内利益」「労働力の価値」を積み上げるとは何かを見ていきましょう。

著者の考察

「自己内利益」とは、「年収・昇進から得られる満足感」から「必要経費(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)」をひいたもの。年収)を上げようとすると、労力苦痛も上がるから、精神的苦痛を小さくしよう。またそういう仕事を選ぼうという話。
「労働力の価値」を積み上げるとは、深い知識、幅広い経験、高度なスキルを身につけていけば、「労働力の価値」が高まるので、それが資産になり、少ない労力で高い報酬が得られるという話。

「働き方」を変えるには、10年を費やす地道な努力が必要‼︎

そして、それらを10年を見越してやろうと、まあ22で就職して、だいたいわかってくるのが25として、35でそうなったら、いいよね。

僕がおもしろいと思ったところ

資本主義経済における企業の利益
「労働者が生み出した価値」と「労働者の給料」の差額こそが、企業の利益になります。つまり、企業は労働者を雇い、継続的に働かせることでしか利益を生み出せないし、労働者は自分の給料以上に働き、価値を生み出せないと雇ってもらえないわけです。

資本主義経済における給料の正体

「なぜこんなにがんばったのに、給料が上がらないのか?」「なぜ、こんなに成果をあげたのに、給料が上がらないのか?」「なぜ、あなたの生活には余裕がないのか?」
それは、給料が「必要経費分」だからです。給料は「みなさんが働き続けるために必要なお金だけ」なのです。

「なぜ、給料は横並びなのか?」「なぜ、給料は右肩上がり的なのか?」「なぜ、何も仕事をしていない定年間際の窓際社員のほうが、自分よりも多く給料をもらっているのか?」
それは、給料の基準になっている「労働力の価値」が「明日も同じ仕事をするための必要経費」で決まり、また、その「必要経費」が年齢とともに上がっていくからです。
これが「給料の本質」「給料の決まり方の真実」です。

私たちの給料の額は社会一般の平均で決まり、「労働力の再生産」の必要経費として、給料が支払われています。給料は、がんばったご褒美ではなく、来月も働いてもらうための必要経費を支給されているんです。

まとめ感想

この本のいいところはとにかくわかりやすいところ。これはもう日本の会社員必読の書でしょう。能力が高く、成果を上げられる若い人は、会社員でいることは損かもしれませんね。40代だともう微妙なラインかな。多少無知で荒削りでも、やり直しがきく若くて体力があるうちに、挑戦してフリー(自営)で稼ぎながら、経験とスキルを積んで、その延長で組織化して経営者になるか、企業に幹部で引き抜かれるか、声がかからなかったら、うま〜く企業に滑り込むか、がいいんじゃねと思ったけど、もっと早く読んでおきたかったなああ!!

やべえ、このシリーズ、めっちゃ時間かかる。一番わかりやすい本なのに、、、また余計なこと始めてしまった。でもコレやると、めっちゃ理解できる。

今日も寄っていただきありがとうございます。

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