可能性の源みたいなもの

高校3年生のとき後ろの席にO君というのがいた。ぱっと見は普通の子で、成績は良くない。ちょっと空気を読めないような発言をしたり、「煙突に水をぬらした布をかぶせれば、公害が防げる」と言い出すような天才さんで、ちょっと不思議な存在だった。その彼が大学受験もほとんど終わりかけてる頃に「教科書を全部おぼえたら受かるハズだ」と言って、数学の教科書のもくじをノートに書き写していた…。

「アホかこいつ」と思っていたら、やっぱり、どこにも受からなかった。

卒業式のときに今度は浪人して美大だか芸術系だかを目指すらしく、左手をスケッチしていた…。下手だった…。

「こいつやべえな」と思った。

言うことと実力がマッチしてないから違和感があった。ぼくは、そういう「有言実行」の「有言」が出来ないタチで、黙々とやって「実行」するタイプだった。子どもの頃から絵が好きで、ほめられたりもしたし、漠然と将来は、ゲームか絵に関係する仕事をするのかなあとは、思っていた。

で、なんとか福岡の大学の芸術学部写真学科に進学できた。その後、大学2年生ぐらいのときに彼のウワサを聞いた。アート系の専門学校に行ったということだった。ま、ぼくと同じような道を進んだようなんだけど、当時は正直「嫌だな」って気持ちが強かった。

お前なんかに負けるかという若さもあったが、「こいつひょっとしたら、やらかすかも」という怖さがあった。やらかすというのは、すごい芸術家だったり、すごいデザイナーだったり、すごいヤツになるんじゃないかという恐れの「嫌だな」だった。

その後の彼のことは全く知らないけど、いま思うに、いくら突拍子もないことでも、いくら技術が低くても、いくら周りにバカにされても、本人がその気でやっている以上は可能性はあるんですよ。本人の気持ちと行動が大きくなれば、可能性も大きくなるはずです。

ブルーハーツも最初は周りからは「ヘタ」とかって言われてたかもね。
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今日も寄っていただきありがとうございます。でも、口だけですぐやめるヤツもいるからなあ〜。

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