コピ・ルアクってコーヒーをご存知ですか。ジャコウネコのフンから取り出したコーヒー豆で、映画『かもめ食堂』『最高の人生の見つけ方』にも登場して、観た人は「一度飲んでみたい」と思うコーヒーですよね。
だけど、生産量が少なく高値だし、取り扱っているお店もあまりないし、なかなか飲む機会がないことでしょう。私もコーヒーを飲み始めて7年目ですが、意を決して、やっと手を出しました。
コピ・ルアクとは
インドネシアの島々で栽培されるコーヒーの実をジャコウネコが食べ、排泄されるフンに未消化で出される実の種を集め、洗浄、乾燥させ精製したコーヒー豆。「うんこコーヒー」です。ジャコウネコの腸内で消化酵素の働きや腸内細菌による発酵の働きで、コーヒーに独特の香味になるそうです。
また、この腸内発酵によりカフェイン量が通常のコーヒーのおよそ半分になるんだって。
高値で取引されることで、野生のジャコウネコを乱獲して檻に入れ、本来は肉食のジャコウネコに無理やりコーヒーチェリーのみを食べさせ、天然ものと偽装して販売しているケースもあり、問題視されることもあったようです。
コーヒー豆にはロブスタ種という、味が劣る品種があり、ロブスタ種を食べさせた商品もあるようで、安いコピ・ルアクには要注意ですね。
コピ・ルアクの生豆は
もちろんアラビカ種のコピルアクを購入しました。生豆の形状としては、大きくもなく、小さくもなく、普通かな。匂いも普通のコーヒー豆と変わりません。価格が高いだけに欠点豆は少なく、状態はいい。
虫食いや欠けている欠点豆を取り除きます。欠点豆じゃないけど、大きい、小さいの形が揃わないものをハンドピックし、自分で飲む試し焼きにします。
焙煎は中深煎りで
中深煎りにしました。焙煎後にあらわれる貝殻豆もハンドピックします。
ドリップしてみましょう
粗挽き10gで深層フィルターに85℃でお湯が溜まらないように5投する「every drip」で淹れてみました。では、飲んでみましょう。
コピ・ルアクの味は?
酸味にちょっとクセあって、マウスフィールがつるんってしてる。つるんとした水質。ふつうにちょっとおいしい。
値段分のメチャメチャうまいでも、メチャメチャ特徴的とか、そこまでないよ。値段的にコスパは最高に悪いでしょうね。
まとめ
ものがたり消費でしょう。
映画のなかで使われるぐらいだから、うんこコーヒーってやっぱ魅力あるじゃないですか。そのストーリーを消費したいんじゃないでしょうか。
昔はちょっと変わった香味が貴重だったんでしょう。でも、現在はスペシャルティコーヒーが飲めて、もっと香味に優れたコーヒーがたくさんあるので、それらを飲んだ方がいいと思います。
今日も寄っていただきありがとうございます。コーヒー話のネタにはなるけどね。
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