2020年あけましておめでとうございます

今年はコーヒーブログにして6年目に入ります。コーヒーブログをはじめるとき、どういうブログ名にしようか、いろいろ考えて「every coffe」 としました。で、副題みたいにして「おいしいコーヒーに出合う旅」と、くっつけたわけなんですが、5年やって感じたことは「おいしい」というのは、なかなかむずかしいなあと。

ものすごく単純な人の感覚ではあるんですが、好みがありますからね。経験によっても違うし、非常に多様で個人差があり、共有するものがむずかしいと思いました。

例えば、同じコーヒーを飲んでも、私が感じる「おいしい」と妻が感じる「おいしい」は違うんですよ。表面上は「おいしい」で一致しても、感じているものは違うんですよね。同じ空間と時間で物理的に同じコーヒーを飲んでいるけど、同じように「おいしい」と感じているかというと、それは幻想なんですよ。

そして「おいしい」を価値基準にしていると、交われないなあと。

例えば、サードウェーブの浅煎りのスペシャルティコーヒー至上主義みたいになって、そうじゃないコーヒーを「コーヒーじゃない」とか言い出すして、さげすむようになるのもイヤだなあと思うんです。

ある種の若さだと思うんですけど、その若さはないし、コーヒーの味を言葉で表現するのも、ストイックに味を追求するのも、どうも私には合わないみたいなんですよね。

で、全く別の話なんですけどヒントになることがありまして、

糸井重里さんがカレーにハマって、自分で作るようになって、あれこれやっているうちに漢方とか混ぜはじめたらしいんです。で、奥さんとそれを食べると「うん…おいしいかもしれないんだけどね…」みたいな感じで明らかに反応が悪いと、そんな時期にカレー研究家の水野仁輔さんが「糸井さんに合うカレーを作りましょう」と言って市販のルーを組み合わせて作ってくれたらしいんです。で、そのカレーがすごいおいしかったんだって。そこで糸井さんは「自分のやってることは一般とはかけ離れたことになってる!」と気づいたという話。

これはコーヒーに置き換えると本当によくわかる話ですよね。

もう一つが、コーヒーハンター川島良彰さんの本のなかのエピソード。

コーヒーハンター川島良彰さんは「おいしいコーヒー」があるらしいと聞きつけて、世界のいろんな小さな農園とかに行くんだけど、やっぱり、まあ、おいしくないコーヒーが出てくることもザラにあると。そんなときも笑顔で飲むらしいんです。

押しかけで行っているのは自分たちですからね。おいしくなかったからといって、「まずい」と言っていいということじゃないよね。コーヒー農園だけでなく、普通に日本のお店でもそうだと思うんです。お金を払っててもさ。押しかけで入ってきたのは自分ですから。自分の好みと合わなくておいしいと感じなかったら、選択肢から外せばいいだけじゃないですか。わざわざSNSに「まずい」って上げる必要もないかなと。たしかに個人の自由ですが、迷惑する人がいますからね。

ということで、「おいしい」「おいしくない」を超えて、語れる概念というか基準があればいいなあと思いまして、ブログの副題を改めます。

うれしいコーヒーに出合う旅とします
自分の好みと合わなかったとしても、淹れてくれた人の気持ちを受け取りたいじゃないですか。うれしいコーヒーに出合いたいと思います。

そして、マニアックにやってもいいんですが「それって一般的にやる?」「その言い方は何かをバカにしてないか?」っていうカンジで「every」とつけたからには、そこと照らし合わせながらポップにやっていこう。一般のコーヒー好きの人の真ん中にいたいですね。
ミスターポピュラーゾーン。ザ・ふつう。フツーのコーヒー好き。

ビター
6年目の今年もよろしくね〜

今年も寄っていただきありがとうございます。ゆる〜くヘラヘラしながら一生懸命。

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