缶コーヒー22種類を飲み比べて比較しました。砂糖ミルクが入っていないブラックしばりでランキングしています。

昨今のコーヒーブームやコンビニコーヒーの高品質化もあって、かなり本物志向になってきたね
缶コーヒーおすすめベスト5
なんせ22個もあるので、結論ファーストでいきます。いろんな缶コーヒー飲んでみた結果。もし出先で缶コーヒー買うならこの順番というランキングです。リピートしたい順ですね。
第1位 プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション

文句なしのぶっちぎりの1位です。「コーヒーハンター」と呼ばれる川島良彰さんが監修したコーヒー。
川島さんは、コーヒー屋に生まれ、エルサルバドルに留学しコーヒー栽培を学び、uccの創業社長からスカウトされコーヒー農園を手掛け、世界のお宝コーヒーを探しまわり、高品質な希少品種を提供するコーヒーショップを営み「コーヒーで世界を変える」という理念の世界1のコーヒーバカな人です。(コーヒーバカは最高の褒め言葉ですよ)
「無香料の缶コーヒーでこの味か!」とコーヒーマニアも納得の味。こだわりまくった革命的なコーヒー。
この缶タイプがお店や自販機にあまりないのが残念。
第2位 伊藤園 タリーズコーヒー バリスタズブラック ボトル缶
さすが「ターリーズコーヒー」の名前で出しているだけあって、普段ハンドドリップで淹れるコーヒーの味に近いと感じました。甘みがあり、自然なコーヒーの味で香料が入っていても、わからないぐらい。
第3位 コカ・コーラ エメラルドマウンテンブレンド ブラック 缶 コーヒー
ちょっと意外だったのは、ジョージアがいい味作ってるんです。香料が入ってるけど、味作りに成功している。ふわっと香って、やわらかい甘み。ちょっとカフェオレっぽさを感じるので、ミルク系の甘い香料を入れてるのかもしれないけど、控えめで、ブラック感をそこなわない絶妙なバランス。さすが王者。
第4位 サントリー BOSS コーヒーファーム ブラック
これも香料が入ってるけど、スペシャルティコーヒーっぽい甘酸っぱい果実味を再現していて、他にない風味でした。
第5位 UCC BLACK無糖 Full Body 缶コーヒー
缶コーヒーといえばucc。焙煎の風味を強く押し出しつつも、すっきりとした飲みやすさで、アフターテイストがいい。コーヒーで「フルボディ」というと「深煎り、苦味、コクの強さ、高濃度」になるけど、そこまではないかな。でも無香料の缶コーヒーでここまで風味を出しているのはすごい。
人気の缶コーヒー飲んでみた22選

近所のスーパー・コンビニ・ドラッグストア・自販機で買える範囲で集めました。
アイスかホットかで味が違ってくるので、常温で飲み比べています。
理由として味覚は温度によって変わるからです。熱すぎても冷たすぎても味を感じにくくなるので、温度条件を全部同じにするために常温での比較にしました。
ucc

ucc BLACK 無糖


原材料:コーヒー 内容量:185g

濃度:0.85%

すっきりしすぎて、薄い
ucc BLACK 無糖 FULL BODY


原材料:コーヒー 内容量:375g

濃度:0.85%

しっかり焼きが強い味だけど、飲みやすさもある
コカ・コーラ ジョージア

GEORGIA BLACK無糖


原材料:コーヒー/香料 内容量:185g

濃度:0.98%(香料あり)

香料が入ってるけど、自然でやわらかい甘みを感じて好きです
GEORGIA香るブラック


原材料:コーヒー/香料 内容量:260ml

濃度:1.07%(香料あり)

独特の乾いたフレバーがあって少し苦手
サントリーBOSS

超BOSS


原材料:コーヒー(コーヒー豆:コロンビア、ジャマイカ、その他) 内容量:185g

濃度:0.98%

単純にうすい
BOSS COFFEE FARM BLACK


原材料:コーヒー(ヴィトリア農園豆51%)、香料、乳化剤 内容量:275g

濃度:0.95%(香料あり)

果実フレバーがありスペシャルティコーヒーっぽい感じがある
PREMIUM BOSS Black


原材料:コーヒー/香料 内容量:390g

濃度:1.02%(香料あり)

香りも味もうすい
BOSS COFFEE HUNTERS

原材料:コーヒー 内容量:275g

濃度:1.27%

無添加でこの濃度。普段自分でコーヒー淹れる人も納得の味でしょう
アサヒ WONDA

WONDA BLACK無糖


原材料:コーヒー 内容量:185g

濃度:0.72%

うすい
WONDA X BITTER BLACK


原材料:コーヒー(コーヒー豆:ブラジル、ベトナム、その他)/デキストリン/香料、ホップ 内容量:245g

濃度:1.65%(香料あり)

これが一番クセがすごい。確かに苦いし、香りもあり独特の個性を出してる
WONDA 極BLACK


原材料:コーヒー/香料、乳化剤 内容量:285g

濃度:0.92%(香料あり)

香りはほどよく、酸味を感じさせる、香ばしいコク
キリン
BLACK FIRE


原材料:コーヒー/香料 内容量:185g

濃度:0.96%(香料あり)

うすいけど、焼き味を感じる
FIRE BLACK 目覚めの深煎り


原材料:コーヒー・香料・シリコーン 内容量:275g

濃度:0.92%(香料あり)

すっきりだけど、意外に薄い
ダイドー
The BLACK


原材料:コーヒー 内容量:185g


うすい
世界一のバリスタ監修


原材料:コーヒー・乳化剤 内容量:275g

濃度:1.09%(乳化剤あり)

香りは品がいいカンジだけど、ちょっと独特でやや酸味かな
ダイドーブレンド


地域限定商品ですね。

原材料:コーヒー 内容量:185g

濃度:0.92%

うすいけど、独特の風合い
伊藤園


原材料:コーヒー(コーヒー豆:ブラジル、タンザニア、その他)/香料 内容量:390ml

濃度:1.02%(香料あり)

自然な甘みがあって、一番ドリップに近いと思いました
ドトール


原材料:コーヒー(国内製造) 内容量:260g

濃度:0.89%

ほんのり焼き味
サンガリア

レギュラーブラック


原材料:コーヒー 内容量:190g


うすい
直火無糖


原材料:コーヒー 内容量:185g


うすいけど、やや焼き味を感じるかな
ポッカ・

aromax


原材料:コーヒー 内容量:170g


うすい、やや焼き味
神戸居留地コーヒーブラック無糖



原材料:コーヒー(国内製造) 内容量:185g


うすい
缶コーヒーの濃度

缶コーヒーは自分で淹れるハンドドリップコーヒーよりも味が薄い傾向にあるので、コーヒー専用の濃度計で缶コーヒーの濃度を計りました。
ただ、香料などの添加物が入っていると数値が高くなるんです。
コーヒーの濃度というよりも、水以外の不純物がどれだけ入ってるかという数値なので、香料が入ると数値が上がります。
単純に濃度が高いイコールおいしいではありませんが、薄い濃いの好みはあるでしょうから、無添加のコーヒー缶であれば、濃い・薄いの参考にはなるかと。
缶コーヒーまとめ

缶コーヒーのようなリキッドのコーヒー商品は全体的にどうしても「うすい」んですよね。自分で豆挽いて淹れてる人からしたら香りも弱いので、風味を感じにくいのはしょうがないのかも。
「まずい」とまでは言わないけど、やっぱ「うすい」。

コーヒー豆って種類によって値段が違うから、いろんな味があるけど、缶コーヒーは値段上げると売れないから、値段横並びでの戦いになるから、差がつけられず、薄くなって、味が似るのはしょうがない

全体的に飲めないほど、まずいのは無かったし、昔は香料入ってると、すぐわかったけど、今のは入ってても自然な風味になってて、味の作り方や傾向でマーケティング的な狙いを推察できて、おもしろかった。
今回「gooランキング」の監修の機会をいただいたので、缶コーヒーの特集をしました。取材でぶっちゃけった内容が意外とカットされなかったので、こちらの記事も参照ください。本記事よりもまとまってて実は読みやすいという。
今日も寄っていただきありがとうございます。地方でもこんだけの缶コーヒーがあるってすごくね?
しょせん缶コーヒーでしょ。みたいな認識を改めましたね。缶コーヒーもかなり進化していると感じざるをえません