缶コーヒー20種類以上を実際、飲み比べてみました。砂糖ミルクが入っていないブラックしばりでランキングしています。

しょせん缶コーヒーでしょ。みたいな認識を改めましたね。缶コーヒーもかなり進化していると感じざるをえません



昨今のコーヒーブームやコンビニコーヒーの高品質化もあって、かなり本物志向になってきたね
缶コーヒーブラックおすすめベスト5
なんせ20個以上もあるので、結論ファーストでいきます。いろんな缶コーヒー飲んでみた結果。もし出先で缶コーヒー買うならこの順番というランキングです。リピートしたい順ですね。
第1位 UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ


2021年までずっとぶっちぎりの1位だったプレミアムボスを追い抜いて1位に輝いた「UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ 」期間限定商品とはいえ、今まで飲んだ缶コーヒーで一番好き。
香料無添加、原材料コーヒーだけで、モカ特有の果実の味わいを再現している。
ブルーマウンテン51%・モカ49%使用という缶コーヒーではあり得ないブレンド率。
第2位 プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション


「コーヒーハンター」と呼ばれる川島良彰さんが監修したコーヒー。
川島さんは、コーヒー屋に生まれ、エルサルバドルに留学しコーヒー栽培を学び、uccの創業社長からスカウトされコーヒー農園を手掛け、世界のお宝コーヒーを探しまわり、高品質な希少品種を提供するコーヒーショップを営み「コーヒーで世界を変える」という理念の世界1のコーヒーバカな人です。(コーヒーバカは最高の褒め言葉ですよ)
「無香料の缶コーヒーでこの味か!」とコーヒーマニアも納得の味。こだわりまくった革命的なコーヒー。
この缶タイプがお店や自販機にあまりないのが残念。
第3位 伊藤園 タリーズコーヒー バリスタズブラック ボトル缶
さすが「ターリーズコーヒー」の名前で出しているだけあって、普段ハンドドリップで淹れるコーヒーの味に近いと感じました。甘みがあり、自然なコーヒーの味で香料が入っていても、わからないぐらい。
第4位 コカ・コーラ エメラルドマウンテンブレンド ブラック 缶 コーヒー
ちょっと意外だったのは、ジョージアがいい味作ってるんです。香料が入ってるけど、味作りに成功している。ふわっと香って、やわらかい甘み。ちょっとカフェオレっぽさを感じるので、ミルク系の甘い香料を入れてるのかもしれないけど、控えめで、ブラック感をそこなわない絶妙なバランス。さすが王者。
第5位 サントリー BOSS コーヒーファーム ブラック
これも香料が入ってるけど、スペシャルティコーヒーっぽい甘酸っぱい果実味を再現していて、他にない風味でした。
2021年追加
缶コーヒーは商品サイクルが早いので、見かけたら購入し追記しています。
UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ


『UCC ORIGIN BLACK ブルーマウンテン&モカ リキャップ缶275g』は、ブルーマウンテンコーヒーとエチオピアモカコーヒーを贅沢に使用。
最高級プレミアムコーヒーとして、希少性とバランスのとれた味わいが人気のブルーマウンテンコーヒー。
UCCがJICA(国際協力機構)の「エチオピア ベレテ・ゲラ・フォレスト森林保全プロジェクト」への参画を通じて、コーヒー栽培の技術指導や品質向上の支援に関わってきた、コーヒー発祥の地とされるエチオピアの森に自生する野生のコーヒー、モカ ベレテ・ゲラ産コーヒー。
この2種類の豆の個性を最大限に引き出すため、各々のコーヒー豆に適した焙煎度で、別々に焙煎したのちにブレンドする「単品焙煎」を採用。
ブルーマウンテンは浅炒りで“上質なキレ”を、モカは中炒りで“フルーティーで爽やかなコク”を引き出しています。
さらに、挽きたてのコーヒーを天然水100%で2温度帯(高温・中温の順)で抽出することにより、雑味を抑え、これまでの缶コーヒーになかった「コク」と「キレ」の両立を香料無添加で実現。



期間限定商品ですが、今まで飲んだ缶コーヒーでまちがいなく第一位です。無香料無添加でモカの果実の味わいがあり、飲みやすく、ブルーマウンテン51%・モカ49%使用というありえない缶コーヒーです


香料無添加、原材料:コーヒー、ブルーマウンテン51%・モカ49%使用という缶コーヒーではあり得ない。


濃度1.42%ですが、飲んだ感じは、すっきり飲みやすく、数値ほど濃い味わいではない。
人気の缶コーヒー飲んでみた22選


近所のスーパー・コンビニ・ドラッグストア・自販機で買える範囲で集めました。
アイスかホットかで味が違ってくるので、常温で飲み比べています。
理由として味覚は温度によって変わるからです。熱すぎても冷たすぎても味を感じにくくなるので、温度条件を全部同じにするために常温での比較にしました。
ucc


ucc BLACK 無糖




原材料:コーヒー 内容量:185g


濃度:0.85%



すっきりしすぎて薄い
ucc BLACK 無糖 FULL BODY




原材料:コーヒー 内容量:375g


濃度:0.85%



しっかり焼きが強い味だけど、飲みやすさもある
コカ・コーラ ジョージア


GEORGIA BLACK無糖




原材料:コーヒー/香料 内容量:185g


濃度:0.98%(香料あり)



香料が入ってるけど、自然でやわらかい甘みを感じて好きです
GEORGIA香るブラック




原材料:コーヒー/香料 内容量:260ml


濃度:1.07%(香料あり)



独特の乾いたフレバーがあって少し苦手
サントリーBOSS


超BOSS




原材料:コーヒー(コーヒー豆:コロンビア、ジャマイカ、その他) 内容量:185g


濃度:0.98%



単純にうすい
BOSS COFFEE FARM BLACK




原材料:コーヒー(ヴィトリア農園豆51%)、香料、乳化剤 内容量:275g


濃度:0.95%(香料あり)



果実フレバーがありスペシャルティコーヒーっぽい感じがある
PREMIUM BOSS Black




原材料:コーヒー/香料 内容量:390g


濃度:1.02%(香料あり)



香りも味もうすい
BOSS COFFEE HUNTERS


原材料:コーヒー 内容量:275g


濃度:1.27%



無添加でこの濃度。普段自分でコーヒー淹れる人も納得の味でしょう
アサヒ WONDA


WONDA BLACK無糖




原材料:コーヒー 内容量:185g


濃度:0.72%



うすい
WONDA X BITTER BLACK




原材料:コーヒー(コーヒー豆:ブラジル、ベトナム、その他)/デキストリン/香料、ホップ 内容量:245g


濃度:1.65%(香料あり)



これが一番クセがすごい。確かに苦いし、香りもあり独特の個性を出してる
WONDA 極BLACK




原材料:コーヒー/香料、乳化剤 内容量:285g


濃度:0.92%(香料あり)



香りはほどよく、酸味を感じさせる、香ばしいコク
キリン
BLACK FIRE




原材料:コーヒー/香料 内容量:185g


濃度:0.96%(香料あり)



うすいけど、焼き味を感じる
FIRE BLACK 目覚めの深煎り




原材料:コーヒー・香料・シリコーン 内容量:275g


濃度:0.92%(香料あり)



すっきりだけど、意外に薄い
ダイドー
The BLACK




原材料:コーヒー 内容量:185g





うすい
世界一のバリスタ監修




原材料:コーヒー・乳化剤 内容量:275g


濃度:1.09%(乳化剤あり)



香りは品がいいカンジだけど、ちょっと独特でやや酸味かな
ダイドーブレンド




地域限定商品ですね。


原材料:コーヒー 内容量:185g


濃度:0.92%



うすいけど、独特の風合い
伊藤園




原材料:コーヒー(コーヒー豆:ブラジル、タンザニア、その他)/香料 内容量:390ml


濃度:1.02%(香料あり)



自然な甘みがあって、一番ドリップに近いと思いました
ドトール




原材料:コーヒー(国内製造) 内容量:260g


濃度:0.89%



ほんのり焙煎香
サンガリア


レギュラーブラック




原材料:コーヒー 内容量:190g





うすい
直火無糖




原材料:コーヒー 内容量:185g





うすいけど、やや焼き味を感じるかな
ポッカ


aromax




原材料:コーヒー 内容量:170g





うすい、やや焼き味
神戸居留地コーヒーブラック無糖






原材料:コーヒー(国内製造) 内容量:185g





うすい
缶コーヒーの濃度


缶コーヒーは自分で淹れるハンドドリップコーヒーよりも味が薄い傾向にあるので、コーヒー専用の濃度計で缶コーヒーの濃度を計りました。
ただ、香料などの添加物が入っていると数値が高くなるんです。
コーヒーの濃度というよりも、水以外の不純物がどれだけ入ってるかという数値なので、香料が入ると数値が上がります。
単純に濃度が高いイコールおいしいではありませんが、薄い濃いの好みはあるでしょうから、無添加のコーヒー缶であれば、濃い・薄いの参考にはなるかと。
缶コーヒーまとめ


缶コーヒーのようなリキッドのコーヒー商品は全体的にどうしても「うすい」んですよね。自分で豆挽いて淹れてる人からしたら香りも弱いので、風味を感じにくいのはしょうがないのかも。
「まずい」とまでは言わないけど、やっぱ「うすい」。



コーヒー豆って種類によって値段が違うから、いろんな味があるけど、缶コーヒーは値段上げると売れないから、値段横並びでの戦いになるから、差がつけられず、薄くなって、味が似るのはしょうがない



全体的に飲めないほど、まずいのは無かったし、昔は香料入ってると、すぐわかったけど、今のは入ってても自然な風味になってて、味の作り方や傾向でマーケティング的な狙いを推察できて、おもしろかった
今回「gooランキング」の監修の機会をいただいたので、缶コーヒーの特集をしました。取材でぶっちゃけった内容が意外とカットされなかったので、こちらの記事も参照ください。本記事よりもまとまってて実は読みやすいという。


市販のブラック缶コーヒーは、1本単位ならコンビニで簡単に、タリーズやUCCの缶コーヒーも購入できます。今回はコーヒーブロガーひろさんのおすすめ商品を伺いました。…
今日も寄っていただきありがとうございます。地方でもこんだけの缶コーヒーがあるってすごくね?
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