コーヒーの炭火焙煎は遠赤外線効果でふっくら焼きあがると言われています。気になってコーヒーを飲み始めた頃(6年前)あるネットショップで炭火焙煎のコーヒーを取り寄せて飲んでみたら、お腹をこわしたことがありました。それはたまたまで他の原因だったかもしれません。後日飲めるようになりましたが、炭火焙煎のコーヒーが特別においしいとは思いませんでした。コーヒーの経験値も低かったしね。それから自家焙煎を始めた数年前キャンプのとき炭火で生豆を焼こうとしましたが、炭火だけでは温度が上がらず焼けなかった。飲んでも焼いてもダメだったから、それがずっと気になっていたので、炭を買ってきました。もう一回チャレンジです。
木炭を入れてみよう
炭火だけでは火力が弱く、焼き上がらないので、コンロのガス火の上にネットをして、小さな木炭を入れて焼いてみようと思います。ハイブリッド方式です。炎が上がらないように最初に炭を焼いときます。焙煎中もなかなかいい感じでした。特に困ることもないし、温度が均一に保たれてる感じがします。
残った炭がもったいないので、スルメを買ってきました。炙って食べてメチャうまです。
飲み比べてみよう
同日に同じ豆で同じ焼き具合で普通の焙煎もしたので、炭を入れたハイブリッド焙煎と飲み比べてみます。開けてみましょう。豆の状態で香りはそんなに変わらない。どちらもベリー系のいい香りがします。
同じ条件で淹れてみましょう。挽いた粉、蒸らしの香りも違いはないですね。
淹れました。炭火の方がやや香りが立ってるかな。でも、気のせいかものレベルですね。
では、普通の焙煎の一口目、うん、まあまあいいんじゃないでしょうか。
次に木炭を入れて焼いたハイブリッド焙煎の方を一口。
んっ!全然違う!ええええええマジで!
やわらかくて、酸味がはっきりおいしい。
気のせいか(汗)落ち着けオレ。よし、もう一度。と何度飲んでも同じでした。
普通の焙煎は、硬くて、かすかな酸味、探るようなフレーバー
ハイブリッド焙煎は、柔らかくて、酸味がよく、香るフレーバー
というように口当たり、味、風味がまるで違う。2つあったら、普通の方は、もう飲めないね。レベルが違う。自然にハイブリッドの方を飲んじゃう。同じ豆で同じ焙煎度でこんなに違うの!? 味や香りだけでなく、口当たり(マウスフィール)まで違うの?これやばいわ!今回はなるべく同じ条件で淹れるため、微粉とってないんでもっとおいしくなるじゃん。ちょっとコレ、姉さん事件です。
炭で焼くとうまい
今回試した結果は明らかに味が違いました。1回だけなんで、他の豆でもそうか、本当にその他も同じ条件だったか、再現性と同一条件に疑いの余地もありますが、焼き手としても、飲み手としても、この味を知ったからにはもう戻れません。
ということで、次からの自家焙煎コーヒーからは「ハイブリッド炭火焙煎」でお届けします。衝撃っす。まだ発見があるか!これだからコーヒーはおもしろい。たぶん「やっぱ備長炭は違う」とか「竹炭がいいんよ」とか言い出すだろうなーオレ。
今日も寄っていただきありがとうございます。「ミスターめんどくさい」は炭で焼く
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