よくコーヒーショップに「白桃のような~」「マンゴーみたいな〜」っていうコメントを見かけますよね。でも一口飲んで「おおお、桃みたいだ」ってねえわ。ということを「コーヒーのフルーティー問題」として以前とりあげました。しかし、コーヒー抽出世界大会のチャンピオンが淹れたコーヒーを飲んでからは、そういうのもあるとわかりました。ただ、それは「ゲイシャシルビア」などの浅煎りの一部のスペシャルティコーヒーに限ってです。
しかし、浅煎りでもない、深煎りのコーヒーなんかでもそのように書かれているのを見かけます。
なぜあのように書いてあるのか?
本当にそういう味を感じているとしても、それはほんのわずかな味覚であって、本当にかすかにだろ。と長年の疑問でした。しかし、今週やっとその答えがわかりました。
そう書かないと売れないから
ブログをやっていると、味を文字で表現する難しさの悩みがあるのですが、1つだけ気をつけていることが、あります。
正直に書くこと
思ってもいないことは書かない。ウソを書かない。わからないことは「わからない」と言う。
これは糸井重里さんの影響です。糸井さんがほぼ日の母となった本として紹介していた『信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム』には「正直は最大の戦略である」ということが書かれてあるので、正直に書こうと、ずっと気をつけてきましたが、
先週、自家焙煎コーヒーを「ふつうにウマい」って、書いたら、まあ売れないんですよ。
当たり前か。それは表現力無さすぎ!ってコトよね。むずかしいなあ~。メキシコいい豆なんだけどなあ。あまりにも優等生すぎて、もうこれ以上書ききらんなあ。
今月の焙煎コーヒーは「メキシコ/SHGクルスグランデ中煎り150g送料込み1000円」
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