今月の自家焙煎はコンゴのコーヒー「ミノヴァ」です。みなさんはコンゴのコーヒーを飲んだことがありますか? 「いやいやいや、ていうかコンゴってどこ?なんとなくアフリカっぽいけど」私もそんな感じの認識でした。そんな知られざるマニアックなコーヒーですが、これが意外とおもしろい味だったよという話です。
コンゴってどこ
コンゴは中部アフリカの地域で、バントゥー語で「山」を意味するんだって。コンゴ民主共はwikipediaにもほとんど、記載がないというアフリカの国ですが、画像検索すると、紛争、コレラ、エボラ、児童労働など、出てきます。
「ミノヴァ」は地域の名前のようです。生産地の地理的にはルワンダ、ブルンジが近いですね。このアルバート湖周辺はもともとコーヒーが生息していた地域。氷河期によってエチオピア以外は絶滅してしまったけどね。やっぱり環境的に合うんでしょうか。ブルンジのコーヒーもおいしいもんね。
生豆は
生豆の形状としては、大きくもなく、小さくもなく、普通ですが、グリーンが濃い!欠点豆も少なく、生豆の状態は品質がいい。これは期待できそうです。
虫食いや欠けている欠点豆を取り除きます。焙煎後にあらわれる貝殻豆もハンドピックします。欠点豆じゃないけど、大きい、小さいの形が揃わないものをハンドピックし、自分で飲む試し焼きにします。
生産地域:南キブ カレヘ地区 ムビンガ・ノード区 チェガンダ村
生産者(農園):ムンガロ組合(組合員数450名)
品種:主にブルボン
精製方法:フルウォッシュド製法、浸水式発酵
乾燥方法:アフリカンベッドで天日乾燥
認証標高:1800~2000m
焙煎度は中深煎りで
中煎りにしました。香ばしい焙煎臭のなかに酸味を含んだような果実の香りがします。
ドリップしてみましょう
中挽き10gをハリオ V60でお湯85℃を3投して淹れてみました。では、飲んでみましょう。
コンゴ・ミノヴァの味は?

酸味が特徴的で次に甘み、苦味は意外に控えめです。結構焼きましたが、酸味がありますね。 やっぱ粗挽きで85度以下のお湯で抽出して、もうちょっと甘みが出せたら成功でしょう。
苦味:★★☆☆☆
甘み:★★★☆☆
コク:★★☆☆☆
香り:★★★★☆
これは意外とスマッシュヒットです。DJ的に言えば、よくわからず、たまたま買った中古レコードがめっちゃいい曲だった!みたいなうれしさがあります。みんな知らないけど、オレは持ってるムフフ的なレアな名曲みたいな感じです。例えがわかりにくい。
なかなか通好みな味。ただ、ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれませんね。私はこれぐらい個性がある方が好きです。常時飲みたいコーヒーではないけど、淹れ方をいろいろ試したくなります。



今日も寄っていただきありがとうございます。コンゴ気に入った!
コメント