コーヒーYoutuberの岩崎泰三さんの動画にチーズケーキに合わせるブレンド対決という内容で、CAFECさんで焙煎しているコーヒー豆から、選んでブレンドして、コーヒー淹れて、さあ、どっち?っていう。のがあるんですが、実はその現場にいまして、審査に参加させてもらったんです。で、どっちのコーヒーもおいしかったんすよ。
でも試飲の量が少なかったので、もうちょっと深く知りたい、おかわり欲しいということで、購入したので、レビューしていきます。
対決
現場での話をしますと、Aはコーヒー単体の味としてはこっちが好きチーズケーキと一緒に飲むと、両方引き立つ。単体で、コーヒーの味が良くなる、チーズケーキの味が良くなるどっちも良くなる。ボディもあるし、水質てきにもブロック感のあるしっかりしたコーヒー。
Bはコーヒーの単体の味としては、やや控えめなんですけど、やわらかくてチーズケーキと一緒に飲むと、すっと馴染んで調和されて1+1=3みたいな、第三の味が生まれるみたいな。で、そのまま長く、その余韻が続く。
私はBに投票しました
投票の後、おふたりの解説があったんだけど、それ聞いたら、
私が感じた味わいが、全部計算で作られていた。っていうのがわかって。このすごさ。狙いとロジックとその実現度がすごい。
オレなんかが感じられた味を、この人達は意図的に作り出してる、自分がわかんない細かいところで、もっとやってると思うんすよ。
それぐらい繊細な味作りをやってる。
で、それを可能にしてるのがフラワードリッパーなので私もメインドリッパーをフラワーに決めたんですよね。
セット内容
・チーズケーキ×2個
・ブレンドA×2杯
・ブレンドB×2杯
で、コレがチーズケーキ、チルド便で来ました。
で、ブレンドAの袋が白。ブレンドBが2袋になってるのは、挽き目を変えてくれと。粗びきと細挽きをブレンドしてね。
購入した人もどっちがチーズケーキに合うか投票できるように、作った人がわからないようになってますね。ここから投票してねQRコードついてますね。
現場では小さなカップでしか飲んでないので、豆を見るのは初めてです。
それではAを開けてみましょう。
何種類ぐらいかな。現場では答え合わせと解説もあったんですが、お酒が入ってたせいか。覚えてないという。残念。泰三さんのほうでアンサー動画が出るかもなので、それを楽しみにしておきましょう。
次にBを見てみましょう。
Bは2袋に分かれています。挽目を変えてくれってことですね。
Aに比べるとBはライトですね。CAFECさんの焙煎自体が深煎り傾向にあるんですが。
で、挽目が粗びきとなっています。
どれくらいかが謎ですが、セントアンソニーで72クリックで挽いてみました。中粗びきぐらいですかね。
現場にいたんだから、見とけばよかった。ボーっとニコニコしてたね。買ってレビューしようなんて、こんな先のことまで考えが及ばんかった。
で、Bは細挽きと粗びきをブレンドですね。
細挽きでフレーバーをのっけたいって話でした。
味のベースは粗びきのほうで、香りのフレーバーを細挽きで出す。
みたいなことでしょうか。少しトントンして混ぜておきます。
というこで、準備してたら、チーズケーキもちょうど自然解凍されてOK状態です。
それでは、現場で飲んだ味を再現してみたいと思います。なるべく忠実にマネしてコーヒー淹れていきましょう。
対決では400ml抽出だったんですけど、1杯分でいきます。2杯分を使ってしまって失敗したらイヤなんで、安全策とりたいです。リスクヘッジさせてください。ここはしょうがない。
レシピを見ると、お湯の温度が違う。これは微妙にめんどくさいヤツだ。温度調整機能のポットが2ついる。コーヒーバカだから持ってる、メーカーは違うけど、そこはしょうがない。
ドリップしてみた
では、ドリップしていきます。
AはCAFEC式ですね。浸透法ですね。ドームを崩さず、注いでいく。
しまった。これ同時には無理やん。あたりまえか。注ぎ方がマネできんやん。肝心なところで、。
1杯ずつ行こうともおもったんすけどねー。温度差ができるのが嫌だなと思ったんすよ。
温度は結構カップの印象変わるから。私の味見レベルじゃ、その温度の印象の差を埋めきらんと思って。
しゃあない。ここはひとつ大目に見てもらって。
畠山さんは自分で焙煎して自分でブレンドしたコーヒーで、「ブリュワーズカップ」というコーヒーの抽出大会で世界2位の人なので、世界トップレベルのブレンドですよね。
畠山さんのセミナーがあって、参加して聞いてて、かなり細い緻密な作り方
泰三さんは、youtube動画の収録の様子とか見させてもらって、アイデアマンだなと思いましたね即興でブレンドすることもあるそうで、味の作り方、味のイメージが立体的にブロックで構成するということで、パッとインスピレーションでイメージができるのかな。
おふたりとも、違うアプローチだし、組み立て方も違うし、それがおもしろかったんです。
ありえん。味作りが神かよ
ということで、淹れ終わりました。
で、Bは最後、調整を入れます。サーバーに何度か移し替えます。
できました。
ではチーズケーキを食べて。次、コーヒーを飲んでみます。
おおおおおおおお近い近い。こんな味だったぞ。これはいいんじゃないすか
で、次Bどう?一旦水でリセットします。チーズケーキ食べて、からのBは
うん、うまい!
おおおおおケッコー近いぞ
まあ、もちろん違うに決まってるんですが、大きくは外してないと思う。
Aの際立ちのボディ感も近いし、Bのやわらかさの調和と余韻は再現できたし、AもBもざっくりの印象は近いと思う。
感想
で、改めて飲んでも、「チーズケーキに合うコーヒー」というお題での好みはBですね。
現場で飲んだ味の印象と一緒なんですけど、1点だけ違うのは、こうやってチーズケーキ1本とまるまる1杯の、長期戦だったらAもある。
Aはたぶんパプアニューギニアが入ってますね。冷めてきた後半に、そのフレーバーが強くなりますね。これも計算だったらすごいっすけどね。
チーズケーキと一緒に飲むということは普通に飲むより時間がかかるから、冷めてきた後半にパプアニューギニアの果実フレーバーを出して、アフターテイストにする
みたいな作りだとしたらAはちょっと不利だったね。現場では提供量が少なかったから。
でも、このまじめさ、誠実さがブレンドした人の個性のようでおもしろい。
ブレンドの豆をチェックしときましょう。
A:ケニア、インドネシア、グアテマラ、パプアニューギニア、コスタリカ(5種類)
B1:ケニア、グアテマラB2:ブラジル、エチオピア、パプアニューギニア(5種類)
どっちも5種類使って、どっとも粗びきにしてるっていうのも、おもしろいですね。
このセットは完売だけど、チーズケーキはCAFECさんのオンラインストアで販売中>https://cafec.shop/?pid=155259514
ブレンドのベースになったコーヒー豆もあるよ
https://cafec.shop/?mode=cate&cbid=2641417&csid=0
いやーブレンドの味作り、超深い。超ムズイ。でも、これがトップクラスだよ。って、経験するとね、基準値上がるし、視野広がるんで、いい勉強になりました。
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