今日は貝印のコーヒーミルを紹介します。貝印といえば、我々おっさんはひげを剃るカミソリでおせわになっているんですけど、実はキッチン用品も出していて、私も普段は貝印のミニポットと計量カップを使っています。
以前から気になっていた貝印のコーヒーミルを紹介します。結論先に言います。

いいミルなんだけど、期待値は越えなかった…
でも決して買って後悔することはないと言えます
なんせコーヒーミル17台を所有するコーヒーバカなので、他と比べて相対的にもいいミルではあります。コーヒーミル検討中の方は参考にしてください。
ではまずコーヒーバカが気になるポイント見ていきましょう。
コーヒーハンター川島良彰さん共同開発


川島良彰さんは実家が珈琲焙煎所で高校卒業後、単身エルサルバドルに留学。押しかけでコーヒー研究所に入り、コーヒーの栽培を学び、ucc創業者会長にスカウトされ、ブルーマウンテン、ハワイコナ、インドネシアでコーヒー農園を開拓。コーヒーを求めて世界中を旅し、幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」をジャングルの奥地で発見し、現代に蘇らせた。生きるコーヒー伝説。ワールドワイドなコーヒーバカ。
そんな世界中のコーヒーを知り尽くすコーヒーハンター川島良彰さんが「厳しい基準を全てクリアした最高に美味しいコーヒー豆の味を、最大限に引き出して飲んで欲しい。自宅でのコーヒータイムをより楽しんでほしい」という想いと、大手刃物メーカー(株)貝印の伝統の技術力が合わさって完成した手挽きミルが「The Coffee Mill」です。


約3年の歳月をかけて開発されたこの商品は、「家挽き」という自宅での一杯にこだわるコーヒーラバーズに向け、雑味の元となる微粉が出にくい構造を新たに開発。 挽きやすさとインテリアとしての完成度も目指して製品化しました。
ということです。スペック見ていきましょう。
材質
本体:ABS樹脂(ウレタン塗装、耐熱温度80℃)、
内臼・外臼:セラミック、 フタ・容器:AS樹脂(耐熱温度70℃)
グリップ・キャップ:ABS樹脂(ウレタン塗装)、 調節ノブ・内臼ベース・外臼抜け止め・ワッシャー・スペーサ:ポリアセタール(耐熱温度140℃)、ハンドル・シャフト/ステンレス、
ゴム足:エラストマー樹脂(耐熱温度70℃)
サイズ:高195mm×幅105mm×奥行105mm※ハンドル部分含まず
重量:400g
日本製
はいでは開けていきましょう。意外にいい感じじゃないですか。実物なかなかいいカンジっすよ。これは結構これ好きかも。
見てきましょう。ハンドルはこれも簡単に取れますね。で、蓋が付いてますので蓋は固定式じゃなくて本当に軽く乗っかるだけですね。
で、下がどうなってるかって言うと、こうなってるんだ。なるほどね。別の容器があるんすね。ここにね受け皿は別にあって本体のこれは飾りというか、ドムのスカートみたいな状態ですよね。なるほど、なるほど。
で、これが歯の部分ですね。これ回して取れるのかな取れるな OK
これが調整ネジ。


はいこれが臼の歯ですね。なるほど。はいはいはいはい。


ちょっと気になるポイントありますが後半で触れましょう。
で、外歯はこれは完全取れないみたいですね。外歯は取れないぞと。完全にこれ固定されてるみたいですね。


ここ一個デメリットきましたね。掃除がしにくそう。この時点で掃除がしにくそうですね。
パーツをばらすとこんな感じと。123456パーツとしては少ないので扱いやすいでしょうね。分解組み立てはラクでしょう。


はいではこちらが川島良彰さんコーヒーハンターです。でこの川島さんがこだわって作ったというこだわりポイントここ四つ書いてありますね。


部品がこうだよと構造が書いてあって、使用方法は豆入れて回せと。で容器の外し方コーヒーかすを捨てろ。
で粒度の調整方法が書いてあるけどもう荒いか細いかっていうだけ。特に何周でどれぐらいだよっていうのはないですね。
はいでは、実際挽いていきましょう。コーヒー粉10gでいきます。この底の部分に滑り止めのゴムがついてるので、台の上で押し付けて挽けよっていう感じでしょうね。ハンディタイプじゃない。
コーヒー豆入れています。 OK それじゃ挽いていきましょう。スタート
使用感


あっ意外と弾きやすい。意外とねこの左手で持ってるところもちょうどいい。
やっぱねこのくぼみをつけてくれてるし全体的にね丸くなってるのですごく持ちやすいし。
さっきね下の滑り止めのとこ見てもらったんですけど、底のねやっぱ安定感この台の上に乗せてる。



ずれない!この安定感これはすごいすね
で、今回は結構ゆっくりめに挽いてます。なので、ちょっと時間はかかっちゃうかもしれないけど、ひきやすいは弾きやすいですね。
すごく安定感がある。この臼の構造とか、そっちじゃなくて外見の物の構造として弾きやすい構造にはなってるかなと。
外見上の工夫でその弾きやすさを実現している。
ここ上からもねちょっと見て頂きたいんですけど、ちゃんとねコーヒー豆が残らないような構造にもなってますね。三つの仕切りがあってこれはやっぱさすがと言っていいんじゃないでしょうか。こだわっております。
特徴


○一度に約50g(3人分)までのコーヒー豆を挽くことができます。
○グラインダーのつまみを回せば、粗挽きから細挽きまで粒度の調整
が可能です。
○ハンドル形状と臼構造の工夫により、軽い力で挽ける工夫をおこないました。
○セラミック製の臼は取り外せるので、お手入れも簡単です。
“新開発の「FIXグラインド機構」”雑味の元になる微粉を減らし、挽いたあとの粒を均等にするために新たに開発した
新技術「FIXグラインド機構」。一般的なコーヒーミルは、上下に分かれた挽き臼の一方だけを固定しているものがほとんどで、臼がブレやすく微粉が出やすい構造でしたが、「TheCoffeeMill」は、上下の臼を両方とも固定することにより、微粉が出にくく安定した大きさで豆を挽く事を可能にしました。
はいおわりました。



コーヒー豆10gで1分49秒かかりました。かなりゆっくり回しました
挽き心地、力加減は軽いですね。引っかかりもなく、スムーズに挽けました。
精度


はいではチェックしていきましょう。ちょうど一周ですね。調整ネジを1周。挽き目はこちら。ちょうどいいんじゃないすか。ちょうどいい。ペーパードリップにちょうどいい挽き目。これはいいですね。中挽きのやや細めぐらい。
粒もそろってるし、微粉もそんなに多くはないかなという感じですね。
はいではフラワードリッパーで入れていきましょうね。アバカフィルターとフラワードリッパーこのコンビです。これともねすごくなんかこう形状的に合いますよね。デザインが似たような感じなのでこのコンビネーションもすごくいいなと思います。サクッと入れていっていい匂い。いい香りです。
はいできました。では貝印のコーヒーミルで淹れたコーヒーどうなんでしょう。
飲んでみます。はい間違いない。ちゃんとねしっかりコーヒーの味は出てる。うまい。味はしっかり出てるね。挽き目も良かったんじゃないかな。ペーパードリップにちょうどいい。
ちょっと濃いかもしれないですけどね。効き目がねちょっと細いのかな。ちょっといつもよりもね落ちるスピードが遅かったので、もうちょっと荒くてもいいかなっていう感じではあるけど。
まぁねここでこれぐらいの濃度でもいいですよ。全然しっかり味わえる。
すっきりが好きならもうちょっと荒くてもいいかなっていう感じですね
このコーヒーミル、アリっすね。さすがコーヒーハンター世界一のコーヒー馬鹿が監修しただけはあるっていう感じはします。普段飲みで、普段使いでは、すごく使いやすいと思います。
そうじ


はいでは掃除をしていきましょう。
とりあえずこれを外してトントンして、で、とにかくトントンしてひっくり返してトントンして、とにかく落としていく。
で、やっぱりこの一体型になってるのが、ここがちょっとデメリットなってきますね。
ちょっと掃除しにくいっていうデメリットはここ出てきました。
で、外してとにかく外すでこれを掃除していくと。
初めて使うコーヒーミルで分かるのが、これね臼歯これ白い部分あるじゃないですか。
ここはコーヒー豆は当たってないってことですね。この茶色いところがコーヒー豆が当たった部分っていうのになるんで、こうやって回していくと、ここにコーヒー豆が当って、入っているかっていうのがねわかるんじゃないですか。
なるほどねやっぱここの先端の部分でやった1ショックがあって、で、ちっちゃくなったやつらが下に落ちて、またさらにちっちゃくなっていくっていう想像ができる。
って話それちゃったので、掃除していきましょう。ブラシとブロアーは、他のコーヒーミルについてたのとか、百均で買ったりとかして。この商品にはこういう付属品、掃除のためのブラシとかはちょっと別で買ってくださいね。
スノーホワイトなのでやっぱりね綺麗に拭いていかないとちょっと汚れが目立ちやすいというのはあります。ここもちょっとデメリット1個入ってきますね。コーヒーは油の成分があるので、なるべく使ってすぐ拭いてあげると、汚れも付きにくいのかなという感じですね。
コーヒー10gでこれだけ内部に粉が残ってたよーと。中にはチャフって言って薄皮もあるんで、まぁ全部が全部じゃないけど、ま、比較的に少ないほうかなっていう感じですね。本体が白いのでちょっと目立って見えたけど、意外と少ないなっていうところですね。
挽き目


はいそれでは挽き目を見ていきましょう、
先ほどの1周を基準に、細くと荒くに振ってみました。それぞれ0.25周、4分の1周をプラスマイナスにしてみました。なので0.75週と1週と1.25週ですね。
1.25週はちょうど、これがカリタ挽きぐらいかな。中挽きぐらいかなーっていう感じですね。


それよりもちょっと細い中挽きが1周ですね。


で0.75週が中細挽き。市販のコーヒー粉ぐらいかなっていう感じですね。


調整ネジの1周の間隔と挽き目の間隔もいいカンジですね。1.5周で中粗挽きぐらいでしょう。
もちろん。ばらつきはあるかあるんですけど、ま、微粉もねそれに伴って出てるんですけど、でも比較的揃ってるなっていう感じはありますね。精度はそこそこっていう印象ですね。
で最初に気になるって言ってたのを検証したいと思います。



臼歯がポーレックスと同じじゃね?っていうところですね
既視感ハンパない。かなりポーレックスに近い。で私が持ってるのはこれポーレックスの1なんですけど、比べてみると一緒じゃねえかと、かなり。大きさも一緒だし、この歯の枚数もね同じなんすよね。
だけどポーレックスの方がはっきりしてる。ポーレックスの方が何年か前に歯だけを願ったものなんですけど。貝印の方はちょっとデコボコがぼやっとしてる。
なんかセラミックの歯を作る時の型があるみたいで、やっぱね何個もね量産していくと、形状がだんだん甘くなるらしいんすよ。デコボコの差がなくなるらしくて、まさに貝印の方がその傾向が見られるかなと。ちょっと甘くなってないっすかと、でこぼこが。
オリジナルはこっちのポーレックスの方で、そこは部品だけポーレックスが作ってるのか、その型を流してるのか。ちょっと憶測の範囲ですけど、まあ同じじゃないかなっていうので、ポーレックスでも挽いてみます。
先ほどの1周ですね、1周で比べてみると、やっぱりほぼ同じかなと。精度としては一緒かなって感じですね。





やっぱり、ほぼ同じような…


メリットデメリット


まずデメリットいきましょう。
【デメリット】
・掃除がしにくい
・汚れが目立つ
・ポーレックス1と同じ?
まずデメリットがやっぱ掃除がしにくいっていうところですね。外歯が本体と一体型になってて、このドームみたいなスカート形状になってるカバーみたいになってるので、そこでねちょっと掃除しにくいなっていうのがありました。
あと、やっぱ白だからやっぱ汚れが目立つなっていう感じはありますよね。
ミルの心臓部となる歯が既製品かよと。ポーレックス流用かよっていうところですね。
オリジナル開発のものではないというのは、ちょっと残念です。


【メリット】
・弾きやすい
・精度としてそこそこ
・デザイン
まず、弾きやすいですね。使用感としてはすごく良い方だと思います。
コーヒー粉の制度としては普段飲みであれば問題ないレベルかなーっていうところ。
あとデザインがちょっとねクセがあるけど、ぶっちゃけ写真で見るよりはいいなっていうふうにね思いました。実物を手にとってみていいじゃんっていう風に思えた。っていうのは大きいかな。なかなかねちょっとクセのあるデザインではあるけど全然悪くないし、その使い勝手の部分と貝印ていうところと、うまく機能と見た目をデザインしてるっていうのは感じられます。
このくびれの所のがすごく持ちやすくなってる。まん丸じゃなくて多角形の凸凹がある本当に貝みたいなね、デザインになってるのはすごくいい。
持ちやすさの機能面でプラスになってるし、デザインとしても、その貝印の商品ですよっていう意味にもなってて、すごくプロダクトとしてはよくできてるし、デザインとしても素晴らしいと思います。
まとめ感想


普段使いのメイン機のコーヒーミルとしては十分あり得る
でもコスパが良いとは言えないかな…。
通常価格の9350円だとちょっと辛いかな。実売でアマゾンで6900円なので、まあそれぐらいだったらギリいいかな。
川島良彰さんが共同開発っていうハードルは超えられてないかなっていう感じがしますね。やっぱりねコーヒーミルについてもイノベーションして欲しかったなっていうところがファンとしては正直な感想かなと。ちょっと残念かな。
ま、おそらくだけど、中のパーツのところは開発をする予算はないぞと。
大企業との仕事はね、やっぱ制限がある中での話になるので、歯を開発するっていうところまではいかなかったんでしょうね。最初からもう歯のパーツはもうこれを使うっていうのは決まってた条件の中で商品開発になったのかなっていう感じはあります。で、それを最大限にカバーはしてるなっていう感じですね。
なるべく歯が動かないように固定させちゃって、ブレにくいようにして、精度を上げて、外見の形状的に持ちやすさと使用感を高める。
既成パーツを使ってどこまで精度を上げられるか。使用感を高められるかっていうお題に対しては十分ねクリアしてるんですよ。



メイン使いで使っていけるっていうのはポイントです



総合的にはいいミルだなっていう評価です
ま、普通に買いましたけど、別に買って損したなとかそういうことは全然ないですね。セラミックコーヒーミルのポテンシャルを最大限に引き出したという感じでしょうかね。
貝印 ザ・コーヒーミルは、期待値は越えなかったけど、使いやすいいいミルですっていうお話でした。
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