ネスプレッソのカプセルに登場したマスターオリジンシリーズがおいしくて、ビビりました。そもそもカプセル式のコーヒーメーカーに対して猜疑的だったコーヒーマニアな私の価値観をぶっ壊してくれたのが、ネスプレッソのマスターオリジンの「エチオピア」です。
●ネスプレッソ持ってるけど、マスターオリジンとかよくわからない。なんか高いし、別にいいや。
●エスプレッソってちょっと苦手なんだよね。
●そもそもカプセル式のコーヒーメーカーとかおいしくないでしょ?
という方に知ってほしい、おいしい情報です。
ネスプレッソ マスターオリジンシリーズ
ネスプレッソのサイトを見てみましょう。
職人たちによる、技と手仕事の結晶
定番コーヒー「マスターオリジン」シリーズを
通じて、わたしたちが目指したこと。それは、世界各地の職人たちが生み出す個性溢れる
豊かな味わいのコーヒーとの出会いを、
みなさまにお届けすることです。わたしたちは旅に出ました。
大地の恵みとともに、丹念にコーヒーを育む世界の優れた職人たちと出会うべく。
そしてわたしたちは出会い、職人たちが育むコーヒーの味わいをさらに高めるべく、
ともに技術を磨き上げ、新たな挑戦や革新に取り組みました。
うーん、これじゃあ、いまいち、わからないですよね。ちょっと解説します。
マスターオリジンシリーズとは
コーヒーには、単一生産国の単一農場のコーヒー豆のみを使用して淹れた「シングルオリジン」という飲み方があります。
よりコーヒー豆の個性と特徴が味わえて、産地ごとにいろんなコーヒーの違いを楽しめます。
ネスプレッソの「マスターオリジン」は生産国の違いはもちろん、テロワールとプロセスにも注目したラインナップとなっています。
テロワールとは、土壌や気候、標高などのコーヒー豆の生産国の自然環境のこと。同じ国の同じ品種のコーヒーでも、地域が違って自然環境が異なると違う味になります。
プロセスとはコーヒーの生豆を精製するまでの工程のこと。実の収穫の方法や実から種を取り出す方法、種を乾燥させる方法など、コーヒーの生豆が出来るまでにいろんな工程があります。
例えると、新潟産のコシヒカリと佐賀産のコシヒカリはぜんぜん違いますよね。「日本のお米だから同じでしょ?」って言われたら「いやいやいや、ちょっと待った!」ってなるよねという話。
こういった細かな違いを楽しんでねというのが、ネスプレッソのマスターオリジンシリーズです。しかも私のようなコーヒーマニアも納得の味でした。
マスターオリジンの種類と味の感想
「マスターオリジン」シリーズは全部で5種類あります。産地と特徴を見ていきましょう。
エチオピア
鮮やかな花のような香り – 味わいの強さ 4
アフリカの大地を照らす太陽のもと、コーヒー豆に果実の甘みを吸収させるため、果肉をつけたままの状態で巧みに乾燥を施したこのコーヒーは、フルーツジャムやオレンジの花を想わせる鮮やかな風味が特徴です。
エチオピアはコーヒーの原産国であり、コーヒー発祥の地。世界で生産されるコーヒーはエチオピアのコーヒーの子孫なんです。そして、エチオピアのコーヒーの特徴はフルーティーな酸味。苦味のコーヒーが苦手な女性でも飲める味わいです。エチオピアのコーヒーの製法で多いのは、果実をつけたまま天日乾燥させるナチュラルドライです。
それでは、エスプレッソではなく、お湯の量が多いルンゴ(110ml)で飲んでみましょう。
ちゃんとコーヒーの果実の味と香りがする!スペシャルティコーヒーのエチオピアだ!甘酸っぱい味。スペシャルティコーヒーをハンドドリップで淹れてもこの味にはならない。エスプレッソマシーンならではの味だけど、これなら好き!すげーなぁ。アフターテイストもいい。なるほど!これは売れわ!イチオシですね。
マスターオリジン コロンビア
赤い果実や鮮やかなワインのような香り – 味わいの強さ 6
完熟したコーヒーチェリーを摘み取らず樹上に残し、遅摘みに最適なタイミングを見計らい、手摘みで収穫する伝統的な技法を用いたこのコーヒーは、赤い果実やベリーを想わせる鮮やかなワインのような風味が特徴です。
コーヒーの実を摘み取らずに木のまま乾燥させる「完熟樹上乾燥」という製法があります。木の養分を吸い続けるので、実がおいしくなるけど、養分を吸い続けるので、木の寿命が短くなるそうです。コーヒーを生産するうえでは非常にコストのかかる製法で、これに近い製法ですね。
それではルンゴで飲んでみましょう。
あれ?ベリー、ワイン、そんな感じはしないぞ。苦味もあるような割とオーソドックスなコーヒーの味かなと思ったんですが。おいしくないわけではないので、いいんだけど。
マスターオリジン ニカラグア
甘く調和のとれた味わい – 味わいの強さ 5
ニカラグアの太陽のもと、丹念に施された ブラックハニープロセスにより、果肉の自然な糖分が コーヒー豆へと浸透したこのコーヒーは、サテンのようになめらかな口当たりと甘い穀物のような香りが特徴です。
南米のニカラグアはコーヒー通からしたらコーヒーの名産地。ブラックハニープロセスという果肉を付けた状態のまま乾燥させる製法で、果肉の成分が生豆に浸透することで、甘く特徴的なフレーバーになります。
それではルンゴで飲んでみましょう。
マスターオリジン インドネシア
木のような香りと豊かな味わい – 味わいの強さ 8
スマトラ島北部の多湿な気候の中、技を究めた 生産者によりウェットハルで精製されたこのコーヒーは、豊かなアロマにベルベットのような口当たり、木を想わせる香りが特徴のエキゾチックな味わいです。
マスターオリジン インド
力強くスパイシー – 味わいの強さ 11
湿気を帯びたモンスーン(季節風)とインドの強い熱気に注意深くさらされることにより、パワフルな味わいが引き出されたこのコーヒーは、力強いボディと木を想わせる香り、スパイシーなアロマが特徴です。
まとめ
普段ブラックコーヒーを飲む人におすすめ
●コーヒーはストレートが好きだからエスプレッソ系のコーヒーはあんあまり…
●カプセル式のコーヒーメーカーなんてハンドドリップに比べたら…
みたいな人におすすめです。私がそうだったので、一口飲んでその価値ぶっ壊れました(笑)
そうなんですよ。マニアにしか通じないってダメだなあって思っていて「みんなにおいしく」がこのブログのコンセプトでもあるので、ネスプレッソはすごいんですよ。
これからネスプレッソマシーンを買う人は定期購入がおすすめです。
今日も寄っていただきありがとうございます。いつでもみんなにおいしいコーヒーを。
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