前回の動画で、急冷式で定番のアイスコーヒーをランキングさせてもらいました。
・カルディ
・スタバ
・ucc
・ローソン
比較的買いやすいコーヒーを選びました。
ローソンは店頭になくても、店員さんに言うと、マシーンに使ってる豆を売ってくれます。
急冷と水出しは抽出方法が違うから、かなり味が変わります。
じゃあ「水出しアイスコーヒーだと、どうなの?」ってところも気になりますよね。
漬け置きの水出しコーヒーでもやってみましょうという話です。
見てもらえば、水出しに合うコーヒーがわかります。
作り方

水出しコーヒーにもいくつか作り方がありますが、今回はコーヒー粉に水を注いで、つけ置きで一晩、冷蔵庫に入れて、飲む前にペーパーで濾すという方法を取ります。
コーヒー粉と水の割合は1:10にします。
コーヒー粉20g入れて、水を200ml注ぎます。
麦茶みたいにペーパーパックに詰めるやり方もありますが、ちょっと薄くなりがちかなと。
コーヒーはある一定の濃度に達したら、それ以上は成分が出ないので、中央に粉が集中して動かない状態だと、それが起きるんじゃないかって気がしますね。
パック式は何回かやったけど、薄く酸っぱく、なりがちのような気がしますね。

粉と水の接触面積が広いほうが、味が出やすいと思います。検証したわけじゃないけど。パック式は道具少なくてラクなんですけどね。
コーヒーバカはペーパーフィルターで濾します。アフターペーパーです。
では、冷蔵庫で一晩入れましょう。明日の朝までグッナアイト
朝になりました。10時間かな。

ではペーパーフィルターで濾していきます。

カルディ、スタバ、ucc、ローソン、各社の水出しのアイスコーヒーできました。
飲み比べていきましょう。
飲み比べ

カルディ:苦味が最初に来て、酸味も弱く、割とフラットなバランス
香りは、焙煎の香りがメインですね。弱いけどロブスタが顔出してますね

スタバ:やっぱり柑橘系のさわやかな酸味と香り、甘みもあって飲みやすい
香りが全然違う。柑橘系の果実の香りがいいですね

ucc:苦味が強く、よく言えばナッツの香ばしさなんだけど、うーん
香りは、よく言えばナッツのような香りだけど、どちらかというと、ロブスタのネガティブな香り強めですね。藁というか、麦というか、乾いたにおい。それと焙煎香ですね。

ローソン、軽い苦味で、全体的にさわやか。いいじゃん。
さわやかな香り。焙煎の香りと弱い果実の香りが混じってる感じかな。

なるほど、ね。急冷と全然ちがうな。ここまで違うとは思ってなかったな。
でも、これは、はっきりしました。急冷はランキング激ムズだったけど、水出しはもうはっきりしてる。
まとめ感想

2023年夏「漬け置き水出しコーヒー」ランキング結果発表
1位 スタバ
2位 ローソン
3位 カルディ
4位 ucc
スターバックス® アイスコーヒー ブレンド
250g ¥1,650
もうこれは圧倒的にスタバ、シトラス、ネーブル、柑橘系のさわやかな酸味と香り、後味の甘み
お値段しますが、お値段の価値ありのいい味です。好きです。
ローソン ホットコーヒー用豆
250g ¥1110 ブラジル、グアテマラ他
ローソンは全体的にさわやか、軽い苦味、酸味、後味もすっきり、飲みやすい。
カルディアイスブレンド
200g ¥738 生産国:ブラジル、コロンビア、他
カルディ、苦味が最初に来て、酸味も弱く、バランスいいけど、後味にややえぐい感じ。
uccゴールドスペシャル アイスコーヒー
280g ¥494 ブラジル、ベトナム
uccは苦味が強く、ナッツの香ばしさというより、乾いたネガティブなロブスタ臭が強い、後味がエグくて悪い
今回は値段も込みでも、この順位かな。今回のポイントは後味ですね。
漬け置きの水出しだと、ロブスタが入ってると、後味が悪くなるんでしょうね。

ロブスタっていうのは、コーヒーの品種で、病気に強く、生産性が高い分、安価なんだけど、味が悪い。缶コーヒー、安価なブレンドに水増し的に使われることが多い。
後味がえぐいか、そうじゃないか、は、ロブスタが入ってるか、ないか、の差。
あと、香りもよくないロブスタ臭が出る。
カルディはブレンドに「ブラジル、コロンビア、他」って明記してるので、他がロブかな。
uccはブラジル、ベトナム、なので、ベトナムのロブスタの割合が高いんでしょうね。
水出しで長時間の抽出はアラビカ種のコーヒーがおすすめです。
ロブスタが入ると、香りと後味が悪くなる。
ということで、急冷と真逆のランキングになったのは意外です。
やってみないとわからない。だからコーヒーはおもしろい。コーヒーってほんといいもんですね。
水出しアイスコーヒーにはアラビカ種のコーヒーがおすすめ、安いコーヒーはちょっと後味えぐいでというお話でした。
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