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お湯蒸らし「水ドリップ」一番簡単な水出しコーヒー!

もう出オチなんですが、そうなんです。蒸らしだけお湯を注いで、あとは水でドリップするコーヒーにハマっています。

「夏のホットコーヒーはさすがに…」夏コーヒーリタイアしてるという方も多いと思います。

かといって、「アイスコーヒーもめんどくさい」確かにそれはある。ミートゥーです。なんですが、

ひろ

ちょ待てよ

と言いたい。というのも、お湯蒸らし・水ドリップは

ビター

ホットに近いコーヒーの味を味わえ、しかも普段の淹れ方と道具でできて、汗だくにならない。さわやかに飲める

コーヒー抽出世界大会準優勝の畠山大樹さん考案のコーヒーの淹れ方らしいです。
視聴者さんからコメント欄で教えてもらって、試してみたら、めっちゃいいんですよ。

「コーヒーは好きだけど、夏は飲まない」って、夏のコーヒーを敬遠していた方、
一度ぜひお試しください。夏もコーヒー飲めるようになるかもです。

ということで、さっそく水ドリップやっていきましょう。

目次

水ドリップ

コーヒー粉中挽き12gで150ml抽出

蒸らしはお湯ですね。93度に設定しました。20g注ぎましょうか

1注ぎを50gずつ刻みますね。

蒸らしも含め4投しました。

もう何回もお試し済みなので、味はわかってますが、ホットとどう違うかっていうのも気になってたので、同時に淹れてみました。

左は水を注いだ、ウォータードリップバージョン。右はまったく同じ条件のお湯ドリップ普通のホット。

香りチェックです。

クンクン。うん、水ドリップの方がはっきりすっきりクリアでさわやか

まず、ホットのんでみましょう。はいはいはい。
これが普通のコーヒーね。

おいしいけど、夏はさすがにホットはつらい。

今日激暑っすよ。好きとはいえ、ツライわー。

ってときの水ドリップ。

では、水ドリップの味はどうなんでしょう。

さわやかなフレーバー。すごいすっきりはっきり。
これちょうどいい。
熱くないし、飲みやすい!

今回使ったコーヒーに激合う。醗酵させてフレーバー特性を高めるスペシャルティコーヒー。

ホットと水ドリップでいちばん違うのは、
やっぱ酸味かな。

冷たい水質に酸味が加わると、抵抗ある人もいるかも。
最初飲んだら、ナニコレ?って反応はあるかも。

人間の味覚って温度で味の感じ方って変わるんすよ。

体温に近いと甘みを一番感じやすい。とかあるんで。

この温度と味わいにちょっと慣れはいるかな。

コーヒー飲みには、ちょうどいいっすけどね。

水ドリップをもうちょっと、深堀しましょう。

濃度と調整

まず計ってみましょう。

温度を計ってみましょう。ホットだと56℃、水ドリップだと36℃

>水ドリップは常温の水を使いました。ホットは93度設定で淹れ始めて、半分ぐらい飲んで時間経って計ったので、低いけど、通常だと70℃あるかないかぐらいでしょう。

濃度を計ってみましょう。ホットだと1.48%、水ドリップだと1.18%

「濃度のパーセントとか知らんわ」かもしれませんが、
コンビニコーヒーがだいたい1.0%前後なので
水ドリップだと極端に薄いということはない。

つぎに調整の仕方ですけど、水ドリップでの味の調整は、2つあると思います。

「どこまでお湯を使うか」と「注ぐ回数」

蒸らしはお湯、1投目までお湯とか、2投目までお湯、

コーヒー成分をどこまで、お湯で出すか。です。

というのは、コーヒーは注ぐお湯の温度によって抽出される成分が異なるから。

「苦味」や「酸味」などをつくる成分は、粒子のサイズが大きく重いため、抽出するにはお湯を使用する必要があります。

「酸」や「糖」などの成分は、粒子のサイズが小さく軽いため、比較的低温でも溶け出すそうです。

低温抽出だと軽い味わいになりやすいのはこのためです。

こちらuccさんのサイト参考にしました。https://www.ucc.co.jp/enjoy/brew/drip.html

なので、お湯でしか出せない成分を、どのくらい抽出するかで味が変わります。
もちろん温度も変わるので、印象もかなり変わる。

あと、お湯でも水でも一緒ですけど、注いで落とし切りの場合、何回注ぐか、回数で、味わいが変わります。

水ドリップの場合は、落とし切りで2,3回の注ぎがいいでしょう。

1投だと、酸味も強く、薄い、かなりウォータリーかな。水っぽい感じになっちゃう。

まずは普段の入れ方で、蒸らし以外は水を使って、好みで調整していくといいと思います。

常温までさますと、今度はホットだった方が酸味が強くて、飲みにくくなってる。見えるかな。ホットでは溶けたオイルが浮いてるんですよね。このオイル成分の違いもあるでしょう。

で、片づけるのを忘れてて、後日カラカラになってたら、こんな違いが現れました。左が水ドリップ、右がホットですね。これぐらいコーヒー成分の違いがあるよってことですよね。濃度のパーセンテージと重ねると、水ドリップ1.18%とホット1.48%の差が可視化されて、おもしろいですよね。夏休みの自由研究になりそう。

ていうかペーパードリップの抽出の理論クロマトグラフィーなんですけどね。詳しくは「コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるかのか」旦部幸博先生の本をご参考ください。

まとめ感想

「お湯蒸らし・水ドリップ」夏は飲みやすい。

ひろ

簡単だし、普段の道具でできるし、ちゃんとコーヒーの味も味わえる

3拍子揃ってるけど、ただ、慣れはある。

ビター

冷めたコーヒー、ぬるいコーヒーを飲みなれてないと受け入れにくいかも

カッピングとかしてて、冷めたコーヒーでも味わえる人みたいにちょっとマニアックな要素はあります。

というのも、飲み物には、おいしさを感じる適温があって。一般的にあたたかい飲み物は60〜70℃くらいの間、冷たい飲み物は5〜11℃くらいの温度がおいしいと感じる温度と言われています。なので、ここから外れると、「まずぬる微妙」って感じるかも。

私は普段、常温の水を飲んでいるので、ぬるい飲み物に慣れてるんですよ。ほんとただの慣れなだけなんですけどね。

炭酸水も最初飲んだ時はまずかったでしょ。そういう感じ。

この温度に抵抗があるなら、氷入れて冷やしちゃうのもアリです。

ホットに近い味を出しつつ、飲みやすい温度っていうことで、夏にいかがでしょうか。
冬ホットで淹れて飲む人は、変えるのはドリップを水でするだけなので、サクッと一度お試しあれ。

夏でも飲みやすい「蒸らしだけお湯の水ドリップ」というお話でした、

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