パプアニューギニアというと海をイメージしますが、マウントウィルヘルムというパプアニューギニアで一番高い山の名前がついたコーヒーです。パプアニューギニアとコーヒーって馴染みがなくて結びつかないんですが、熱帯雨林の高山地というコーヒーには向いた環境なので、ブルーマウンテンの苗木が持ちこまれ、1930年から栽培が始まり、昔から良質のコーヒーが採れていたそうです。
ということで今月の焙煎コーヒーは「パプアニューギニア/Aマウントウィルヘルム」の新豆です。
コーヒーを飲みだすと、こんな国のコーヒーもあるんだって思うことがありますよね。以前から気になっていたパプアニューギニアのコーヒー。生豆でニュークロップ(新豆)が出たので、今月の焙煎コーヒーはこれでいってみます。いつもこういった初の試みばっかりですが毎度購入してくれてる友達には本当に感謝です。「パプアニューギニアのコーヒーってなんか気になるやろ?うまそうじゃね?飲んでみようぜ、新豆が出たんよ今が旬なんよ」そんなノリのコーヒー旅につきあってくれてありがと。
パプアニューギニアのコーヒー生豆
で、生豆が届きました。粒は中くらいから少し小さいぐらいかな。ハンドピックをして欠点豆を取り除きます。味に影響しないけど、焙煎度が変わるかもしれない形が違うピーベリー(丸豆)も取り除いて試し焼きに使います。音楽を聞きながら1時間ぐらいやりますが、アドレナリン放出タイムです。
◆豆データ
産地:マウントヘルム 農園:数十の小農家 標高:1,500~1,800m
品種:ブルボン、ティピカ、アルーシャ スクリーン:17アップ
規格:A 精製:ウオッシュド 乾燥:天日乾燥
収穫時期:5~8月、12~3月 保管:定温倉庫
販売店コメント:「甘み、酸味、コクと非常にバランスの取れたコーヒーです。単品でもブレンドのメーンとしてもお勧めです。」
パプアニューギニア焙煎してみた
試し焼きをしました。まずは中煎りね。
次に中深煎り。ツヤが出ててうまそうです。
おおお、どちらもいい香り〜。さあどちらがヒットするか。どんな味か楽しみです。
パプアニューギニアのコーヒーの味は
バランスがいい。中煎りと中深煎りの試焼きをここ数日飲みました。たしかにバランスのいいコーヒーです。ただ中深煎りだとバランスがとれ過ぎてて、普通過ぎる気がします。おいしいし、ぜんぜん悪い要素がないんだけど、特徴と個性もないかもしれない。
今回は中煎りでちょっと酸味があるほうがいいかな。強すぎない酸味も後口のほのかな甘みも紅茶のようなさっぱりテイストでなんだか、春っぽくていいかなと。
「口に広がる香りはなん?」
「美味しかった!粉の膨らみと香りが半端ないねー。」
「いちいち計って飲んだよー。フルーティ。」
友達からうれしい反応いただいています。今月の焙煎コーヒー「パプアニューギニア/Aマウントウィルヘルム」は「コーヒー抽出世界チャンピオンの抽出法」のメモを付けて試してもらっていますが、果実味を楽しんでもらえたようです。細かく書いたので、ありがたいやら、申し訳ないやら。
今日も寄っていただきありがとうございます。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは!
先月末に注文したパプワニューギニア Aマウントウィルヘルムを同封されていたメモをもとに、抽出致しました。
先ず、舌触りが非常に良く明るい酸味と仄かな甘味、優しいコクを感じました!
後味も爽やかで、迚も飲み易い珈琲でした!
毎月色々な珈琲を焙煎されるとの事で、今度どんな珈琲が登場するのか、今から楽しみです!
美味しい珈琲を有難う御座いました!
ありがとうございます。しかも実践していただいて、うれしいです。ドリップの仕方でかなり味が変わるので、それとセットで飲んでいただけると、同じような味わいを楽しんでいただけるかと思いました。この抽出法は汎用性が高くてスペシャルティ以外でもおいしくなるので試してもらいたい。スーパーの粉コーヒーとかだと激てきに飲みやすくなったりします。またご案内させてもらいます。