コーヒーをドリップしているとき、実際どんな味が抽出されているか? 抽出途中のコーヒー液を味見してみました。ドリップコーヒーの味はここで決まるっていうのが、わかりました。よく最初においしい味が抽出されて、後になるほどおいしくない味が抽出されるといいますが、本当なのでしょうか。
抽出の実験思いついた
よくコーヒーは最初においしい味が抽出されて、後になるほどおいしくない味が抽出されるといいます。最後のドリップは雑味なので落さないようにともいわれます。本当なのでしょうか。絵にするとこんなカンジかな。以前、デミタスを味わってみましたが、(過去記事「デミタスを味わってみる」)今度は抽出の最初と中間と最後でどういう味が抽出されているのかを味わいたいと思います。
ドリップの過程でどんな味が抽出されているのか?
では、浅煎りのブレンド「梅大路ブレンド」を10gで130mlを抽出してテストします。
一番搾りの味
ドリップの中間地点の味
ドリップ最後の味
できたコーヒーの味は?
まとめ
・ドリップで淹れた場合、単純にどんどん薄くなっている。たぶん最初の1投目でコーヒーの味の成分はほぼ出きっているんじゃないかな。最初の3~4割で味を抽出して、後はそれをどれぐらい薄めるかっていうだけのことだと思う。
・最初、半分、最後どれも、いつも飲んでるコーヒーの味とはぜんぜん違う。ということは、濃度や味が違う液体が混じり合っていつものコーヒーの味が形成される。
・よく最後のお湯を落とさないように言うけど、最後に飲んだのは苦味も渋みも、なんの味もなかったから、全体の味に影響しないと思うよ。ドリップ後の泡をアクや苦味みたいに言うけど、あれは二酸化炭素なので味はないんだって。(『コーヒー「こつ」の科学』 より)
ドリップは最初の3~4割でコーヒーの全味がほぼ出きっている
後は好みに合わせて濃度を調整すればいい。最後の数滴に苦味も渋みもないから気にしなくていい。
ドリップの味の出方はこんなイメージかな。
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