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幻のコーヒー「ブルボン・ラウリーナ」の味と特徴

今日は珍しいコーヒーをご紹介しましょう。珍しいコーヒーというと、 動物のフンから集めたコーヒー豆 「コピアルック」や「 ブラック・アイボリー 」が有名ですが、今回は「幻のコーヒー」と言われた珍しいコーヒーの品種です。 古くは18世紀フランス王朝の貴族たちにも飲まれていましたが、その姿を消そうとしていた希少なコーヒーです。

目次

ラウリーナ種とは


「ブルボン・ラウリーナ種」とは、 インド洋に浮かぶフランス領の島「 レユニオン島」で発見されたブルボンの突然変異種です。米粒のように尖った小粒な豆で、カフェインの量が通常のコーヒー豆の半分程度という非常に特徴的な品種です。 ブルボンポワントゥ、リロイ、ローリナ、ラウリーナなど、いろんな名前がありますが、どれも同じ品種になります。

歴史は古く、18世紀にルイ王朝をはじめとするフランス王侯貴族に愛飲されていたとか。味は極上でありながら、収穫量が少なく、希少なうえ、19世紀に入る頃、自然災害等により、レユニオン島のほとんどのコーヒーの木が無くなりました。その後、サトウキビ栽培が行われたため、1942年の輸出記録を最後にレユニオン島のコーヒーはその姿を消してしまいました。

幻のコーヒー

川島善彰さんというコーヒーの第一人者の方がいます。世界のレアなコーヒーを探してまわるコーヒーハンターの異名を持つ彼の著書「私はコーヒーで世界を変えることにした。」 の中で、コーヒーの古い 文献に記載がある「幻のコーヒー」を求め、レユニオン島(旧ブルボン島)に行き、ジャングルの奥地で 野生化したコーヒーの木を発見し、現代によみがえらせた「ブルボンポワントゥ 」というコーヒーがあります。本を読んだ人なら「へー飲んでみたい」と誰しも思うはずですが、大変希少な豆で高額で簡単には買えないので、飲む機会はないですよね。私もその一人ですが、その レユニオン島から海を渡った同品種のコーヒーを見つけました。

ブラジル「ブルボン・ラウリーナ」

レユニオン島から姿を消したラウリーナ種ですが、海を渡り、パプアニューギニア、ブラジル、ニカラグア等で生産されていました。しかしながら、大変に手間がかかる割に収穫量が少ないため、商業ベースでの栽培に向いておらず、現在も非常に限られた農園でしか栽培されておりません。生産量で言ったら コピアルック よりも希少なコーヒーとも言われています。 今回入荷した豆は、ブラジルのイルマオス・アルベス・ピンテーウ農園のラウリーナ種のコーヒー豆です。

産地:ミナスジェライス州ミナス地区
農園:イルマオス・アルベス・ピンテーウ 設立1903年
標高:950~1,100m
品種:ブルボン・ラウリーナ
スクリーン:16up
規格:No.2
精製:ナチュラル
乾燥:アフリカンベッドによる天日乾燥
収穫時期 7月~9月
保管:定温倉庫
包装形態:30kg、グレインプロ
入港日:2017年12月15日
欠点豆:8個/250g
味覚特徴:豆の種類が珍しいブルボン・ラウリーナは小粒で細長い形状が特徴で、またラウリーナは品種自体がカフェインが半分程度のコーヒーです。しかし味覚はしっかりしており、甘味、風味ともカップクオリティーはとても高いです。

焙煎がめっちゃ難しい

私が焙煎に使っているのは、直火の回転式の網 ロースターのため、小粒な豆だと網から出ちゃうんですよね。目の細かいステンレスの網をかぶせましたが、いつもの火力だと弱いし、強すぎると焦げちゃうし、焼き具合見えないしで、 めっちゃ 難しかったです。実は1回焼いて浅煎りになり、味が出ずに失敗しました。リベンジで細心の注意を払いながら、なんとか中深煎りまで持ってこれました。

ドリップで淹れてみた

1杯分でも安定して味が出せるオリジナルドリップレシピ「every drip」で淹れます。甘酸っぱい果実の香りが出てますね。

幻のコーヒーの味は?

ひろ
ほのかな果実の香り、雑味のないクリアな口当たり、後口の甘味、上品な味ですね。焙煎から日が経ってないし、カフェイン量が半分なせいか、ややライトかなという感じです。

コーヒー濃度0.79%
ビター
これから味が深まっていい感じになるでしょう〜

ワールドコーヒーツアー

ということで、世界のコーヒーに出合う旅「ワールドコーヒーツアー」今月の自家焙煎は「ブルボン・ラウリーナ」になりますが、これは焙煎が難しくて量を焼けないので、販売中のオリジナルコースターのおまけにします。

every coffeeオリジナルコースター1個500円+ブルボン・ラウリーナ20g豆(送料込)

※複数個は単純にかける個数です(例)2個1000円(送料込)になります。※なくなり次第終了

今日も寄っていただき、ありがとうございます。幻の味いかがですか。

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