今日紹介するのは、こちらじゃじゃん。カフェックさんのフラワードリッパーディープ27っていう1杯用のドリッパーが出ました。遂に出ました。
CAFECさんではDEEP45というドリッパーがあったんですが、3-4杯用と。サイズが大きかったので、手を出してなかったんです。
基本的にはDEEP45ドリッパーの考え方ベースで、フラワードリッパーが看板商品になったから、カタチはフラワーを踏襲(とうしゅう)したという感じでしょうか。DEEPとフラワーから生まれた子ってカンジですね。
コーヒードリッパー30個以上レビューしてきたコーヒーバカがレビューしていきますので、検討中の方は参考にしてください。
開封
では開けていってますが、淹れ方が書いてないかな?淹れ方までは書いてないですね。本体きれいですね。
高さ:119mm
開口部(外径):68mm
台座部(外径):100mm
重さ:約83g
1,320円 (税込)
特徴
CAFEC、最高傑作「フラワードリッパーDEEP27」ついに完成!
ドリッパーの角度を27度という極限まで狭めた、1杯専用のフラワードリッパーです。もう抽出コントロールは必要ありません。ただ真ん中一点に注湯を続けるだけ。豆本来の特徴が引き出され、コクや旨味・甘味のあるコーヒーに
なぜ27度?
①1杯分のコーヒー粉でも十分な濾過層ができる
②お湯を注ぐスピードと、抽出されるスピードがほぼ同じになるようにしました
ドリッパー構造
①絶妙なリブの高さ/狭い角度でも空気層を維持
②穴の大きさ/抽出スピードを最後まで維持できるように、試作を重ねた末に辿り着いた
③コーヒーカップに直接ドリップ/ペーパーの先が浸りにくいように設計
>結構台座のところが高いですね。厚みを出してくれてますね。
材質/トライタン樹脂製
EastmanTritan™ コポリエステルは、卓越した強靭性、耐薬品性、耐熱性、
高透明性を備えた樹脂です。BPA(ビスフェノールA)を含有せず安全性も高いため、
乳児用品や医療製品にも使用されています。
専用ペーパーフィルター
そして三洋産業のカフェックさんはペーパーフィルターの第一人者なので、もちろん専用の紙フィルターも作ってくれてます。こちらですね。紙の材質はアバカプラスです。
これが100枚入りですね。アバカって言うのはマニラ麻の繊維を含んだ紙で、通常よりコーヒー成分を通してくれるので、SPを提供するお店でも使われるフィルターですね。
FSC 認証を取得ですね。三洋産業さんは日本以外でも紙フィルターを売っているので、こういう環境系の規格を取得してますね。バイオマスマークっていうのも入っています。環境に配慮です。
使い方は圧着部分を折り曲げて使用してください。
【フラワドリッパーDEEP27専用】アバカプラスDEEP27 コーヒーフィルター〈1杯用〉100枚入 AFD27(税込550円)
使い方
公式に淹れ方は明記がないので、淹れ方は普段の60度円錐の「蒸らし別で3投」で淹れさせてもらいます。
蒸らし、1投目50gまで、2投目100gまで、お湯を注ぎ足してゆく、3投目150gでストップで落とし切り。
今日の豆はポストコーヒーさんのコロンビアピタヤウォッシュドでいきましょう。
浅煎りですね。浅入りのコーヒーを1ZPRESSOその3周粗挽きにしております。
あ、結構深いですね。コーヒー粉10gで半分ぐらいなので、20gで2杯分もいけそうですね。とくに浅煎りであれば。
なるほど。なるほど。ヌケはいいですね。さすがです。
はい、ではディープ27飲んでみましょう。うまい
ストーンフルーツを感じ
使うと常勤なまさゴールデンキウイのような酸と優しい口当たり
なるほど。うまいこと言っている。
まあまあそれに近い。それが感じられるような味になってますね。
さすがCAFECさん。
で、比べるものがないとやっぱわからんけん。こちらにフラワードリッパーアバカプラスの紙フィルターをセットして淹れました。CAFECの社長さんのサイン入りのドリバーです。こちらと飲み比べてみましょう。
おおおお、ちょっと分かりずらい。ぱっと飲んだ印象は同じだけど、比べると、
ディープの方がちょっとだけ酸がはっきり。あと口当たりも少し柔らかいっていうのはあるかな。
これはどっちもいいですね。やっぱ元々私の入れ方が通常60度円錐ドリッパー用のやつなので、ディープの特徴を生かそうとすると、もっと注ぐ回数を増やした方がいいっすね。粗挽きだと何度もちょこちょこ注いでプールさせない方がこのドリッパーの特徴が出るかも。
コーヒー層の高さができているので、プールさせないように注いでいくという方がいいでしょうね。なるほど
ちょっと差が少ないけど、飲み比べるとディープの方がはっきりしてる。
ほんの少しボディ感があるイメージかな。
微妙な差ですけどね。それぐらいフラワーの完成度も高い。
体感的に濃度差も感じるけど、0.1ぐらいにちょっとだけ高いかもね。計ってみますと、
フラワー1.07%
DEEP1.20%
おおおお。意外とあるね。
ん、いや0.13か、やっぱそんなもんか。
メリットデメリット
デメリット
・ランニングコスト
・マニアック
・未知数
まず、紙フィルターは高い。100枚入り550円なのでランニングコストは上がりますね。
そして、通常フラワードリッパーと比較しましたが、差はあるにはあるけど、劇的かと言われると….。みたいな。フラワー持ってて、さらに買う、紙フィルターもセットで買うとなると、割とマニアックな人向けかも。というカンジになっちゃうかな。
でも、細挽きだと、また違うので、いろいろ試しながらDEEPの特徴をつかんでいく必要はありますね。ま、それが楽しいんだけどね。
メリット
・淹れ方簡単
・1杯取り
・粗挽き浅煎り
直径が小さくなった分、淹れ方は簡単になりますね。お湯を落とすだけ、粉の膨らみを調整しながらとか、円を描くようにとか、そういう要素はなくなったわけです。
そして1杯ドリップでもしっかり味を出します。さらに浅煎りでもしっかり出します。さすがアバカとフラワーです。
まとめ感想
さらに初心者にやさしい
以前フラワードリッパーを実は初心者にやさしいとしたのは、お湯のヌケがいいからなんですよ。
で、今回メリットで挙げた項目って初心にムズイ要素なんですよね。
注ぎ方、1杯取り、粗挽き浅煎り。って
細く注いで粉の膨らみを調整しながらとか、円を描くようにとかはしなくてOK。
少量のお湯を落としていくだけ
で、1杯取り専用だし、浅煎りでも、しっかり目に味が出るし。
ただ最初の1台にDEEP27っていう選択肢もどうかと…
もやりますな、あ、わかった1杯どり初心者にやさしい。
としましょうか。
1杯ドリップが確定してる人には、浅煎りだろうが、粗挽きだろうが、味を出すぜ。っていうポジションでしょう。
基本フラワードリッパーの進化形、派生形ってカンジで、たらちねより使いやすかったですけどね。
こういう味だろうなっていう予測の範囲のコーヒーができたので、初見ではOKです。おそらく細挽きとかでも、フラワードリッパーの経験則のベースが活かせると思います。
やっぱりドリッパーに専用の紙があるってポイントは大きいですよね。
けっこうドリッパー淹れ比べしてきましたが、ペーパーフィルター次第みたいな結果もおおかったので、紙重要。
カフェックさんのフラワードリッパーディープ27というお話でした。
コメント