たまに「オレ、コーヒーの味わからないから」と申し訳なさそうに言う人と対面します。
大丈夫です。私もそうでしたから、お気持ちよくわかります。
コーヒー嫌いで全く飲めなかったから、それ以上だよね
たまたま飲んだ時に「ちょっといいかも」と思ったのがきっかけなだけで、最初から「コレすごいおいしい!」って味がわかったわけじゃない
コーヒーを飲みはじめた時は、どれも似たような味でした。最初はわからないのは当たり前です。
例えば音楽で、よく知らないジャンルの曲ってみんな同じに聞こえますよね。私はヘビメタとか全部一緒に聞こえます。それと一緒のことです。
味覚は経験によって形成される
先日、鉄腕DASHを見てたら「世界一うまいラーメン作れるか」という企画でラーメン界の巨匠さんが「味覚は経験によって形成される」と言っていました。
私がコーヒーの味が少しはわかるようになったのは、7年以上、毎日コーヒーを飲んでいるからでしょう。
さらに、いろんなコーヒーを飲んでいるから。
スーパーで売っている豆、地元のコーヒー屋さんの豆、有名なコーヒー店の豆、自分で焙煎した豆、ブラジル、インドネシア、エチオピア、世界各地のコーヒー、スペシャルティコーヒーなど、コーヒーのいろんな味を経験してるから、コーヒーの味がだんだんわかるようになったんだと思います。
経験をしたからコーヒーの味覚が形成されたんじゃないかと。
安いコーヒーを飲んでみる
コーヒーの味がわかるようになるには、「まずい」がわかるようになるのも手です。味がわかるとは、違いがわかることですから、「コレまずい」ってわかれば、味の違いがわかったということですから、味覚形成の第一歩です。
こちらのツイートはそれがうまく描かれていますね。
違いがわかるようになったのかもしれない pic.twitter.com/aS2cYklSNm
— 川尻こだま🥒スタンプ作った (@kakeakami) October 16, 2020
「おいしい」と思えるより、「まずい」「くさい」ってネガティブな要素の方がわかりやすいかもしれません。
思いっきり安いコーヒーをスーパーで買ってみるといいかもしれません。コンビニの1杯100円のコーヒーはそこそこおいしいので、1杯10円きっているような商品を買って飲んでみると、わかるかもしれません。
いや、コーヒーのおいしいがわかりたいんだけど…
自分でコーヒーを淹れる
次に、コーヒーの味がわかるようになるには、自分でやってみることです。
ハンドドリップというやつですね。コーヒーメーカーや人が淹れてくれたコーヒー、お店のコーヒーを飲んでるだけでは、何がどう違うのかわからないでしょ。
「味がわかる」とは「違いがわかる」ことなので、
「あっこれ違う!」っていう変化を経験していくことなんです。
私が味がわかるようになっていったステップをざっくり説明します。
- ドリップバッグを飲んでみた
- ドリッパーとコーヒー粉を買って淹れてみた
- コーヒーミルでコーヒー豆を挽いてみた
- 生豆を焙煎してみた
- 品質の良い豆、焙煎が新しいコーヒーを飲み続けた
まず、スーパーでドリッパーとコーヒー粉を買いました。ドリッパーで淹れてみたら、ドリップバッグよりおいしいと思ったので、ハンドドリップで飲むようになりました。
次に「これは全然違う!」と思ったのは、それまで粉を買っていましたが、豆を挽いて淹れた時です。
衝撃的でした。香りが全然ちがう!そして粉の大きさによっても味は変わります。もう絶対に豆を買うようになりました。
焙煎しなくても味はわかるようになるから大丈夫
いいコーヒーを飲み続けること
で、いろいろ飲んだり、やったりした結果、味がわかるようになる1番いい方法は、
いいコーヒーを飲み続けることです。
いいコーヒーを飲んで、ちょっとでも違いを感じられたら、それが味覚形成の第一歩でしょう。
残念ながらいいコーヒーを1杯だけ飲んでも、味がわかるようにはならないんです。ある日数は飲み続けないとわかるようにならない 。
コーヒーや日本酒ってマーケティング的には「成長商材」と言われる部類に入ります。飲んだことがない人が一口飲んでいきなり「うまい!」っていうものじゃない。
飲み続けて徐々に味がわかるようになるものだから、ある程度、消費者が成長しないと売れない商材なんです。
そういう意味では、以前の記事で紹介した「珈琲きゃろっと」さんのお試しセット
日本一に輝いた焙煎士のいいコーヒーが200g2袋なのでボリュームがあるから、1日1杯でも40日飲み続ければ、きっと「おいしい」と思える日がくるでしょう。
スペシャルティコーヒーの種類は時期によって異なるので、今、どんなコーヒーがなのかチェックしてみて。
今日も寄っていただきありがとうございます。また飲みたくなってきた。