「コレス コーヒー ドリッパー 丸山珈琲 共同開発 ゴールドフィルター 2-4杯用 ペーパーフィルター不要 C246BK」をレビューします。コーヒーのドリッパーでステンレスフィルターってご存じでしょうか。ペーパーレスでずっと使えて、エコで経済的、かつペーパーフィルターでカットされる味もカップに落ちて味わえる。特にコーヒーオイルが味わえるっていう特徴があります。 このステンレスフィルターに純金コ―ティングしたのが「コレスゴールドフィルター」です。

近所のホームセンターが閉店セールやっていて、少し安くゲットしました。なので一個前のモデルかな。だけど、素材や大きさ、基本スペックは変わらないので、いいでしょう



コレスの商品はなんとなく手が出ないよね。価格的にステンレスフィルターの初心者向けじゃないし、ステンレスフィルター1個買ったら、なかなか2個目って買わないじゃないですか。「金コーティングしてます」ってだけだと購入の動機としては弱いし
でも丸山珈琲の丸山健太郎さんというコーヒーのスペシャリストの方が 開発に関わっているということで、コーヒー好きの人からの口コミ・評価が高く、気になってたんですよね。
今回やっとゲットしたということで「コレスゴールドフィルター」どうなんでしょうか?レビューしながらコーヒー淹れてみましょう。
それでは世界40カ国以上・3000杯以上のコーヒーを飲み、自家焙煎するコーヒーマニアのコーヒーブロガーひろが「コレスゴールドフィルター」をレビューします。
開封の儀


材質:純金メッキ(ステンレス)、ポリプロピレン
材熱温度:130℃
抽出量:2〜4杯用


中を開けてみましょう。説明書、ゴールドフィルター、ドリッパーホルダー


フィルターとホルダーを重ねてドリッパーになります。


上から見たところ。


コーヒーメーカーにも使えるので取手がついてます。


コーヒー豆の挽き加減:中挽き
コーヒー粉の量:1杯につき約8g
フィルター最大容量:約32g
注ぐお湯の量:1杯に対して約150〜170cc


1投目の注ぎで粉全体を膨らませます。お湯は中心部から直径3cmの範囲内で注ぎます。
1投目は粉のg量に対して同量のお湯の量を注ぎます。
蒸らす場合は注いだ後に約40秒蒸らしてください。
例:2杯分16gのコーヒー粉なら、1投目の蒸らしはお湯16gを注いで40秒


杯数分の目安が表になってますね。


カップに直接のせると、ちょっと大きいですね。


ゴールドフィルター使ってみた


コーヒー豆16gを中挽きにしました。お湯を注いでいきます。


お湯のヌケがいいですね。ペーパーフィルターの感覚で注ぐと、ヌケが早すぎるので、注ぐ量のコントロールに慣れがいるでしょう。


300mlのお湯を注ぎました。


コレスゴールドフィルターの味は?





クセがない!すごいストレートに味を出してくれるこのコーヒー豆が持っているであろう味を全部味わえる
特徴をあげるなら、水質的に艶っぽいっていうイメージかな。
ジューシーな感覚が広がって長く続くなあ。これは豆の性質もあるかもしれないけど、ぺーパードリップで飲んだときよりもいい、生っぽくて長続きしている。
コーヒーオイルも微粉も混ざるから、その分、味の要素は増えるので、複雑な味わいになるけど、いいコーヒー豆なら、一度これで飲みたいですね。


スレンレスフィルターもいくつか持ってるけど、一番クセがないかも。なんならドリッパーのなかでもクセがない方かな。このドリッパーだとこういう味になるみたいな傾向があるけど、ゴールドフィルターは「豆の味をそのまま出しますよ」っていう感じ。
やっぱ茶こしドリップに近いけど、もっとクセがなく、比べると、口あたりがいいという印象。
アイテムとして気に入ったっていうのもあるんですよ。やっぱゴールドっていう視覚効果もあって
なのに味はクセがない。というギャップがあったのもよかった。いい意味で裏切られました。
予想以上においしかったので、もうちょっと深堀してみましょう。
純金コーテイングがおいしい理由


コレスさんのHPを見ますと、
スペシャルティコーヒーの流通が増えはじめた2010年頃「金属フィルターを使うとコーヒーが美味しく抽出できる。」という丸山健太郎さんの言葉をきっかけに金属フィルターを開発することになり、ご協力いただくことになったと、
で、丸山さん 曰く
同じ金属でもステンレスフィルターとゴールドフィルターとでは抽出したコーヒーの味わいや印象が異なります。coresゴールドフィルターで抽出したコーヒーの質感や印象は言葉に表すなら『柔らかく、シルキーでうぶ毛や高級羽毛のように軽くて、質感が良い印象』です。また、口に入れた時に、どこまでも口の中で広がるような味わいで、私にとってとても好ましい味が抽出できるフィルターですね。
コレスHPインタビュー
焙煎度は中煎り~深煎りのもの、挽き加減は中挽き~中粗挽きがおすすめだそうです。
さすが、そうか!シルキーっていえばいいのか。艶っぽいっていちゃった。
水質が違うって感じたし、
中煎り~深煎りがおすすめ、ミートゥーですね。
こっから「純金コ―ティング」について HPを参考にサマリますと、
ゴールド(Au)は最も酸化しにくく、金属イオンを発生しにくい金属なので、純金コーティングしたゴールドフィルターは化学変化しにくい。さらに、微量の金イオンはコーヒーの味に良い影響を与えると考えているそうです。
金属イオンって何?って調べますと、
イオンって電子。原子は周りに電子を持ってると、水と接触すると、金属原子の電子が水の原子に移動する。
金属イオンは 水と金属が触れると必ず発生するものだと。
Fe2+ Cu+ とか、そういえば中学で習ったでしょ?すっかり忘れてたけど。あったね。
金属イオンについてロジックはわかった!
でも、それがどれくらいコーヒーの味に影響するかは、計れないし、証明できないんじゃないかとも思います。そもそも、ステンレスポットで湯を沸かすよね。もうこの時点で金属イオン、バリバリじゃないですか。


科学的な数値で証明しきれないけど、エビデンスじゃない部分で感覚値で「違う!うまい」って感じた。「これいい!」みたいなビビッとくるってやつですね。
コレスの商品がもう何年も売れている事実からして、いい商品だと思います。
コーヒーブログを6年もやってきて、いろんなコーヒーアイテムレビューしてきたけど、個人的にかなり好き、今「推しドリッパー」の上位にランクインしていますね。これは1杯用の小さいサイズ欲しいっす。買うっす。
後片付けは、少し時間をおいて冷やして粉が固まると、そのままポイで比較的キレイに捨てられます。温かいうちだとグチャっと残っちゃう。


ゴールドフィルターまとめ


スペシャルティコーヒーにおすすめ!
品質のいいコーヒーならいい味を丸ごと味わえて、シルキーな質感のコーヒーに!
しまった!これはもっと早く買うべきアイテムだった。
純金コーティングでこんなに味が違うとは思わなかった。
これはコーヒーブロガーとしてダメでした、ここは押さえておくべきところでしょ。
ということで、いち推しドリッパーです。



いいコーヒー豆ほど、コレスで飲んでほしい。いいコーヒーを飲んで、ある程度味がわかるようになったから、良さを感じられたというのもあるかも



コーヒーはこういう発見があるからおもしろい
今日も寄っていただきありがとうございます。推しドリッパー現るの巻でした。Youtubeでも紹介しています。
もう1杯おかわりいかがですか




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