クイジナートドリップワン ミル付コーヒーメーカーをレビューします。
こちらご提供いただきました。ありがとうございます。
基本レビューは、事前チェックなし、忖度なし、デメリットあり、まちがったらゴメンね。ポンコツだったらボツな。という条件で、ぜぜひひでやっています。
結論:1杯でいいからとにかく早く飲みたい
今回はターゲットがかなり絞られるので、先に特徴を表すキーワード出しておきましょう。
・価格が34100円
・ステンレス刃のコニカルで挽き目は変えられない専用ミル付
・ステンレスフィルターのドリップ式でワンカップのみ
・コーヒー1杯が90秒でできる
っていう、かなり絞り込んでるんですよね。みんなで飲むみたいなファミリータイプではないし、ペーパーフィルターでもないし、全自動でもないし、
仕様も、味も、使用感も一般的なコーヒーメーカーとは違います。
とがってんな~。なかなかですよ。ここまで特化したアイテムは過去一かもしれません。
カプセル式のコーヒーメーカーと一般的なコーヒーメーカーの中間ぐらいのポジションでしょうか。
サクッと普段の使い方いきましょう。
使い方
水を入れます。入れっぱなしでもいいでしょう。
でも最小水量が割と高い位置になってますね。370mL以上入れてね。
フィルターカップを取り出して、中に円柱型のステンレスフィルターが入ってます。
外側のカップがシャワーヘッドとドリッパー的な支えの役目ですね。カップごとミルの方にセット。
コーヒー豆を入れます。浅煎りのスペシャルティコーヒーです。
同じ豆を連続で飲むなら入れっぱなしでもいいでしょう。
ミルスイッチをワンプッシュで9g挽いてくれます。2秒長押しで11gも挽けます。
中細挽きぐらいですね。後で粉だけ確認しましょう。挽き目は変えられないです。規定時間動くだけなので自動でストップです。
取り出して、抽出口にセットして、本体閉じて、
抽出量が3種類 上から、アイスコーヒー90mL、S140mL,M180mL、
Sのカップボタンでスタート。
※マグカップは200mL以上の物をご使用ください。
動作音も購入の判断ポイントになりますよね。ボタンを押してから加熱がスタートするので、最初、音がしそうですけど、音は静かですね。
カタログの数値だと9gで抽出量が140ml、比率が15.5倍、注湯量がわからんけど、ま、だいたい抽出比率は16倍あるかないかってところでしょう。
18秒後に蒸らしがスタートしました。水蒸気が外まで出てるってことは粉全体を通って出てるってことでしょう。
40秒後に第一ドリップが出てきました。
ちょろちょろ、湯量は少なそうですね。少量でゆっくり落としてるって感じですね。
うお、一気にキタ。後半は素早く落とす。お湯を注ぎ続ける1投ドリップですね。
スタートボタンを押して80秒後に完了。
お知らせ音とかはないですね。
メッチャ早いし、動作音も静かですね。
できました。飲んでみましょう。
うん、おいしい。浅煎りのスペシャルティコーヒーですが、いい味になってますね。
酸味、コク、フレーバー、いいコーヒーはステンレスフィルターでもおいしいですね。
ステンレスですがオイル感は少ないですね。メッシュが細かいせいか、オイル感はそんなにない。
でも、ちょっと薄く感じるかもね。抽出時間も早いし、ひと注ぎなので、好みで2秒長押しで11g挽いてもいいかも。
この豆はフレーバーが特殊で結構強いから、いいけど。ウォッシュドでもっと淡い味わいだったら物足りなく感じるかも。
ステンレスフィルターなので、微粉が混ざって水質は濁りがあります。ザラっと感もありますね
メンテナンス
使った後のメンテナンスと気になった点とか見ていきましょう。
フィルターを取り出すとこんな感じでお湯は貯めないでしょうね。
ヌケよく落ちまくりでしょう。
やっぱりドリッパー的にもライトに仕上がりやすそうですね。だから挽き目も固定して細めにしてるのかも。
粉を取り出して、プラの柱が格子状になってるから、粉が出にくいぞ。
洗剤洗いです。洗ってると、「ぬるっ」として、オイルが付着してるのがわかりますね。
ミル部分を取ると、粉が落ちるので、トレーは最後に外したほうがいいです。
ミル部分はユニット式で分解できないですね。
ブラシとブロアーで粉を落としていきましょう。
水洗いNGです。
挽いた粉だけを見てみましょう。
市販のコーヒー粉より、ちょっと細いかな。
中細挽きですね。結構細め傾向ですね。
モード
他のモードでも飲んでみましょう。市販の粉を飲んでみました。コーヒーミルを使わないパターンで市販のコーヒー粉を飲んでみましょう。
ステンレスフィルターは、あんまり安価なコーヒーと相性が良くないんですよね。
ペーパーフィルターは良くも悪くも紙が成分を吸っちゃうことになるので、悪い味をカットしてくれて飲みやすくしてくれてる部分もあります。
ステンレスフィルターはそのままストレートに味が出ますからね。当たり外れが出やすいですね。
付属のスプーンでふたすくいでS(140mL)1杯分(9g)となってます。
Mサイズ
M(180mL)は、山盛りふたすくいで1杯分(11g)となっています。
※ステンレスフィルターには最大15gまで粉が入るようになってるのでお好みで。
M180mLで飲んでみましょう。
Mサイズは200mL弱まできましたね。
どうでしょうか。
おっいいじゃん
甘みもあって、苦み、酸味も程よく、バランスいい、飲みやすい。よかった。
Mカップ(180ML)のほうが、味わいも安定してるような印象ですね。
たっだ~。合わんコーヒーもあるなあ~
市販のコーヒー粉、同じメーカーで、青パッケージをSカップで淹れたら、ちょっと飲みにくいと感じました。酸味が合わなかったですね。
青はさっきの緑より焙煎度も1段浅く中煎りでもともと酸味のあるコーヒーなんですよね。
安価な市販のコーヒー粉なら深煎りのほうが合いそうですね。
コーヒーのグレードがある程度高くないと、酸味傾向のコーヒーは合わないかも。
どのコーヒーメーカーも合わないコーヒーがありますからね。
アイスコーヒー
最後、アイスコーヒーには、深煎りのマンデリンG1を使っていきます。
アイスコーヒーはミルボタン長押しで11g挽いて、
アイスコーヒーボタンを押すと抽出量が90ml抽出されます。
氷の量までは書いてないけど、
アイスコーヒーの比率は1:10:6(一都六県)と覚えましょう。
豆の10倍のお湯を注ぎ、豆の6倍の氷の量を使います。
この比率だと、氷は66gですね。ま、だいたいそれぐらいを入れてきました。
氷が全部溶けてもこの比率なら、味が薄くならずに味を保ってくれます。
飲んでみたところ、
おいしい苦みとコク、後味の甘み、OKです。
すっきりキレのアイスコーヒーではない。コクタイプですね。
やっぱり深煎りだとステンレスフィルターでも飲みやすいですね。
先ほどの市販のコーヒー粉より、グレードも上がってるので、当然ですが、
味わいとしても深煎りは良さそうな気がします。
ステンレスフィルターのアイスコーヒーなので、水質として、ザラっと粉っぽい感じはあります。私はステンレスフィルターのザラっと感、気にならないので大丈夫ですが、これも好き嫌い分れますね。
スペック
スペックと各パーツをチェックしていきましょう。
スペックがこんな感じで中国製です。
クイジナートっていうアメリカの調理器具ブランドになります。
以前「ファンテンコーヒーメーカー」という商品もレビューさせてもらいました。そのときもステンレスフィルターでしたね。
説明書を見ると、フィルターカップが部品購入ができるみたいです。
横にフィルターカップが収納できるスペースもあるし、フィルターカップが2つあると、連続で飲めるし、2人でも1杯ずつ時間差で出来ますね。
なんなら、粉を入れて準備しとけば、すぐに飲める。
なかのステンレスフィルターだけでも2個あるとだいぶ使い勝手違うでしょうね。
デメリット
・価格
・ステンレスフィルター
・使用感
価格がクイジナート公式 楽天市場店 34100円
なかなかしますよね。ステンレス刃の電動ミルが1万円ぐらいと思われるかもしれませんが。実は、動力が上についている上モーターのミルは2万円ぐらいするんですよ。
安価なヤツは下モーターでコーヒー粉の排出の出口が脇にあって、微粉が出やすいんですよ。電動ミルとコーヒーメーカーと考えると、ま、それぐらいの価格になってくるかなと。
ステンレスフィルターはストレートに味を出すので、
豆のグレードがそのまま味に反映される。
いい豆はおいしさをそのまま出すし、
安い粉はネガティブな要素をそのまま出してしまう。
ある程度いい豆を買ってて、ステンレスフィルターの味が好きな人が対象かな。
ペーパーフィルターと比べると、豆出して洗う手間もありますよね。
あと、ちょっとした使用感が気になるな。
ミルに粉が残りやすいし、ドリップの抽出液も飛び散るし。
ミルで挽いたら、フィルターをセットしたまま、トントンして落とすとか、ドリップの飛び散りは、カップの下になんか敷いて、高さを調整するとか、でフォローできるレベルですけどね。
メリット
・スペース
・ランニングコスト
・スピード
コーヒーがこのマシーン1台で挽いて飲めると思えば、かなり省スペースです。
ミニマリストです。
家でハンドドリップでコーヒー飲みだしたら、物は増えるし、場所は取るし。
寮とかで勉強してる学生さんとかいいかも。短時間で、すぐ飲めておいしい。
勉強に集中できる。大学の研究室とか、そんなシーンには合うかもね。
次、ランニングコストは、コーヒー代のみです。
カプセル式だと1杯100円ぐらいしますし、
ステンレスフィルターなのでペーパーフィルター代もかからない。
1回買ってしまって長く使えば、コスパはかなりよさそうですね。
そうなると部品購入でフィルターはもう一つ欲しいですね。
それでいて、すぐ飲める。
このスピードはすごい。
タイムイズマネー、マネーイズタイム
時間が貴重な人、時間優先かつランニングコスト抑えたい。
やっぱカプセル式とペーパー式の中間ポジションですね。
まとめ感想
1杯でいいからとにかく早く飲みたい
90秒です。スピード命です。
忙しい朝にサッと1杯飲めます。
夜、粉詰めてセットしておく、夕方帰ってから粉出して洗う。
ってすれば、ワンプッシュ90秒でモーニングコーヒーが可能です。
ひとり暮らしのビジネスマンって感じでしょうか。
90秒でお湯が出る機械と思えば、お茶でも、紅茶でもサッと飲めるってことですね。
きのう夜、寝る前にこれで白湯を飲みましたね。
初期投資さえしてしまえば、あとは全般的に「省」、浜省ですね。はぶく。へらす、ですね。
省タイム、省スペース、省ランニングコスト、です。
ライフスタイルに合うか合わないか。
ステンレスドリップの味わいに合うか合わないか。
ちょっと、ターゲット限定されそうですけど、詳しくはチェックしてください。
ということで、今日のコーヒーはいかがだったでしょうか。気軽に感想コメントください。
今日も寄っていただきありがとうございます。よいコーヒーライフをお過ごしください。
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