コーヒーのハゲ豆って知ってますか。ハゲ豆とはこういった部分的にはがれている豆のことをいいます。深煎りの豆におきやすい現象です。熱を多く加える深煎りだと、組織がもろくなって、はがれやすいんだそうです。
焙煎したあと、ガラスのキャニスターに一旦入れて、お友達に出荷前にザルに出してハンドピックしますが、そのザルにこういうふうに、はがれた一部が残ります。

ということは、焙煎直後は剥げてなかった豆も時間が経って物理的な衝撃でポロッと剥がれるようなんです。
ハゲ豆いいのか悪いのか問題

このハゲ豆はいいのか悪いのか。なんですが、
個人的には気にしてません。ちゃんとしたお店で購入した豆にも見かけるし。
なんですが、「ハゲ豆がアリ?コイツ、コーヒーわかってない」って見られるじゃないですか。上から目線で見下してちょい絡みしてくるじゃないですか。引き合いに出して「オレわかってるアピール」に使われるんすよ。ちょいディスって去っていくみたいな。マウンティングおじさん登場みたいな。
礼儀をもってやさしく教えてくれればいいのにね。「〇〇と申します。拝見し、気になったので横入りで失礼します。○○については、どこどこのこういうデータがあり、照らしあわせると、このように言えるのではないでしょうか」みたいな大人で紳士な対応をね、私はしたい。私はそうありたい。できないのであればスルーですよ。で、間違った情報を広めたくないって正義感で言ってるなら、相手がわかるように教えることですよ。それをさー。自己顕示欲で満足してるような。はあ?知ってるってのがそんなにエライんか。てか、そもそも誰?何?なんか用すか?

どうしたん?なんかあったん?大丈夫?

すいません。取り乱しました。話それちゃいましたが、
ハゲ豆について言われている事を挙げて、1度整理してみましょう。
①おいしそうに見えない問題
これは非常に問題です。コーヒー豆を販売しているプロの方であれば、取り除いたほうがいいでしょう。見た目も含めて商品ですし。たとえ味に問題なかったとしても、お客さんの知識不足だったとしても、お客さんは黙って去っていってしまいますから。
②焙煎がヘタだから問題
本当に焙煎が未熟だから起こるのかって話。条件で見ていくと、
●同じ豆でも浅煎りや中煎りでは起きない。この条件だと技術の問題は関係ない
●深煎りにしたときに起きる。この件に関してプロのお答えがりました。
2ハゼ以降、火力が強かったり、ダンパーが開き過ぎの場合ハゲ豆(俗に10円ハゲと呼んでます。)が出やすくなります。1ハゼ以降、230度から235度(冬場は高めで)に保ちますが、240度ぐらいの高温になるとハゲ豆が多くでます。対策として、1ハゼ以降、230から235度を保ちながら、火力を一番小さくし、あとはダンパーのみで調整します。ダンパーを閉めれば、温度が下がりませんし、高すぎたらダンパーを開き、微調整をダンパーのみで行います。10円ハゲがかなり少なくなります。
ワイルド珈琲
「高温で焼くとハゲが出やすいよ」ってことですね。確かに技術的な面もあるようです。
しかし、これは「ハゲ豆を少なくするには」の話であって、ハゲ豆イコールおいしくないの話ではないね。
③ハゲ豆はおいしくないのか問題
やっぱり最大のポイントは味に影響するのかでしょう。「ハゲ豆 おいしくない」で検索すると、このブログの他の記事が出てきて、他にハゲ豆に言及しているコーヒー専門のサイトもありませんでした。
いつものことですが、気になったらやるしかない。それがブログのさだめ。
ハゲ豆だけ飲んでみた

ということで、実際に飲むしかないね。取り除いたハゲ豆だけを挽いて粉にしました。1杯分の10gもないので直接お湯を注いでいきます。

香りには全く悪いなにかはありません。

このままだとお湯の量も少ないのでペーパーフィルターで濾します。

100mlぐらいかな1杯分より、ちょっと少ないけど、できました。

ハゲ豆の味は


わしには違いがわからん〜。いつもと一緒ばってん〜。おいしかば〜い
ハゲ豆が味に影響を及ぼす悪い要素があるんでしょうか。飲んでも感じられないっすね。
ハゲ豆まとめ
気にすんな

どうせ粉にするんだから一緒じゃん


まーねー。今回はさすがに「どっちでもいい感」くつがえせなかったね。新発見もなし
「ハゲ豆が起きる原因が生豆の悪い性質によるもので、味にも影響あるんですわー」っていう話があるんだったら問題だと思うけど。
そんな話も見当たらず、飲んでもわからんし。
深煎りになると繊維がもろくなるから、たまたま、その豆に物理的衝撃が加わってポロっと取れてハゲ豆になってるのなら、粉にするから一緒じゃんって思った。
ということで、今日はこの辺で。
今日も寄っていただきありがとうございます。オレは思ったね。うん思ったんだ。
追記SNSの反応
記事公開後に反応があり、twitterでご意見いただきました。そのなかで「それはあるかも!」と思ったのは、保存期間について、通常の豆より、もしかしたら酸化が早いのかも、欠けてる部分から酸化が進むという理屈はあるかもね。
あと、ハゲ豆という名前が良くないと思いました。ラックビーンズというのは、どうでしょう。
「オーラックビーンズ!」って言うと、なんかラッキーなかんじしません?…しないか。言い方だけのヤツ。
コメント
コメント一覧 (2件)
ハゲ豆のこと。
今まで虫食いの不良な豆だと思っていました。
これからは気にしない。
虫食いの豆は焙煎する前の生豆の状態じゃないと、わからないので、必死に選んで取り除きます。市販のコーヒー豆は混合してるものもあるでしょう。焙煎豆で1mmもない非常に小さな点があれば虫食い豆です。ハゲ豆は一部はがれただけなので、大目に見てやってください。