今日ご紹介するコーヒーミルは、キングラインダーK4です。キングラインダーさんよりご提供いただきました。
前回はK0という一番安いエントリーモデルでしたが、このK4は上位モデルです。
中級者さん、エスプレッソのホームバリスタさんにおすすめです。結論先にいいます。
あり得ないコスパ!
この性能と使用感でこの価格は、もはや反則レベルです
他社製品の1ZPRESSOだと4万ぐらいのランクかも。というぐらい。もはや、あたしゃコレで十分だよ。
コーヒーミル30台以上所有して自家焙煎もするコーヒーバカがレビューしていきますので、コーヒーミル検討中の方は参考にしてください。
特徴
特徴からいきましょう。ざっくりキングラインダーは中国で2020年に創業したメーカーで、ステン刃のリーズナブルなラインナップ、同じような見た目で数種類あります。
ラインナップのなかで、このK4は2番目に高い上位モデルです。K6が一番価格が高い最上位モデルで、7枚刃で、ステンレス(チタンコートなし)
微妙な価格の差で、刃の形状とチタンコートありなしぐらいの大きな差ではないので、どっちがいいかは謎ですね。K4が上位モデルであることはまちがいない。
サクッと特徴は最大容量が35gで、240段階の粒度調整できます。
均一性に優れた円錐型のステンレス刃にチタンコートしていて、ドリップもエスプレッソもカバーした上位機種となってます。
・最大容量35g
・240段階粒度調整
・48mm円錐のチタンコートのステンレス刃
・エスプレッソOK
そして、公式に電動ドライバーを想定したミルです。フタが独立してて、6角ナット形状ですね。
サイズ:17.5×5.5cm
重量:630g
素材:アルミニウム
刃のサイズ:48mm
容量:豆35g
調整:一周60段階(最大240段階)
中国製
使い方
使い方いきます。まず挽き目の調整です。本体上部を回して行います。
外刃と内刃の間隔が広くなったり、狭くなったりで、粉が大きくなったり、小さくなったりという構造。
一番締めた状態からゼロにセットして、数字順に反時計回りにゆるめていきます。
カチカチ音がするので、クリック数で挽き目が変わります。
1周が60クリックですね。
回して何周かが、本体の印字でわかるようになってますね。
ドリップの範囲が90~120になってますね。120クリックでいきましょう。
ちょうど2周ですね。
中煎りのコーヒー豆10gで挽いてみましょう。
ハンドルも長いし、大きさがあるので、挽きやすいですね。
でも、ちょっと抵抗があるかな。ややグッと力を入れるカンジですね。
あ、終わった。
何秒でしょうか。
15秒
おおお、なかなかまあまあ、この手のミルはそうでしょう。
見てみましょう。
ぜんぜん問題ないですね。
120クリックでちょうど中挽きぐらい。
同条件で、電動ドライバーでもやってみます。
スタート、ん?
もう一回、んんんん、回らん、マジか。
この電圧3.7ボルトじゃムリかも。スティックタイプは無理かも。
飲んでみた
電ドラはあきらめて、
では、淹れて、飲んでみましょう。
おいしい。問題ないっすね。
挽き目
極細挽き(トルコ式)15~50
細挽き(エスプレッソ)50~60
中細挽き(エアロプレスマキネッタ)60~90
中挽き(ペーパードリップ・コーヒーサイフォン)90~120
粗挽き(フレンチプレス)150
他の挽き目も見ていきましょう。
▼60クリック(エスプレッソ)
▼120クリック(ドリップ)
▼150クリック(フレンチプレス)
4:6メソッドだとこの当たりでしょうか。フレンチプレスなら、もうちょっと粗挽きでしょうね。
お手入れ
使用後、定期的にそうじしてください。分解して粉を落としていってください。結構、内部に粉が残るのでね。
使用頻度によるけど、週一とか、違う豆に切り替えるタイミングとかで。
附属ブラシは結構やわやわなので、いつもの3種の神器でやっちゃいますね。2ブラシ1ブロアーで落としていきます。
ステンレス刃ですが、水洗いNGです。ここだけご注意ください。
分解・組み立て
分解がめんどうです。
このパーツで上部で固定してるんですよね。マジか
小さい。これ小さすぎやろ?
一応予備のパーツが付属してますが、なくすリスク高いです。
コーヒーミル30台以上所有してますが、ここまで小さいパーツはなかなかありません。これはデメリットになっちゃうかな。
1ZPRESSOと比較
今まで外部調整のミルと言えば、台湾の「1ZPRESSO」というメーカーのコーヒーミルが有名なんですけど、Kingrinderはそれ以下の値段で投入してきたんですよ。
大きさ的に1ZPRESSOのKPROが近いかな。
分解して見てもらえば、わかるように、心臓部の刃の形状が違いますね。でも、構造的な、作りは同じだし、他の各パーツも同じようなもんだし、普段使いのドリップであれば、大きな差は感じなかったな。
一応、スペック的に違う点を挙げると3か所。
内刃
1ZPRESSO:7枚刃
Kingrinder:6枚刃チタンコート有
1周クリック数
1ZPRESSO:90
Kingrinder:60
1ZPRESSO:外刃が外れる
Kingrinder:外刃が外れない
刃の形状が違うので、追い込んでくれべれば、違いはあるんでしょうが、
ドリップの普段飲みレベルであれば、体感としてはほぼ同等。
1Zのほうが、挽く力がやや軽いかなって印象ですね。
個人的に思う、1ZPRESSOと比較してのKingrinderのマイナスポイントは本体のゴムぐらいですね。1ZPRESSOもグリップ部分に別素材使ってるけど、合皮で汚れはつきにくい。
KPROは1世代前の機種ですが、4万円ぐらいのミルです。
4万円相当のものが、17590円と思えば、かなりの破壊力ですね。
メリットデメリット
デメリット
・細かいパーツ
・ゴム
・電ドラ回らない
まず、細かいパーツがあります。これはうれしくない。上部の支えになるんですけど、これは室内でも無くすリスク大です。
あと、本体のゴムが気になります。汚れやすい。ちょっと持っただけで、白くなるのでカメラマン的にはうれしくない。あとゴムは経年劣化があるので、何年持つかな?ってリスクはあります。でも外側のパーツなのでDIY補修は簡単でしょう。
最後に、スティックタイプの電動ドライバーで回りませんでした。残念。パワー不足のようです。この刃の形状と大きさだと、抵抗が強いみたいです。グサっと突き刺す、切りこみがないすもんね。
エスプレッソを想定して、深煎りの豆で細挽きでもやってみましたがダメでしたね。
メリット
・機能
・使用感
・価格
ミルとしての機能は大丈夫だし、使用感も問題ない。で、価格が安いとなると、コスパいいになるよね。
デザインとか、ブランドとか、いいわ。質実剛健を求む、ガンタイプの電ドラ持ってるし、やっちゃうぜっていう、エスプレッソのバリスタ男塾な野郎どもならアリでしょう。
1ZのK-PRO4万円クラスのものが1万円台で買えるとなると、お得だと思います。
まとめ感想
「費用対効果」は高い1台
ちょっとずるくない?ってカンジです。後発メーカーはいいとこどりして、改良したうえで、低価格で参入っていう、後だしジャンケンで勝つみたいなところありますよね。消費者としてはメリットなので、賢くチョイスさせてもらいましょう。
クーポンが出てることがあるので、クーポン使ったら、もうぶっちぎりのスーパーコスパ王ですね。低価格で4万円クラスのミルを手に入れられるってか。いろいろバグってますな。
高性能ミル、買い換えミルを検討中だった方は、クーポンまだあるかチェックしてください。
今日も寄っていただきありがとうございます。コーヒーミル戦国時代に「スーパーコスパ王現る!」というお話でした。
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