今日ご紹介するコーヒーミルは、キングラインダーK0です。キングラインダーさんよりご提供いただきました。
そして今回ご紹介するK0モデルはリーズナブルなエントリーモデルです。
今回は結論先に言いたくないけど、しょうがない。
新たなコスパ王現る!と言わざるをえない
値段、使用感、スペック、総合的に「非がない」ので、初心者、最初のミルにおすすめですね
コーヒーミル30台以上所有して、自家焙煎もするコーヒーバカがレビューしていきますので、コーヒーミル検討中の方は参考にしてください。
特徴
キングラインダーは中国で2020年に創業したメーカーで、ステン刃のリーズナブルなラインナップ、同じような見た目で数種類あります。
ラインナップのなかで、このK0はリーズナブルなエントリーモデルです。
・最大容量25g
・160段階粒度調整
・38mm円錐のステンレス刃
・ドリップ入門機
サクッと特徴は最大容量が25gで、160段階の粒度調整できます。均一性に優れた円錐型のステンレス刃でドリップ入門機となってます。
エスプレッソは「おすすめしません」になってますね。
エスプレッソのバリスタさんでなく、ドリップメインのブリュワーさんにって感じですね。
そして、
電ドラミルです。
ついに公式に電動ドライバーを想定したミルの登場です。
フタが独立してて、6角ナット形状ですね。
スペックが
サイズ:16×5.2cm
商品重量:580g
素材:アルミニウム
刃のサイズ:38mm
容量:豆25g
調整:一周40段階(最大160段階)
使い方
使い方いきます。まず挽き目の調整です。内部のネジを回して行います。
外刃と内刃の間隔が広くなったり、狭くなったりで、粉が大きくなったり、小さくなったりという構造。
一番締めた状態から、反時計回りにゆるめていきます。
カチカチ音がするので、クリック数で挽き目が変わります。
1周が40クリックですね。
ドリップの90クリックでいきましょう。
2周と10クリック
中煎りのコーヒー豆10gで挽いてみましょう。
ハンドルも長いし、大きさがあるので、挽きやすいですね。
あと、持ち手がまんまるの球タイプ。これ初なんですけど、意外と持ちやすい。回しやすい。これ意外だったな。
こういう「食わず嫌い」多いんすよね。「うわ球ダセえ」みたいな。
使ってみたら「ぜんぜんいいじゃんみたいな」。大人になりきれない。
あ、終わった。
何秒でしょうか。
22秒
おおお、まあまあ、この手のミルはそうでしょう。
見てみましょう。
ぜんぜん問題ないですね。
でも90クリックはやや細めかな。
同条件で、電動ドライバーでもやってみます。
11秒
ぬおおおおおおお、疲れる。肩がいてえ、PC肩こりおじさんにはツライっす。手動の方がラクっす。
では、淹れて、飲んでみましょう。
おいしい。
問題ないっすね。
ええええええ、最初のエントリーミルで、この精度なら、かなりいい。
挽き目
極細挽き(トルコ式)おすすめしません
細挽き(エスプレッソ)おすすめしません
中細挽き(エアロプレスマキネッタ)60~80
中挽き(ペーパードリップ・コーヒーサイフォン)80~100
粗挽き(フレンチプレス)140
他の挽き目も見ていきましょう。
▼40クリック
細挽きですね。エスプレッソおすすめしませんになってましたが、マキネッタ等の直火式ならいいんじゃね。デロンギの安いのとか、ガチ勢じゃなければ、これでもいいかなって感じですけどね。
▼90クリック
先ほどの中挽きやや細めですね。
▼140クリック
4:6メソッドだとこの当たりでしょうか。
フレンチプレスなら、もうちょっと粗挽きでしょうね。
お手入れ
使用後、定期的にそうじしてください。分解して粉を落としていってください。
結構、内部に粉が残るのでね。
使用頻度によるけど、週一とか、違う豆に切り替えるタイミングとかで。
附属ブラシは結構やわやわなので、いつもの3種の神器でやっちゃいますね。
2ブラシ1ブロアーで落としていきます。
ステンレス刃ですが、水洗いNGです。
ここだけご注意ください。
タイムモアと比較
今までコスパのいいスンレス刃のミルと言えば同じく上海の「タイムモア」というメーカーのコーヒーミルC2というモデルが有名なんですけど、Kingrinderはそれ以下の値段で投入してきたんですよ。
分解して見てもらえば、わかるように、心臓部の刃の形状も大きさもほぼ同じ。ていうか違いがわからん。同じ工場か!ってぐらい。同じ構造、作りだし、他の各パーツも同じようなもんだし、
一応、スペック的に違う点を挙げると2か所。
1周のクリック数が違いますね。
タイムモア:12クリック
Kingrinder:40クリック
容量
タイムモア:20g
Kingrinder:25g
一度に挽ける量がちょっと多い。
個人的に思う、タイムモアと比較してのKingrinderのマイナスポイントは本体のゴムぐらいで、あとは同等ですね。
メリットデメリット
デメリット
・ゴム
・デザイン
・オリジナリティ
まず本体のゴムが気になります。汚れやすい。ちょっと持っただけで、白くなるのでカメラマン的にはうれしくない。あとゴムは経年劣化があるので、何年持つかな?ってリスクはあります。ま、外側のパーツなので、DIY補修は簡単ですけどね。
あと、カラーバリエ、モデルのデザインバリエがないので、所有感は薄いかな。
低価格を実現するために、バリエーションは捨ててるんでしょうね。
最後に、ミルの刃と構造はタイムモアだし、Kingrinderオリジナル性のところって少ない。
価格での優位性に尽きるのかな。
Kingrinderのブランド価値、付加価値としては弱いのかな。
メリット
・機能
・使用感
・価格
ミルとしての機能は大丈夫だし、使用感も問題ない。で、価格が安いとなると、コスパいいになるよね。
タイムモアC2の機能と仕様にプラスアルファのものが6950円で買えるので、お得ですよ。
って位置づけですね。
オリジナル少ないって言ったけど、機能面で1個あるのは「電ドラ使用OK」っていうところですね。
これは今までなかったと思います。私の知る範囲では、電動ドライバー使用を想定した作りなのはこれが初ですね。
デザインとか、ブランドとか、いいわ。質実剛健を求む、電ドラでやっちゃうぜっていう、男塾な野郎どもならアリでしょう。
まとめ感想
エントリーモデルとしては申し分ない
「費用対効果」は高い1台
今まで、タイムモアだったポジションに滑り込んできましたね。
ついにコスパ王を明け渡した。って感じですね。
最初のコーヒーミルとして、この精度と品質はヤバい。とんでもない時代だな。
コーヒー飲み始めた頃の自分に教えてあげたい。「使えまっせ」と。
タイムトラベルして渡したいっすね。お金はもらうけど。自分に売るな。
後発メーカーはいいとこどりして、改良したうえで、低価格で参入っていう、後だしジャンケンで勝つみたいなところありますからね。
消費者としてはメリットなので、賢くチョイスさせてもらっていいんじゃないかと思います。
クーポンはいつまで発行されてるかわからないので、お早めに。
最初のミル、買い換えミルを検討中だった方は、チェックしてください。
コーヒーミル戦国時代に「新たなコスパ王現る!」というお話でした。
コメント
コメント一覧 (2件)
ハリオからステンレス刃のコーヒーミルが六千円台で出るそうで、価格帯からこのミルが真っ先に浮かんできました
歯の形はそっくりなようにも見えますが、本体のサイズは違うようです
同シリーズのセラミックタイプはハンドルの軸が六角で、もしかしたら電ドリ対応なのでしょうか、気になります
情報提供ありがとうございます。気になりますね。そして遂に、やっと、って感じですね。