意外と知らなかった単位の話です。コーヒーが好きで自分でコーヒーを計って淹れるようになると、cc, ml, gといった単位が出てきますね。小学校の時のなんとなくの知識でやっていましたが、ちょっと調べてみたら、知らないことばかりでした。このブログを見ているみなさんには当然知ってましたよのスタンスを決め込んでいただきたいので、私のバカがバレてしまいますが、恥を忍んで知らなかったことをシェアしましょう。ここをキッチリ押さえておくと、コーヒー詳しい人に思われる事まちがいなしです。
cc(シーシー)
まずはccからいきましょう。
ねえ、ccって何の略か知ってる?
え?シーシーはシーシーでしょ。そういう単位の名前でしょ
ボーっと生きてんじゃねえよ!
NHKのチコちゃん風に叱られてしまいました。
正解はキュービックセンチメートル
そう、単位はセンチメートルなんです。立方体でどれぐらいの大きさかってことを表します。1ccは縦横高さ1cmの立方体の大きさってことです。知らんかった!
1ccを紙で作ってみました。
コーヒー1杯150ccだと、これが150個ってこと。ええーっ!!? めっちゃ多くない?
150ccを紙で作ってみました。
縦横5cmの高さ6cmの150ccです。あれ?意外に小さかった、コーヒー1杯まあこんなもんですよね。
ml(ミリリットル)
このブログでは液体の量をmlで表示するようにしています。缶やペットボトルはml表示なので、一般的に液体の量という認識が強いかと思います。
では、リットルとは何かというと1793年フランスで新しい公定単位の一つとして提案された単位で、フランスの伝統的な単位リトロン (litron) にちなんで名づけられたそうです。
リットルの定義は1立方デシメートルです。
デシは10分の1の意味なので、1デシメートルは10センチ。
1リットルは1辺が10センチの立方体の大きさをあらわします。
10cm×10cm×10 cm =1000立方センチメートルが 1 リットルということ。
1リットルを紙で作ってみました。縦横高さ10cmの1リットルです。
で、ml の「ミリ」は1000分の1の意味なので、1mlは1000分の1リットルとなり、1mlは1立方センチメートルということ。
ややこしいけど、1ccと1mlは同じで1立方センチメートルのことです。ccもmlも大きさ(体積)を表す単位ですね。
g(グラム)
グラムは重さ。質量を表す単位っていうのは、知っているし、わかりやすい。
知らなかったのは「最大密度にある蒸留水1ミリリットルの質量を1グラム」と規定したそうなんです。つまり1立方センチメートルの水を1gという重さにしましょうと決めたわけです。
なので水1cc,1mlは1gというわけですね。
コーヒーも一緒なの?
「水1cc,1mlは1g」これは私も小学校で習って覚えてましたが、読者さんから「コーヒーも1cc,1mlは1g? 水と一緒ですか?」って、ご質問のメールをいただきました。コーヒー成分が抽出されているわけだから厳密には違うでしょう、きっとゼロコンマの世界だろうと思っていましたが、メールをいただいたからには、ちゃんとお答えしないといけないので、やってみましょう。
メジャーカップに水150gを用意します。
目盛りを見ると、おおお、キッチリ150mlです。当たり前か。
ではコーヒーをドリップで抽出して、コーヒー液を150gにしてみましょう。耐熱のメジャーカップなので、そのままドリップしても大丈夫。
コーヒー液が150gになりました。水と同じであれば、150mlの目盛りのところにくるはずです。
おおお、152mlひと目盛り多いぞ。明らかにちょっと多い。その後、何度かやってみましたが、やっぱり、わずかに多い。その分重くなったってことか。へーこんなに違うんだ。コーヒー成分めっちゃ出てんじゃん。
ん?ちょっと待てよ。なんか変だぞ……. 逆か? ……. 逆だ!
同じ重さなのに量が多いってことは軽くなったってこと…..?
水は温度で体積が変わる
水は温めると膨張して体積が増えるんだよ。小学校で習ったでしょ…
ええーっ!!?
まとめ
ホットなコーヒー液は水よりもわずかに増える
ていうか水は温めると体積が大きくなる
コーヒー液と水の体積と重さの検証は次回にします。ひさびさにマジ卍で心が折れました。
今日も寄っていただき、ありがとうございます。オレ40過ぎてんだけどヤバくね?
コメント
コメント一覧 (1件)
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