BALMUDA The Speakerを購入しました。SNS等の口コミ・評判も良くて発売してすぐなのに公式サイトでは出荷待ち予約状態が続いています。発売前に予約しておいて良かった。独特の音質ですが使ってみた感想やメリット・デメリットの評価を紹介します。

ボーカルの再現性と低音のベース音の良さ、自然な音の存在感、光の演出のおもしろさが未体験ゾーンでした



なかなか他にないユニークなスピーカーだよね。スピーカーなのに光るってクセがすごい!
BALMUDA The Speakerとは
立体的で鮮明なサウンド
BALMUDA公式サイト
曲本来のバランスはそのままに、音の輪郭をはっきり、かつ立体的に再生。この音響設計はボーカル中心の音楽と相性抜群。驚くほどボーカルが近くに聴こえます。
視界に広がる臨場感
曲のグルーヴを印象づけるのは、3基のLEDユニット。音のエネルギーに追従し、光が0.004秒の速さで緻密にシンクロ。音楽的な光がライブステージのような高揚感をお届けします。
すべての音楽リスナーへ
さあ、音楽を聴きましょう。充電式でポータブルだから、置き場所を選ばず、どこへでもこの音楽体験を持ち出せます。360°全方位に広がるサウンドで、その場にいる誰もが音楽を楽しめます。
BALMUDA The Speaker開封の儀


それでは開けていきましょう。


まず、説明書と充電用のケーブルが入っています。


その下にスピーカーが出てきました。


ズルっと出しましょう。


上にスピーカーが配置されていて、上向きに音が出る仕組みになっています。


背面にボタン類が設置されています。左から
・外部入力端子(AUX)3.5mm ステレオミニジャック
・ボリューム+/−
・ライブライト・Bluetooth
・ACアダプター電源プラグ


本体寸法:直径 105mm × 高さ 188mm
本体重量:約1.0kg
素材:台座部/ABS、スピーカー部/ABS・鉄、透明パイプ部/アクリル、金属パイプ部/SUS・真鍮
消費電力:最大15W、待機時0.15W
内蔵バッテリー:リチウムイオンポリマーバッテリー
バッテリー充電時間:約2.5時間
バッテリー充放電:約500回
バッテリー連続使用時間:約7時間
スピーカー部:直径77mm(フルレンジ)
エンクロージャー方式:密閉型
アンプ部:最大出力8W
キラキラしてきれい


このスピーカーの最大の特徴は、LEDライトとセットになっていて、音に合わせて光り方が変わるというユニークなところです。光り方も3種類のモードがあります。
音に合わせて光輝く「ビートモード」
音に合わせてやさしく光る「アンビエントモード」
音に関係なくおとなしく強弱がある「キャンドルモード」


電源を入れれば点灯するので、音を鳴らさず、ベッドサイドでキラキラさせておくだけでもムーディで雰囲気あります。
スピーカーとしてはクセがすごい


一番重要なスピーカーとして音はどうかというと、正直、最初鳴らした時は「なんじゃこりゃ」って感じました。
「やっちまったなあ」と、返品するか、メルカリに出すか、頭をかかえましたが、いろんな曲を聞いているうち、良さを感じるようになりました。



たぶん最初聞いたら、こもったように聞こえるでしょうね。BOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンがオールマイティな優等生だったので、バルミューダのスピーカーはちょっと最初あせりました



スピーカーは買ってから音を出してエージングするって言うし、それ以上に聞く人と波長を合わせる時間が要るかも。アルバム2・3枚聞いて、音に慣れると良さが見えてきます
まず、ベース音がいいんですよ。
普通のスピーカーだと意識しないとベースフレーズってわからないんですけど、BALMUDAはベース音がかなり、はっきりとわかります。
次にやっぱりボーカルがいい。
たしかに声の再現性はかなり自然ですね。
あと空間に対して音が自然に存在するような鳴り方です。
BALMUDA The Speakerが苦手な音楽
モノラルスピーカーなので、アンサンブルになると、どうしてもどこかに少し物足りなさを感じるかもしれませんね。
低音と中音が強い分、上モノシンセやドラムのハイハットとかエッジの効いた高音系が、同時に鳴ると弱いかな。
ドラムとか打楽器系の破れつ音や、デジタルシンセのシャープでとがった音が弱い印象です。
ヌケが悪いという感じがあるでしょうね。スピーカーでいう「ドンシャリ系」の真逆です。
楽器が多い、トラックが多い。みたいな複雑な音の重なりの音楽はステレオスピーカーがいいでしょうね。
クラシック、オーケストラ、まあ、そもそも、その手の音楽はポータブルスピーカー向きじゃないですからね。
あと、EDM系の音楽ですね。デジタルな今風の音には向かないかな。



エッジの効いた、デジタル系のとがった音や曲には向かないかなという印象。でも、低音がでるから普通に聞くけどね。Perfume「ポリリズム」CAPSULE「Starry Sky」とかいいっすよ
BALMUDA The Speakerに合う音楽


では、反対に「これはいい!」と思ったものは、
バラード、ドゥ・ワップ、ゴスペル、弾き語りアコースティック、フォーク、ソウル、ロック
声が主役の音楽やシンプルな音楽、ギター・ドラム・ベース・ボーカルのバンドサウンドとアナログ系ほどいい。ベースの低音、ホーンなど管楽器の丸みのある音、などですね。
山下達郎さんの「ON THE STREET CORNER」というアルバムがありまして、アカペラで全パートをひとりで歌って多重録音で曲を構成するという、達郎さんがいっぱいという、おそろしい内容なんですが、これの再現性がいいんですよ。もうこれだけでも、手放すという選択肢は無くなりましたね(笑)
ポエトリーリーディングみたいな、詩を読む、語りが入る曲もいい感じThe Boom「手紙」とかいいっすよ。
あと陰な曲がいいのよ。このスピーカーだと派手で明るい曲よりもインナーな曲をより再生してしまう。
キリンジ「エイリアン」、米津玄師「Lemon」、RCサクセション「スローバラード」、ACO「悦びに咲く花」、鬼束ちひろ「私とワルツを」、ビョーク「Hyperballad」、ua「水色」



アナログ系のやわらかい音の曲は得意です。声に特徴があるシンガーとかも向いてます
ラジオと映画と自然音がいい
音楽を聞くためのスピーカーというのも大事ですが、音楽以外の使い方で気に入った事を紹介しますね。
ラジオパーソナリティの声がよく聞こえる


声の再現性が高いということは、ラジオが好きな方はこのスピーカー合うかもしれません。ラジオが好きな方って、1日中つけっぱなしで流してたりしますよね。そういう方にはおすすめですね。
理由は、このスピーカーは空間に対して自然な音が存在するかのように鳴らすので、長く聞いていても疲れないんですよ。しかも声の再現性が高いので、パーソナリティの息づかいとか、間合いとかの独特のしゃべりのライブ感とか空気感が感じられます。
ですが、落語を聞いてみましたけど、寄席でマイク1本立てて録ったみたいなのはダメっす。ちゃんとスタジオ録音してないとダメですね。ラジオはやっぱスタジオ録りだからいいんでしょう。
映画に合う


ブルーレイだの4Kだのデジタル5.1チャンネルだの映画にスペックを求める音響映画おじさんは置いといて、「ネットフリックスをスマホで見るっす」なライトユーザーの皆さんにこのスピーカーおすすめです。
声の再現性が高いので、セリフが届くんですよ、すごい聞きやすいですね。怖いシーンの「ドォォォォーン」みたいな音も出るし、音が良くなるとリアル感が違います。より映画の世界に入れて楽しめます。
映画ってセリフで物語を展開していくので、声の自然なリアル感や再現性が高いと、こんなに違うんだ!と思わぬ発見でしたね。
どのデバイスにもbluetoothで接続なので、わずらわしさがなく「ipadで見よう」ってサクッと鑑賞に入れるのもいい。
自然音に癒やされる


あと、波の音とか、鳥の鳴き声のBGM。これがすごくいい。めっちゃ自然。外の音と区別がつかないぐらい。
ブログずっと書いてると、やっぱ音楽ばっかりは疲れるんでこういの挟むんですけど、iphone、ノートPCで鳴らすと、点で鳴ってるような、いかにもなスピーカーの音なんです。
BALMUDAのスピーカーは、もっと音が空間的な存在になりますね。
暑苦しい夜に「夜の波の音」の効果音、めっちゃいいっす。ビーチへ脳内トリップ。
こういったBGM自然音系が充実しているのは、音楽サブスクサービス「Amazon Music
個人的に不満な点


買ってわかった、個人的にこれはちょっとイヤだな〜と思った点。
- 電源の入・切で音が鳴る
- ライブライトのモード切り替えでボタンを押すと音楽が無音になり、通知音が鳴る
- ライトオフでは使えない
スピーカー自体が、曲とは別の音が出るというのは、ちょっと抵抗がありますね。そこはサイレントで物理的なスイッチでの切り替えが欲しかったな。あとライトオフモードも欲しかった。
BALMUDA The Speakerまとめ
こういう人におすすめ!
- ベース音が好きな人
- ボーカルが好きな人
- 自然なBGM音が欲しい人
- サブスク動画ユーザー



つまりオレじゃん!
山下達郎サウンドには欠かせない伊藤広規さんのベース音が好きで、山下達郎のひとりアカペラが好きで、ブログ書くときの疲れないBGMスピーカーが欲しかった人
あと、いろいろ聞いて気づいたのは、もしかしたら録音のスタジオエンジニアがいいのは、いい感じで再現する気がします。
美空ひばりとか、マイケル・ジャクソンとか、大物の曲はかなりいいっす。


やっぱ音のバランスがいいんでしょう。ハイハットやドラムの打楽器系の破れつ音もいいバランスで再現します。
インディーズものよりメジャー作品のビッグネームは安定していい音出しますね。
音楽のジャンルというより、どの音をどう鳴らすかのミックスダウンとか、エンジニアの実力の差がこういったモノラルスピーカーになったとき出るのかもしれません。
一聴して「音がいいい!」みたいに反射的に反応するようなスピーカーじゃなくて、いろんな曲を聞いて、じわじわ好きになるタイプのスピーカーですね。生活に溶け込むように音を存在させるタイプのスピーカーですから、じわじわと良さを感じています。
音域の細かい数字でのスペックがどうとか、オーディオ系の音の迫力と音質をひたすら求めるタイプの人のスピーカーではないということですね。
クオリティオブライフという言葉がありますが、 普段接している音がいい音に変わると、生活の質がかなり上がるんですよね。満足度はかなり高いです。コーヒーもそうなんですが、クオリティオブライフが上がるものにお金を使うようにしています。



この大きさのポータブルスピーカーで、この音再現、光の演出のユニークさ、インテリア性、使い勝手、価格、と総合的に考えると、やっぱ買いだね
今日も寄っていただきありがとうございます。初のバルミューダ製品購入でした。


コメント
コメント一覧 (4件)
バルミューダ スピーカー クチコミ
から辿り着きました。
幅広く聴くのですが、、、
BACKSTREET BOYS、L´Arc-en-ciel
Aerosmith、B’z、あと、懐メロとか、、、
どんな感じでしょうか?
現在、頂き物のアンカーのスピーカーを使っています。
ですが、こちらで記載があるのと同じく
こもった感じなんです。
それが気になって、SONYやオーディオテクニカを購入しようか考えています。
(ドラム音、ベース音など低音は好きですがこもって聞こえるのが好きな訳ではなく…….)
沢山情報を書いてくださっているのに
質問で申し訳御座いませんが、教えて頂けますと幸いです。
コメントありがとうございます。
まず、買ってから半年以上経った使用感として、初見の「こもった感じ」に感じたのは無くなりました。慣れるんだと思います。低品質であれば、慣れない、なじまない、受け入れにくいのですが、今までにないスピーカーゆえに高品質なんだけど、バルミューダの特性かと思われます。
次にアンカーのスピーカーを持っていないので、比較することができないのですが、一通り挙げられていたアーティストの代表曲を聞いてみた感想です。
BACKSTREET BOYSは声が主体なので、かなりいい。バルミューダ スピーカーの得意なところですね。
L´Arc-en-ciel、Aerosmith、B’zは、声に特徴があるバンドサウンドですね。ドラム・ベース・ギター・ボーカルがそれぞれよく再現されバランスがいい。とても一つのスピーカーから出ている音とは思えないほど。バルミューダの社長さんは元バンドマンゆえに「絶対にスピーカーは出さない」と思っていたほど、特にバンドサウンドにはこだわりがある方が満を持して制作されたものなので、間違いないかと。
懐メロは、シンプルな音の構成なので問題ないです。ただ懐メロは再収録されたものが多いので、たまに同じ楽曲でも収録されているアルバムによって音のバランスが違うものがあります。ミキサーエンジニアの差でしょうか。私もザ・ピーナッツが好きで聞きますが「華麗なるザ・ピーナッツの世界」よりも「決定版ザ・ピーナッツベストコレクション」の方が音がいいですね。
沙羅-sara-さんのお耳に合うかはわかりませんが、
私は総じて、買ってよかったと満足しています。
スピーカーは身近な存在なので、人生で買ってよかった物ベストに入るぐらいかも。
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