今日はコーヒースケールについての話です。よく聞かれるので、これにお応えしたいと思います。
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なんでハカリがいるとー?
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注ぐお湯ば測りよったい
ちょっと何言ってるかわからない。なぜ冒頭で方言を使う。すいません。
私は注ぐお湯の量をカウントしています。
もちろん、コーヒー豆や粉を測る。時間を計るっていうのもやってます。
それができるのがコーヒースケールです。
今まで使ってない方、「今シーズンはスケール使おうぜ」と言いたい。
なぜなら、味がわかるようになるからです。
私もコーヒー飲み始めて2年ぐらいは使っていませんでした。
でも使い始めて、後悔しました。「もっと早く使えばよかった」と。
当時はハリオのしかなくて5000円ぐらいして高かったんですよ。
今は2000~3000円台のコーヒースケールがたくさんあるので、買いやすくなりました。
このミニタイプは2千円で、ふだん使っています。費用対効果高いです。
使い方は簡単なので、普段の使い方から見てもらいます。
使い方
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まずコーヒー1杯、コーヒー豆10gです。
スケールの上に、カップ、ドリッパー、フィルターをセット
豆を挽いて、粉になった後も一応確認します。
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電動ミルだと内部に粉が残るので10g切ってることもあるので確認してます。
蒸らしに15gぐらい注いで、30秒待つ
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1投目は合計で50gまで、
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2投目は合計100gまで、
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3投目は合計150gまで
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っていう感じで、注いだお湯をカウントしていってる
注ぐお湯の回数と量で多少、味の調整ができます。
私は単純に50gを3回落とし切りで注ぐというズボラレシピです。
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いろんなレシピを試しますが覚えきらん。という残念な人です。
粗挽きだと、注ぐ回数を増やすときもあるかな。30g間隔で刻む。
苦味が強そうなら、落とし切らないで注ぎ続ける。
もっと濃くとか濃度になってくると、豆の量を増やすとかですね。
お湯150gを注いで、だいたい130gぐらいのコーヒーができます。
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ドリッパーやフィルターや挽き目やらで、出来上がり量が多少変わるでしょうが、そこはよしとしてますね。
それよりもコーヒーとお湯の比率を一定にしてます。
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「1:15」コーヒーに対して15倍の重さのお湯を注ぐ
比率を統一してたほうが、感覚的なところで判断しやすい。
例えばドリップで1:15、フレンチプレスでも1:15にしていると、比較できるものが、経験的にあると違いとかに気づきやすいかな。
少なくとも比率は同じだからって考え方はできる。
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うんいい味。豆が良ければちゃんとうまい!
抽出量を計る
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ドリップで使うにしてもできあがりの抽出量を計るやり方もあります。
ドリップスタンドを使って、カップとドリッパーを別にします。
ドリッパーから落ちたコーヒー液だけを計ります。
出来上がりの量を求められる場合は、この計り方になります。
私は自分用1杯なので、比率を優先してるって感じ。
スケールが2つあれば、どっちも計ることができるみたい。
実際やったことなかったので、やってみましょう。
スケール重ねます。
上の子は注いだお湯の量を計ります。なのでドリッパーをのせてゼロ。
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下の子はカップの中の液体を計ります。なのでドリッパーを外してゼロセットする。
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MOのアニキがやってました。Youtubeチャンネルされてあります。MOさんはコーヒー抽出の大会にも出場される識者でして、心の師と敬愛しております。コーヒーメンターですね。私のような「手抜きドリップ派」からしたら、探究心えぐい。足元にも及びません。
下のスケールはどうしてもドリッパーの重さが加わるので、常に抽出量を表示させるのは無理ですね。
ドリッパーを持ち上げれば、カップの中の量が表示されるってことですね。
すげえ、さすがマニアックやわあ。
コーヒースケール
最後、どのコーヒースケールがいいのかを挙げておきましょう。価格はアマゾンの実売でざっくりした値です。
ハリオV60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B
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ハリオのコーヒースケールは実売4000円ぐらい。ストップウォッチのタイムカウントと重さを計る機能のシンプルタイプですね。
数年前はハリオしかなかったですね。
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タイムモア Black Mirror Basic+
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タイムモアはオートスタート機能があります。
ドリップの重さが加わると、タイマーが自動でスタートする
たったそんだけ?かもしれませんが、同時に4杯とか淹れてると、この機能めっちゃ助かります。
なかなかそんな人も少ないでしょうが…もう1個欲しい。実売7000円ぐらい。
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ポケットタイプコーヒースケール
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1杯分をマグカップで飲むっていうシンプル派の人は特にこれいいすよ。
底の広いサーバー使うって人は普通の幅のあるスケールがいい。安定しないと、計測も不正確ですから。
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安いコーヒースケール
2000~3000円台のコーヒースケールが他にもアマゾンにうじゃうじゃいますわ。
ドリップのオートスタート付で安いのをリサーチしたところ、次の2つが3000円前後でした。
「Litake コーヒースケール キッチンスケール 0.1g単位 3kg 400mAh USB充電式 タイマー機能付き はかり 計量器 お菓子作り パン作り 防水 日本語説明書付 デジタルスケール」
「Heptus コーヒースケール タイマー自動スタート TYPE-C USB充電 高精度 コンパクト 日本語説明書付き 2000g」
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オート機能のやつがもう1個欲しい~
と思いつつ、プライム感謝祭で、まったく別もののスケールをゲットしました。
ボマタ0.01g単位
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タイマーはないけど、小数点第二位まで計れて2000円ぐらい。
微粉を計りたいんですよ。ふつうの0.1g単位だと結構反応しないんですよ。豆1個とかにも反応しないんですよね。
開封レビューしましょうか。あ、電池とUSBどちらも使えるんだ!へえ
で、電源オン、ゼロセットして、微粉をささっと。
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おおおお0.08g キタ!これはいい。すげえ
ちなみに中煎りのコーヒー豆1粒は0.18gでした。
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コーヒー10gだと、豆1粒分ぐらいの微粉が出てるかもですね。挽き目によるけど。
まとめ感想
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計って淹れると、味のデータベースが正確になる
メジャーカップでもいいんですけど、スケール重さでコーヒーとお湯の比率を一定にすると、エチオピアはこんな味。ブラジルはこんな味っていう違いや特徴を感じやすいでしょう。
器具による特徴も感じやすいと思います。
ドリップはこういう味だけど、フレンチプレスだとこう、みたいな。
コーヒーとお湯の比率を同じにしたほうが、わかりやすい。
毎日飲んでいるからこそ、基準を設けて、繰り返すことで
感覚値のデータベースが正確になって、コーヒー経験値も爆上がりです
シンギュラリティです。ぎゅーんです。
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続けた人だけが到達するコーヒー新世界です。
ということで、今シーズン、コーヒースケール導入されてはいかがでしょうか。
2000円3000円なら、もうリターンのほうがでかいです。
コーヒーの味がわかる人になりましょう。
今日も寄っていただきありがとうございます。コーヒースケールのススメというお話でした。
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