今日は話題のドリッパー「たらちね」をご紹介します。
もうさんざんYoutubeの他のチャンネルさんがレビューしてるので、さらっと所見で流そうかな。実は30度ドリッパーはDIYで経験済みで2018年にブログでやってますからね。それの動画版も先月やったし。
製品化されてるほうが扱いやすいので、購入しました。
5年前から30度ドリップしてるコーヒーバカですので、その観点からもチェックしていきましょう。
開封
開けると、お、和歌が出てきました。
たらちねの
ははのさしゆでめをさまし
あとのにさんは
ゆになかす
オリジナルみたいですね。
「本体出てこいや」じゃん。おおお細い。リブが2本同じ方向に入ってて、横から見ると、クロスに見えますね。きれいですね。プロダクトのデザインはいいですね。
特徴
円錐30°急角度の1杯用コーヒードリッパー
縦約11センチの円錐形ドリッパーで円錐の角度が30°と急角度。この30°という角度によりドリッパー内のコーヒー層が深くなるため、1杯分でもコクのあるコーヒーを抽出することができます。
ペーパーは円錐形1-4人用ペーパーフィルターを半分に折ってお使いいただけます。
スパイラルリブ
抽出を促進し、コーヒー粉に含まれるガスを逃すデザイン。
安心の三角窓
三角窓から抽出中のコーヒーが見えるので、陶器のカップでも安心です。
付属の計量スプーン
1カップの抽出に適したコーヒー粉をすりきり12gから10g、8gが計れる目安ライン付きです。
サイズ:高さ約11cm
容量:1杯用
素材:AS樹脂
付属品:計量スプーン1個、フィルター3枚
990円(税込)
では実際使っていきましょう。箱に淹れ方が書いてあるので、これに沿って淹れていきます。
淹れ方
1.少量のお湯をコーヒー粉に行き渡るように注ぎ、待ちます。(30ml・20秒)
2.2回目以降の注湯は中央にひとすじに差します。(約80ml)
3.3回目の注湯で出来上がりのコーヒーの量を決めます。(60-90ml)
4.約2分で150-180mlのおいしいコーヒーが出来上がります。
最初の1投が蒸らし、蒸らし込みで3投で150-180mlのコーヒーにしてね。ってことですね。
1ZPRESSOのXproSの3周、粗挽きにしました。浅煎りの粗挽きでも味を出してくれるかですね。抽出の理論上はコーヒー粉の層が高い、深い、ほうが濃度が上がるはずなんです。
1杯コーヒー10gです。150ml注湯です。
飲んでみた
では飲んでみましょう。うん、うまい。さすがライトアップコーヒーさんです。
「メレンゲクッキーのようなふんわりとした甘さが心地よい。」確かに確かに。
まあ問題なく使えるぞっていうのはわかりますが、同時にこちらハリオV60でも同じタイミング同じ入れ方をしていました。もちろん。コーヒーの挽き目も同じでペーパーも同じですね。ほぼ同じ条件になってるはずです。
じゃあこちら飲んでみましょう。んんんんん。えーっと
意外。ぶっちゃけ今、第一印象ではV60の方がうまいぞ。
酸味のフルーツ感が出てるなあ。「オレンジやピーチのような酸が明るく伸びやか」て書いてありますが、それがV60の方が感じるし、ふんわりとした甘さっていうのももちろん出てるし、 V60の方がバランスいいすよ。
濃度としてもそんなに薄くはないし、あんまり濃度差を感じないすね。
段理論からすると、たらちねの方が濃いはずなんですが、あまり体感として感じないな。味わいだけで言ったら V60の方は味が出てる感じがしますね。
濃度計で測ってみると
たらちね:1.06%
ハリオV60:1.14%
あ、やっぱりそう?そうですよね。
んんん。こうなると、なんかちゃうぞと。どういうことだと。
何かしら?原因があるんでしょうが、一旦今日はここで終わります。ちょっとね。体調が悪いんで、あんまりコーヒーを飲めないんですよね。すいません。細菌性腸炎なってしまって一旦今日はここまで。
はい数日経ちまして、思いついたのは、
考察:注ぐ回数が少ないと、プールしてしまう、水位が上がると、貯まっている上の層のお湯が横から染みでてしまうんじゃないかな。
スタンダートの記事の一部に、ハリオV60でお湯の水位が上がると、上のほうはけっこー横から出るばいっていう論文があるって書いてました。それをヒントにしてるんですけどね。
リベンジで後日使ってみて、同条件で注ぎの回数を増やしてあげると、少し強くなりました。1.19%ぐらいまでは来ましたね。
メリットデメリット
デメリット
・淹れ方
・紙
・未知数
まずデフォルトの淹れ方が粗挽き向きではなかったみたいですね。プールせず注ぐ回数を多くした方が粗挽きにはいいかな。細挽きの場合は、どうしてもお湯が貯まっちゃうので、また再構築しないといけないんですけどね。という感じで、試行錯誤は結構いるかな。
デフォルトでは2-4杯用の紙が入ってますが、大きい紙はちょっと高いよね。プールしない注ぎ方なら1-2杯用の小が使えます。専用の紙がないので、半分に折って使うんですが、片面は紙が1層で反対面は3層になるので抜け具合変わってくるよね。
最後、今までのドリッパーと違うので未知数な部分で抵抗がある人もいるかな。
あとデメリットにあげるほどじゃないけど、個人的に「たらちね」ってネーミングがあんまりイメージよくないんだよね。たれた乳でしょ。姥のイメージなんだよなあ。稲中思い出すんだよね。北野武「ソナチネ」みたいな。まそれはいいとして。
メリット
・お湯落とすだけ
・濃度
・デザイン
注ぎ方はもうお湯を落とすだけなので、技術や経験の要素は少なくなったよね。
注ぎの回数を増やせば、通常のドリッパーより濃度は高くなります。飲み比べればわかるレベルですけど、極端には上がらないですよ。0.1%前後ぐらいかな。
でも0.1違ったら印象変わるんでね。わかる人はわかるレベルというまた微妙なライン。
デザインいいじゃないですか。スパイラルのリブがロンギヌスの槍みたいで好きですよ。
エヴァンゲリオンのなかでは最強の武器ですからね。
まとめ感想
サードインパクトなるか
なにがファーストでなにがセカンドかは言及しませんが。まあ一応タイトル回収ということでね。
CAFECさんがDFFP27を発売して、時期的に集中したので、盛り上がりはありますよね。少なくともYoutube上ではね。
個人的には最初のデフォルトの淹れ方で、粗挽き条件と合わなかったので、ちょっとテンション上がってないんすよね。
冒頭で触れたように2018年の5年前にやってたアイデアなんでね。その製品版ってだけで。
っていうことは、クラファンでオリジナルドリッパーとして商品化しとけば、今頃、大金持ちですよ。大富豪ですよ。every dripper御殿ですよ。
んなっこたねえよ。
まあでも、自分はDIYの細ドリップは浅煎りの粗挽きでしか使ってなかったから、いろんな条件での検証は少なかったけど、
みんなが色んなレシピを共有してくれたら、最強の武器になるかもですね。
人だよりです。
コニカル30シングルコーヒードリッパー たらちね というお話でした。
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