Standart Japanは良質なコーヒーマガジン

Standart Japanさんからメールをいただき、サンプルが届きました。「なんかコーヒーの雑誌がある」と見つけて、アマゾンの欲しいものリストに入れて、本屋で見かけたら見てみようぐらいの認識でしたが、想像以上に引き込まれてしまいました。そんなコーヒーマニア必見の書を紹介します。

目次

Standartとは

海外のコーヒーマガジンでStandart Japanはその日本版。年4回発行の季刊誌。オールカラーで130ページの読み物中心の本。1,450円。

Standartは、「美味しいコーヒーを誰もが気軽に楽しめるようにしたい」という想いから始まった、スペシャルティコーヒーの文化を伝えるインディペンデントマガジンです。コーヒー業界で働く人々、コーヒーが大好きな人たち、そしてコーヒー文化やその文化が生まれる場所を「繋げる」ために厳選されたコンテンツを読者にお届けします。

なんということでしょうか。動機は同じなのにこんなにシュッとしてカッコイイ。デザインもいい。しかもちゃんとしている。情報の質が高い。それに比べ個人のブログとはいえ、なんて雑多でごちゃついてんだ。と、若干の負い目も感じますが、きっと根っこの部分を共感していただたから、メールをいただけたのでしょう。

背景がわかる

私は雑誌の編集者をやったことがありますが、日本の雑誌ってほとんどは広告本なんですよ。広告主のための本。でも、この本の良さはちゃんとコーヒーというテーマを深ぼりしている。取材して情報が正確で、海外の記事と日本の記事と、いろんな人が書いているので、広さがあり、深さがあり、背景がしっかりわかる。これは雑誌の良さですね。ブログは所詮、素人メディアです。タイムリーに今おきてる現象を伝えるのは得意ですが、その現象の背景まで深掘りしていると、更新できなくなるし、基本個人ですから広さがないわけです。

そして、本のコンテンツは3部構成になっています。
COFFEE/コーヒーそのものの事
例)ゲノム編集でコーヒーノキを強化
PEOPLE/コーヒーに関係する人達のインタビューなど
例)カウンターの奥で起きている差別
WORLD/各国のコーヒーを取り巻く情勢など
例)チャラテナンゴから世界へ(エルサルバドルの産地の記事)

トピックもなかなかマニアックで、この分け方もいいですね。コーヒーというテーマを多角的に見てますよ。

物事を考えるとき、3つの視点で考えるといいんですよ。例えばピラミッドは真上から見たら正方形、真横から見たら三角形、斜めから見たら四角錐っていうように。いろんな角度から見ると、特徴をつかみながら立体的に本質がわかる。実は私もブログの記事は3部構成にしているんです。基本的には「序・破・急」の3部構造で「共感・発見・ユーモア」の3つの要素があると、いい記事になる。すいません余談でした。

コーヒーがうまい

コーヒーが好きになって、本とか読み始めると「じゃあ、この人の言うおいしいコーヒーってどんなの?」って思いませんか。私は本を読むたびに思っていて、書いてる人のコーヒーを飲みに行きました。東京の「カフェバッハ」に行きましたし、オオヤミノルさんのコーヒーも飲みに行きました。鹿児島のvoila土居珈琲も取り寄せました。コーヒーハンター川島良彰さんのお店「ミカフェート」にも飲みに行きました。時間と距離と金額かかりますよ。コストはんぱないわけです。

それがなんと、この雑誌には定期購読でコーヒーがついてくるんです。「これがおいしいコーヒーです。どうぞ飲んでください」って。なんて親切なんでしょう。わざわざ飲みに行ってた人からすると、イチかバチかでリスキーに飲みに行くコストかからないわけです。で、今回は記事にもなっている「Coffee Supreme」のコーヒー豆がサンプルでついていました。めっちゃおいしかった。レビューは近々しましょう。

Standartまとめ

すべてバランスがいい
情報の量、質、内容。そしてプラス要素の全てにおいてバランスがいい。情報量も多すぎず、少なすぎず、質も高い。文字が多いから、パッと見は難しそうって感じたけど、読んでいけば難しい言葉や言い回しもなく、内容を理解して普通に読めます。年4回発行。ちょうどいい量。月イチだと情報過多になりそう。さらにコーヒーもうまい。価格も手頃。コーヒー付きなら安いぐらい。コスパ最高です。

ということで、私は年間定期購読を申し込みました。さらに10%OFFでお得になります。送料別で5,220円。地域によって送料が変わるみたいだけど、私はプラス1000円ぐらいでした。なので年間6000円でコーヒーの世界が広がる良質な情報とおいしいコーヒー豆のサンプルが年4回、家に届くなら安いもんかな。これはガチで買いです!お申し込みはStandart Japanホームページにて。


今日も寄っていただき、ありがとうございます。わたしゃあ素直にいいものはいいと言うよ。

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この記事を書いた人

30年以上も飲めなかったコーヒーが飲めるようになったら、豆を挽き、ハンドドリップで淹れ、焙煎をするまでハマってしまった。人生何が起こるかわからないね。詳しくはこちら

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