今日のコーヒーはコーヒーマガジン「STANDART JAPAN」の定期購読特典のサンプルコーヒーです。第6号が届きました。Tim Wendelboe「Colombia/Finca Tamana」なんのこっちゃ?って感じですが開けたところ、かなり浅煎りでシュガー系の甘い香りがします。とりあえず飲んでみましょう。
直感で淹れてみる
きっと「STANDART JAPAN」のサイトにはレシピが出ているでしょうが、ここは「ドンピシャおれ好みに直感で淹れてみる」遊びをします。まず、これだけ浅煎りなので、どの淹れ方にしてもお湯の温度は95℃でいきましょう。高温抽出です。次に豆本来の味を味わいたい、ペーパーは良くも悪くも味をカットしちゃうので、ステンレス系。浸け置きのフレンチプレスか透過のドリップか、中間のエアロプレスか。悩むところですが、好みでドリップでいきましょう。ということで「茶こしドリップ」。最後にメッシュ挽き目を決めます。最近の好みは粗挽きですが、粗挽きはキケンだな。茶こしでは味が出ないでしょう。中挽きより少し粗くいきましょう。
おおお、香りも味も文句なしですが、もう少し濃度が欲しいですね。メッシュが中途半端だったかな。惜しい。
ティム・ウェンデルボーのレシピ
では「STANDART JAPAN」のサイトにいってみましょう。ティム・ウェンデルボーさんのレシピが公開されていました。
- コーヒー豆14g、細挽き
- 95°Cのお湯を200g注ぐ
- 3回かき混ぜて、ハンドルを取り付け60秒
- ハンドルを取り外し、再度3回かき混ぜる
- ハンドルを再度取り付け、20~30秒で押し出す
やっぱりエアロプレスか。これだけ浅いと、ドリップでは、どうしても濃度が出にくいんでしょうね。エアロプレスはインバート方式で失敗してから、ちょっと出番少なめなんだよね。でもこのレシピは通常のプレスだから大丈夫、やってみましょう。
淹れてすぐの高温帯は味を感じにくいので、少し冷めた中温帯で飲みます。
おおお、これだ!明らかに甘味が出ましたね。シュガー、シロップ系の甘味。豆を嗅いだ時のあの香りに近い。さすがですね。
ただ、温度が下がってくると酸味が強くなってきます。抽出後でもかなり味の変化が大きいね。
北欧コーヒー界の伝説の人?
ティム・ウェンデルボーさんはワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2004年度の優勝者。ノルウェーのオスロに小さな焙煎所兼カフェを構えるスペシャルティコーヒーロースター。北欧コーヒー界の伝説とまで言われる世界のコーヒーシーンを牽引する人。
コロンビアのFinca Tamana(タマナ農園)のオーナーと共にコーヒーをより美味しくするための様々な改善をしていくうちに、自身でもコロンビアにコーヒー農園を持ち、コーヒー精製のプロセスはもちろん、土壌から育てる徹底ぶり。
ザ・コーヒーマニア!コーヒーバカ(最大級の賛辞ですよ)
(詳しくは、Yahoo!ニュース「北欧コーヒー界の伝説の人、ティム・ウェンデルボー「気候変動でコーヒーが飲めなくなる」 現地レポ(3)」AllSync.jp「Tim Wendelboe(ティム・ウェンデルボー)がFinca Tamanaでコーヒーを美味しくするため、改善した3つのこと。【来日レポ】」参照)

今日も寄っていただきありがとうございます。なかなかうまかったよティム!
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