当ブログはアフィリエイト広告を含みます

【ネルの味】ハリオ ダブルステンレスドリッパー粕谷モデルをレビュー!

ハリオ ダブルステンレスドリッパー粕谷モデル

ハリオから新しいステンレスドリッパーが発売されました。「ハリオ ダブルステンレスドリッパー粕谷モデル 1~4杯用 KDD-02-HSV」は、ワールドブリュワーズカップ(コーヒー抽出の世界大会)で優勝した粕谷哲さんとハリオが共同開発した商品です。

ひろ

これメッチャ気になるんですよ。ステンレスでネルドリップの味わいを出そうとしてるらしいよ

ビター

えー!ネルドリップは布だからあの味になるんじゃないの!?

それではコーヒーブログevery coffeeによる「ハリオ ダブルステンレスドリッパー」のレビューをどうぞ。

目次

ダブルステンレスドリッパーの特徴

日本のコーヒー文化で特徴的なのが、深煎りの豆をネルドリップで、一杯ずつ丁寧に淹れるスタイル。やっぱりコーヒーって手から淹れるのが楽しいんですよ。ブルーボトルコーヒーの創業者も、これに感銘を受けた。でもネルフィルターは管理が面倒なので普及しない。それで昨年1月、HARIOさんに、僕は手間がかからない金属でやりたいと申し出たんです。

NIKKEI STYLE「コーヒー文化を輸出する 世界王者の新ドリッパー

ネルの味わいのドリッパーを作りたい。でもステンレスを使いたい。ネルはメンテが大変だから。
という、ぶっ飛んだ発想です。

ネルの味わいなのに、ステンレス!? ネルの味は布だからあの味なんじゃないの?

一般人はこの固定観念があるわけですよ。

さすが世界チャンピオンは考えが違うなあ。粕谷さんは元IT系の方なので、ロジックは間違ってないはず。

ネルの味わいは形状で可能ってことなのかな。謎だ。

開封の儀

ワールドブリュワーズカップ(コーヒー抽出の世界大会)で優勝した粕谷哲さんプロデュースですね。

形状はネルドリップに近い。

1〜4杯用です。

ではオープン。

持ってみるとこんなカンジ。

コップってカンジ。

中から見て側面がダブルメッシュ。

底面はパンチング式です。

ひっくり返して、ここからコーヒーが落ちるのか。

メッシュ具合が写真でわかりますかね。

スタンド部分に刻印がありました。

こういうカンジね。

スタンドが取手にもなるし。

取手がスタンドでもあると。

品番:KDD-02-HSV  
カラー:ヘアラインシルバー  
製品サイズ:幅 120 × 奥行 100 × 高 100mm  
容量:1~4杯用  
重量(個箱含む):約200g  
価格:¥5,500(税込)  
材質:本体・スタンド/ステンレス  
原産国:中国製  

説明書でかっ。日本語もあるけど、それ以外が多い。グローバルだ。

ダブルステンレスドリッパーの使い方

では使っていきます。まずは説明書通りに使ってみましょう。

1杯:コーヒー粉12g(中挽き〜粗挽き) 

1コーヒーの淹れ方
ドリッパーをスタンドにセットし、コーヒー粉を必要な杯数分入れます。コーヒー粉は軽くゆすって平らにしてください。(中挽き〜粗挽き、1杯分12gが目安です。)
※お好みによって粗さと量を変えてください。

2杯分24gを中挽きで用意しました。まず30秒蒸らします。

2ドリップ
沸騰したお湯を火からおろし、お湯の静まりを待ちます。コーヒー粉の中心か らコーヒー粉全体がしめる程度にお湯をゆっくり注ぎ、30秒程蒸らします。30 秒程蒸らしたら中心よりうず状にお湯をゆっくりと注いで抽出してください。

思った以上にお湯のヌケが悪い。

横からはそんなに出ないぞ。意外とお湯をキープするね。

できあがり
抽出が終了したらドリッパーとスタンドをはずして、カップへ注ぎます。 ※抽出後ドリッパーとスタンドは熱くなっていますのでやけどにご注意ください。

2杯分中挽き24gのコーヒー粉に対して、90度のお湯を300gを5回に分けて注湯しました。出来上がりは260mlです。

ダブルステンレスドリッパーの味は?

ひろ

うまい!たしかにネルに近いね。オイルも出てるし、微粉もカップに混じらずクリアです

もちろん計量カップには多少微粉は混じってますけど、それでも少ないと感じました。

中挽きよりも粗挽きのほうが良さそうですが、初回でこの味わいならかなりいい。

一口目で「うまい!」って思えたところに、このドリッパーのポテンシャルを感じました。

「いやいやいや実際ネルドリップと比べてどうなの?」って思うでしょ?

ネルドリップと比べてみた

実は全く同じ条件で同時にネルドリップでも淹れてたんですよ。ではネルドリップと飲み比べてみましょう。

ひろ

飲み比べると、やっぱネルのほうが濃厚でまろやかな味わいだけど、ここまで差が少ないとは!

ステンレスドリッパーのほうがより酸味が感じられ、すっきり感があります。

ネルのほうは、まろやかで濃い分、苦味を感じやすいかな。

温度が冷めてくると、差が少なくなりますね。濃度を計ってみます。

ステンレスドリッパーは1.75%

ネルドリップは1.85%

ネルのほうがヌケが良く、早く抽出が終わったのに、濃度が高いのか。

使ってわかった事

2杯分の24gのコーヒー粉を使って、数回に分けて注ぐと、ほぼこの底辺からコーヒーが落ちます。横からはあんまり出ないね。

底辺のステンレス部分はパンチングの穴なのでダブルメッシュじゃないから「中挽き」だとヌケが悪いのか。

挽目は「粗挽き」がいいでしょうね。ネルドリップのセオリー同様に「粗挽きで少し多めのコーヒー粉を短時間で抽出する」がいいと思います。

コーヒーを淹れる前に水の抜け具合を見ておくといいでしょう。

1杯分を抽出

では、次に1杯分を抽出してみましょう。今度はネルドリップのセオリーどおりに「粗挽きを短時間で抽出」してみたいと思います。

半端に余ってたので、1杯分に14g使っちゃいましょう。

粗挽きにして微粉も取ります。

1杯分だと容器に対してかなり少ない感じになっちゃいます。ではお湯を注いでいきます。

ひろ

あれ?粗挽きでも結構、お湯のヌケが悪いぞ

140mlを抽出するのに蒸らし込みで4分半かかっちゃった。

後半お湯を多めに入れて重さをかけたんですけどね。このドリッパーはお湯を注ぐ重さを加算していく淹れ方より、時間優先で抽出量を見ていくほうがいいですね。

味はどうでしょう。

ひろ

うん!味はいいんだけどね。まだ淹れ方に慣れないな

微粉を取った粗挽きコーヒー粉14gを使って、140ml抽出してコレぐらいの微粉がカップに落ちます。

微粉問題については私は気にしないタイプです。飲んでもネガティブな要素がなければ、ですけど。

使ったあとは

コーヒー粉を書き出して、洗剤で洗ってください。

実はサイフォン用の竹ベラがお掃除に使えるという。

ダブルステンレスドリッパーまとめ  

ネルの味わいに近いのでおすすめ

初見で「ハリオ ダブルステンレスドリッパー粕谷モデル 1~4杯用 KDD-02-HSV」メリットとデメリットをまとめます。

特徴・メリット
・コーヒーオイルも抽出
・ドリッパーとスタンドは着脱可能
・微粉が少ない
・洗いやすい形状

デメリット
・中挽きだとお湯のヌケが悪い
・価格
・耐久性、メンテナンス性が未知数

ダブルメッシュのステンレスドリッパーは目が詰まったりするので、その意味での耐久性、メンテナンス性が未知数です。でも1〜2杯しか淹れないなら側面のダブルメッシュ部分には影響少ないかも。

ひろ

まだまだ遊べそうだし、ドリッパーの選択肢にレギュラー入りしそう<

ビター

ステンレスでネルドリップに近いってスゴくね?

今日もevery coffeeに寄っていただきありがとうございます。これは新スタンダードになるかもよ。

▼その他のステンレスフィルターはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次