今月の自家焙煎は「エチオピア/ゲシャG1 ハニー」です。最高のコーヒーといわれる「ゲイシャ」のもともとのルーツとなる種、自生地区「ゲシャ」のコーヒーになります。
ゲシャビレッジ農園
エチオピアのジャングルの中に夫婦ふたりで2011年にできた農園です。ゲシャの森から厳選したゲシャ種を栽培しゲシャ種のみを扱っています。様々な障壁を乗り越えて、先住民族と連携・共生し、2016年に商業ベースでの収穫ができるようになったという若い農園になります。
コーヒーの「ゲイシャ」って聞いたことありますか?ローソンでも1杯500円で提供され、なんじゃそりゃ?って思われた方も多いのではないでしょうか。ゲイシャっていうコーヒー豆の品種になります。
世界一のコーヒーゲイシャ
コーヒーが好きな人に「世界一のコーヒーは?」と聞いたら、「ゲイシャ」と答える人は多いでしょう。なぜなら、コーヒー抽出の世界大会(WBRC)のチャンピオンが使用したコーヒーは「ゲイシャシルビア」でしたし、スペシャルティコーヒー市場では、パナマのラエスメラルダ農園の「ゲイシャ」は、異例の単独農園でオークションにかけられ、年々値段も上がっているからです。味も値段もぶっちぎりというわけです。
そもそもゲイシャとは
1931年にエチオピアのゲシャ地方で発見された品種で、「ゲシャ」がなまって「ゲイシャ」になったようです。発見後、ケニア、タンザニア、コスタリカの研究所を経由し、1978年ごろパナマに入ったようですが、ゲイシャが栽培されることはなく、消えていったようです。しかし、ラエスメラルダ農園が広大な農園内に香味がすばらしい品種のコーヒーの木があることに気づきます。ただ、この木は病気に弱く、デリケートで、高さも4m以上になるため、栽培も難しく、採算も悪い品種でした。これを栽培に成功させ、2004年の品評会に出品されたことで、注目を集めるようになりました。今では、コスタリカ、グァテマラなど、世界中でゲイシャが栽培されるようになり、 その土地土地で、風味のことなるゲイシャが楽しめます。
ゲイシャの祖先「ゲシャ」
大ブレークしたゲイシャですが、そのおおもとのエチオピアのゲシャ地方で2011年にコーヒー農園ができました。もともと自生していたゲシャ地方の“ゴリ・ゲシャの森”で採取した種を持ち帰り、栽培しだした「ゲシャビレッジ農園」です。ゲイシャに特化して栽培されていて「ゲシャ」「ゴリゲシャ」の2種を栽培しています。まさに原種の中の原種といえるでしょう。
ゲシャの生豆
ゲイシャの豆は大きく長細いのが特徴ですが、ゲシャの粒はそんなに大きくないです。形状も普通ですね。
ハイブリッド炭火焙煎
直火焙煎なんですが、今月から木炭を入れてハイブリッドで焼きました。
香味がいい
生産国:エチオピア地域ベンチマジ区
規格:G-1スクリーン
規格無し
標高:1,909~2,069m
欠点:~3
精選方法:ハニー
品種:ゴリ・ゲシャ
収穫年度:2016/17
「柑橘系の香り、甘味、爽やかさが特徴」
試し焼きはちょっと焼き過ぎました。やや浅めの中煎りでいきましょう。
●メッシュを中挽きもしくは中細挽き
●高温抽出90度以上で
●蒸らしなしの1投目を40ml,2投目を40ml
●少し冷まして中温帯を飲む
今日も寄っていただきありがとうございます。
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