コーヒーミル30台以上持ってるコーヒーバカが大事な1台をスルーしていました。
それが「ハリオ セラミックスリムMSS-1TB」です。
先に同じハリオの大きいMSCS-2Bを買っちゃったので、ま、それのスリム版だよねーって流してたんですが、それが大間違いでした。
なにが大間違いだったかというと、2Bと1TBは構造が違うんですよ。
実は似て非なるものでした。これは大失態です。申し訳ありません。
結論:コーヒーミルデビューこれ1択だろ!
えええええええええ~
いや、もちろん。もちろん2Bもアリです。毎回挽くのめんどくさい人はでかい「2B」たくさん挽いてストックできるからね。コンパクトがいいなら「スリム」1TB。
この主張は変わらないんですが、「コーヒーミルデビューです」「毎回挽くっす」という条件なら
価格、精度、使用感、パーフェクト!なスリムこれ1択じゃね?という話
まずまずサクッと使ってるところからいきましょう。
使い方
挽き目はこの調整ネジをゆるめていくと、粉が大きくなる。
このスリムは1周が8クリックですね。
では1周の8クリックでいきます。
コーヒー1杯分、豆10gを上に入れて、フタをしてハンドル回します。
豆の感触を感じてください。これが手動の醍醐味です。コーヒーとの対話です。
1分05秒でした。
ボトルの目盛りは1杯分12gにマークがあります。
精度
コーヒー粉チェックしていきましょう。うん、いい感じ。市販のコーヒー粉のペーパードリップ用の中細挽きって感じで。
飲んでみて、うまし!問題ない。
もちろんハリオV60で淹れました。
セラミック歯のミルは中煎り~深煎りのブレンドとか、コクとか、複雑な味わいのコーヒーに合いますね~。いい。うまい。
お手入れ
使ったあとは、ササっと粉を落とします。同じ豆をすぐ使うなら、そこまで神経質にならなくてもいいのですが、毎日使うなら週一は掃除したいですね。
ブラシとかブロアーは100均とかで買ってね。
分解して水洗い可能です。
スペック
サイズ:W15×D7.2×H22cm
容量:豆 24g
重量:約400g(個箱含む)
材質:
メタクリル樹脂、ポリプロピレン
セラミック、ナイロン、ステンレス
中国製
価格:¥3,300(税込)
2023年現在アマゾンで2000円ぐらい。ハリオ公式サイトでは一応パーツのみも買えます。
でも、内歯、外歯が売ってない。残念。歯がすり減るんですよ。歯は消耗品なんですよ。まあ、この価格ですから、買いなおしてもアリでしょう。
挽き目
他の挽き目チェックしておきましょう。挽き目は調整ネジのクリック数で変更します。
調整ネジが動かなくなるまで締めたところをゼロとして、カチッとなる毎に1カウント。
1周が8クリックです。
説明書にクリック数の明記がなかったけど、ハリオのサイトの「よくある質問」に目安がありました。
細挽き【5クリック】(0.5~0.8mm)
中細挽き【10クリック】
中挽き【15クリック】(1.0~1.5mm)
粗挽き【20クリック】(1.0~2.0mm)
※調整ツマミを締め切った状態を0とする
▼細挽き【5クリック】(0.5~0.8mm)
いい感じに問題なく揃ってますね。
▼【8クリック】
先ほど見てもらった1周の8クリックですね。市販のコーヒー粉ぐらい
▼中細挽き【10クリック】(0.5~0.8mm)
▼【12クリック】
やや粗いかな。徐々に粗い粒が混じってきますね。
▼中挽き【15クリック】(1.0~1.5mm)
サイフォン / ネルドリップ / ステンレスフィルター
▼【16クリック】
中粗か粗挽きかってところ、フレンチプレス、粕谷哲さんの46メソッドこのあたり
▼粗挽き【20クリック】(1.0~2.0mm)
ペーパードリップだと1周の8クリックから15クリックの間が一番使うところですね。
同じコーヒーで同じ淹れ方をしても、挽き目で味がぜんぜん変わるので、ミルデビューの人は、いろいろ試して自分の好きな挽き目を見つけてください。
挽き目の傾向をざっくり言えば、
- 酸味を出したいなら粗挽き、苦味を出したいなら細挽き
- ライトにしたいなら粗挽き、強めにしたいなら細挽き
- 薄くしたいなら粗挽き、濃くしたいなら細挽き
比較
冒頭に登場した2Bと比べます。先に述べたように、実は構造が違います。挽き目調整の位置が違います。これはスリムのほうがわかりやすい。
そしてスリムは外刃も外れます。ただ精度としてはさほど差がない。けど使用感はスリムのほうがいいですね。
毎回挽くのめんどくさい人は、2Bでたくさん挽いてストックして使う。
メリットデメリット
デメリット
・容量
・精度
・浅煎り
まず1度に挽けるのが24gです。
そして、値段を無視した場合、精度がいいとは言えない。値段を考慮すればぜんぜんいいけどね。
このミルがというより、セラミックのミル共通で、浅煎りの固い豆だとミルの歯が割れるというリスクがあります。
浅煎りのスペシャルティコーヒー中心に飲みたい方はスンレス刃のほうがおすすめ、強度的にも味的にも。
セラミック歯は中煎り~深煎りのブレンドとか、コクとか、複雑な味わいに合うかな。私はそうしてます。
メリット
・使用感
・価格
・コンパクト
まず、使用感も問題なしです。分解して水洗い可能です。
ストッカーも直線的になってて粉が内部に残らない。毎回挽く人にとってココ需要です。
で、何と言っても価格です。定価¥3,300(税込)、アマゾンで2000円、プライムセールとかだとさらに安くなる。
100均とかニトリとかの2000円未満のミル買うぐらいなら、もうちょいプラスしてコレ買ってください。お願いします。コーヒーミル推進委員からのお願いです。
最後コンパクトでスリムです。このサイズ感いい。大きすぎず小さすぎず、男女ともに握りやすい。挽きやすい。って感じで、デザインもいい。
機能的であり、飾りすぎず、飾らなすぎず、デザインには黄金比ってあるじゃないですか。これがベストバランスだぜっていう。
もしコーヒーミルの黄金比があるとしたら、それはセラミックスリムと言っても過言じゃない。
まとめ感想
コーヒーミルデビューならこれ1択だろ!
最初の1台にもっと推すべきだった。
実際に手にしないと、やっぱわからんすねー。
これで¥2,000かよ。マジか。
ま、でもある意味、説得力出たんじゃないでしょうか。
コーヒーミル30台以上レビューしてきたコーヒーバカが今、手にしても
「めっちゃいい!お値段以上じゃ!ありえん!」って感じているという。
30個以上と比較して、相対的に判断してもお得すぎるミルと感じざるをえません。
ミイラとりがミイラです。コーヒーミイラです。たとえ違うか。要はとりこになってしまったということです。
「コーヒーミルデビューです。毎回挽くっす」という条件なら、もうこれ1択でしょ。
価格、精度、使用感、パーフェクト!これは売れるわ!
もう何年も前から売れてますから!知ってる!
コレ神アイテムじゃないですか。すっかりファンになってしまいました。
で、さっきアマゾン見たら、セラミックコーヒーミル ミニスリムプラス ブラックを発見しました。
ヤバい。ほしい!4000円高けえ。でも、コスパとかどーでもええ。かっこいいクール!
最後にまた病気が発症してしまいましたが、コーヒーミルデビューならこれ1択だろ!って話でした。
今日も寄っていただきありがとうございます。プラス ブラックほしい。
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