妻がブラタモリの影響で「六甲のおいしい水」をダース買いしまして、「これでコーヒー淹れてみてん。飲みくらべてん。違うけん」と言ってきたので、今日は、六甲のおいしい水でコーヒーを淹れてみます。飲みくらべ企画にしたかったのですが、10gしか残ってなくて豆を切らしてしまいました。1杯ですが、ここ1週間飲み続けている自家焙煎のペルーマチュピチュなので、味はわかっているし、舌が覚えているはずです。いつも通りに淹れました。
うん。しっかりしてる。いつもより味がしっかり出ている。いつもより若干酸味もあるようなカンジかな。これは確かに違うぞ。正直最初は変わらんやろうなあって思ってましたが、これは気になります。なんか理由があるはずです。
水道水より軟水だった
六甲のおいしい水のラベルを見てみますと、硬度32mg/Lの軟水と書いてあります。普段浄水器で使用している大分市の水道水を調べてみましたら、硬度60mg/Lの軟水だとわかりました。約半分の値ですね。
- 六甲のおいしい水 硬度32mg/L
- 水道水 硬度60mg/L
硬水か軟水かでコーヒーの味が違うというのは感覚的にはわかりますが、ちゃんとしたコーヒー本を読んでみましょう。
硬水になるほど酸味を打ち消す

軟水か硬水かで味に影響するのは酸味だそうです。水がアルカリ性(硬水)になればなるほど、酸を打ち消す力が強くなります。(『コーヒー「こつ」の科学』 より)硬水になるほど、酸が打ち消されて、苦味が強調されるというわけです。
軟水の方がコーヒー本来の味が出る

そのコーヒー豆が本来持っている味、酸味も苦味もそのまま出そうと思ったら、酸味を打ち消さない軟水がいいでしょう。
オオヤミノルさんは「出汁は軟水の方が味が出るでしょ。コーヒーも一緒だよ」と言ってました。
また、コーヒー抽出世界大会でアジア人で初優勝した粕谷哲さんが使用した水は青森産「白神山地の水」という硬度0.2mg/Lの日本でも珍しい純水に近い超軟水。
もう一杯おかわりいかがですか
どすか?自分の舌もだいぶ味がわかるようになったんじゃないかと、ほくそ笑んでます。こういう、ホラやっぱりね。みたいなのが、おもしろいところ。
今日も寄っていただきありがとうございます。今度は超軟水と超硬水で飲み比べてみよう。

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