オリガミドリッパーをご存知でしょうか。最近注目のドリッパーで、おしゃれな見た目もさることながら、プロも使っている本格派なんです。
ORIGAMIドリッパーは日本の美濃焼の陶器のドリッパーです。ドリッパーサイズはSとMがあり、木製のホルダーをセットして、おしゃれかつ機能的で、コーヒーをおいしくしてくれます。
ORIGAMIドリッパーairは樹脂製でサイズはSのみです。

これが使ってみると、意外と軽くて気に入りました



陶器って重いイメージあるけどオリガミドリッパーは軽くて使いやすい
それでは世界40カ国以上・3000杯以上のコーヒーを飲み、自家焙煎するコーヒーマニアのコーヒーブログevery coffeeの「オリガミドリッパー」のレビューをどうぞ。
ORIGAMIドリッパーとは


岐阜県東濃地域は、豊かな自然に恵まれ、
ORIGAMI公式サイトより引用
良質な土と腕のいい陶工が集まる陶磁器生産の一大拠点です。
ここで生まれた陶磁器は“美濃焼”と呼ばれ、国内陶磁器の約6割を占めると言われています。
400年以上の歴史を誇る伝統技術が息づくこの場所でORIGAMIは生まれ、
国内外のコーヒーを愛する人たちに届けられます。
サイズとカラーと素材


サイズはSとMの2タイプがあります。
Sサイズ:Φ110×70H/底穴Φ25、1~2杯用
Mサイズ:Φ138×87H/底穴Φ25、3~4杯用
磁器製のカラーはなんと16色、樹脂製のairのカラーは6色の展開です。
【磁器製】ネイビー、ピンク、レッド、ブラック、ホワイト、ターコイズ、オレンジ、イエロー、グリーン、パープル、ブラウン
マットベージュ、マットブルー、マットグレー、マットグリーン、マットピンク
※ブラック、ネイビー、ブラウンは無くなり次第修了
【樹脂製】クリア、ブラック、マットベージュ、マットグレー、マットピンク、マットグリーン
素材が2種類。磁器と樹脂です。「オリガミドリッパーair」という名前で樹脂製が発売になりました。
ORIGAMIドリッパーair


新しく発売された樹脂製のairになります。


材質:AS樹脂/食洗機使用可


樹脂製のairは軽いですね。外側はマットなザラザラしてます。


中はつるつるしてますね。


半透明できれいです。


ORIGAMIのロゴが入ってますね。


ホルダは別売りですが、樹脂製が合いますね。


大きなひとつ穴。


ウェーブフィルターも使えます。


ドリッパーホルダ


ホルダは木製と樹脂製があります。




専用ペーパーフィルター


麻の繊維アバカ入りのペーパーはシワが深く十分な厚さがあることが特徴です。これによりスムーズな抽出が可能となり、よりクリーンな味わいになります。
100枚入
材質:バージンパルプ/ 日本製
サイズはS/Mに対応した、2杯用、4杯用の2種類
フラワードリッパーのCAFECさん三洋産業さんが作ってるんじゃないかな。アバカフィルターと同じかなって感じ。あ、やっぱりカフェックさんが作ってましたね。なるほどなるほど。
開封の儀


オリガミドリッパー開けてみましょう。


材質:磁器/ 耐熱温度差120℃、電子レンジ、食洗機使用可/ 日本製
おおお、美しい機能美を感じざるを得ません。


こちらSサイズですね。ちょうど手におさまるぐらいの大きさです。


マットブルーを購入しました。パステルカラーですが薄い色合いで光沢がないので、落ち着きがあります。


ロゴが側面に入ってました。


手に持ってわかったのは薄さ。陶器ですが厚みがなくシャープです。


陶器だけど、軽いっていうのはポイント高いっすね。140g


こちらの木製のホルダーは別売りになっています。


ウラにORIGAMIの文字が入ってますね。


組み合わせるとこんなカンジ。


ドリッパーとホルダーで185g


サイズ:W115-H70-底穴25mm
素地:陶器
耐熱温度:120℃
食器洗浄乾燥機・電子レンジ・オーブン:使用可
日本製


ORIGAMIドリッパーの淹れ方


専用の紙フィルターを購入したことで、オリガミドリッパー公式のレシピを発見しました。
コーヒー粉:14~16g
お湯:200~250g
①粉全体にお湯を注いで30秒間蒸らす
②1〜3回に分けてお湯を注ぐ


円錐形のペーパーフィルターを使います。ハリオV60、三洋産業の一般的なフィルターサイズでOKです。


コーヒー粉をセットして。


お湯を注いでドリップしていく。


げっ!お湯のヌケ具合がくもって写真に映らないという。


できました。


オリガミドリッパーの味は?





うまい!問題ない!
オリガミドリッパーはもう一つの使い方があります。波々のウェーブフィルターも使えるという。


コーヒー粉をセットして、映えますね。


お湯を注いでいく。


お湯のヌケ感がわかるよう、ドリップスタンドに乗せました。


ドリッパーの溝にくっつきやすくなって、空間が埋まる分、もしかするとヌケは弱くなるのかも。検証してないので想像ですが。


しまった。違う豆を使っちゃったので、違いがわからん。また使っててわかったら追記するとして。
チャンピオンも使用
コーヒー抽出世界競技会2019 World Brewers Cupで優勝した中国の杜嘉宁 (Jianing Du)が使用したことで、世界的にも注目されました。
また、国内でも2018年ジャパン・ブリュワーズ・カップでUCCの中井千香子さんもオリガミドリッパーを使用して優勝したということもあり、プロもここ一番の勝負に使っているドリッパーなんですよ。
ORIGAMIドリッパーのレシピ


オリガミドリッパーのオススメのレシピを紹介します。「SOT COFFEE」の淹れ方。SOT COFFEEは大阪のスペシャルティコーヒーの専門店で、お店でもオリガミドリッパーを使われているそうで、浅煎りのコーヒーの淹れ方では、今いちばん好きな淹れ方です。
シンプルで安定していい味を出してくれます。細挽きにして短時間で抽出します。
ドリッパー:ORIGAMIドリッパー
挽目:フジローヤル R440 #2.5(細挽き)
コーヒー:14g
水(90℃):200g
①〜30秒 40gのお湯を入れ30秒間蒸らす
②〜60秒 100gまでお湯をゆっくり注ぐ
③〜80秒200gまでお湯を一気に注ぐ


メリット・デメリット


まずデメリットを挙げていきます。
- 取手がないので不安定
- 陶器なので割れるリスクがある
次にメリットは以下です。
- スッキリとヌケのいい味
- 見た目のオシャレ度で映える
ハリオV60と比較すると


他の円錐形のドリッパーと比較してみましょう。左から「フラワードリッパー」「オリガミドリッパー」「ハリオV60」の順に並べて実寸を定規で計ってみました。


フラワードリッパー:直径約9.5cm・底穴約1.8cm
オリガミドリッパー:直径約12cm・底穴約2.3cm
ハリオV60:直径約9.5cm・底穴約1.9cm
オリガミドリッパーは直径も底穴も一番大きく、溝も深いので、お湯のヌケが早くなります。


他のドリッパーと並べていて気づいたのは、ハリオV60のオリーブウッドタイプのドリッパーの木製ホルダーが兼用できるんじゃないかと。


私が持っているハリオV60オリーブウッドは大きさ2−4杯用のMサイズですが、ホルダーの大きさは同じなので合いそうです。


ハリオのオリーブウッドにオリガミドリッパーを乗せてみますと。





そりゃ合うよね!全然問題なしでしょ。買っちゃったよ
まとめ


浅煎りのスペシャルティコーヒーをドリップで飲むならオリガミドリッパー
細挽きでしっかり味は出しつつ、雑味を出したくないので抽出は短時間で。という場合は、ヌケが良く、お湯の重さに耐えられるドリッパーとなると、オリガミドリッパーになります。
あと、陶器は重たいせいか、私はなんとなく避けがちでしたが、これだけ軽いと、また使いたいと思わせてくれて、見た目の良さ、ヌケの良さからライトにカジュアルに楽しめます。
なんとなくの予感だけどハリオV60よりも使う機会が増えるかも。



個人的に光沢をおさえたマットな質感が好きなんだよね〜。グレーと迷ったけど



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取扱店
楽天の取扱店がおすすめです。アマゾンは500円ぐらい定価よりも高いんですよね…
今日もevery coffeeに寄っていただきありがとうございます。メインドリッパーになるか。
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