SCAJ(一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会)の「カッピング体験セミナー」に行ってきました。協会の説明が半時間、カッピングの説明が1時間半、体験ワークが1時間ぐらいだったかな。やってみて、なかなか難しいなと思いましたが、無理して行ったかいがありました。今回はちょっと情報量が多すぎて、まとめきれないので、セミナーはざっくりこんな内容だったという備忘録メモです。
カッピングとは
・カッピングとは「風味の素晴らしさ」を評価するためのもの。
・風味(フレーバー)とは香り(アロマ)と味覚(テイスト)。
・カッピングは質的評価をするもの。強いか弱いかではなく、良いか悪いかの評価。
カッピングフォーム
評価表にチェックしていきます。8項目を8段階で評価していく、4は普通、6は素晴らしい。4以上は0.5刻みもアリ。
カッピング体験ワーク
ここからが実際のカッピングをやってみる体験ワークです。体験ワーク中は必死すぎて写真を撮るの忘れてました。
・中深煎り、中粗挽きのコーヒー粉10g、お湯180ml注いで1カップ。
・サンプルのコーヒーは1番、2番、3番で3つ有りました。1テーブルにそれぞれ4カップあり、4人で評価。
・サンプルのうち1つがコーマーシャルコーヒー。
・コーヒー粉にお湯を注いで香りを嗅ぐ。
・味見はスプーンで「ずっー」と吸って「ペッ」って吐き出す、飲まない。
カッピング体験してみて
自分がカッピングした評価は、1>2>3の順番か、3>2>1の順番かどっちかだろうなと思いました。
1番はいちばん自分の好みでカシスのような果実特性。よく飲む最も好きな味。
2番はオレンジのような柑橘系の酸味。飲んだことある味。
3番はレモンのような強い酸味。飲んだことのない味。
3番がとにかく異質で、すっぱいんですよ。飲んだことがない味だけにこれをどう評価するかに悩みました。自分の好みで1>2>3の順番で評価しました。
評価結果は
3>2>1の順番が正しい評価でした。つまり逆。スペシャルティコーヒーはクリーンな酸味を評価するから、「すっぱい」のがいいらしい。う〜ん。ホントにレモンみたいな酸っぱさなんですよ。これをうまいとするのか。そうなのね。1番はコーマーシャルコーヒーって言ってたけど、決して悪い豆じゃないそうです。ただスペシャルティではないってだけ。2番、3番はCOE(カップオブエクセレンス)の豆だそうです。
カッピングやっていこう
独特な方法と評価基準なのでちょっと抵抗感もありますが、コーヒー豆そのままを味わえるし、味を分解して細かく把握することができるので、練習してみようと思います。これは慣れでしょう。自分のなかで味の体系を作りたいと思います。
今日も寄っていただきありがとうございます。
もう一杯おかわりいかがですか
コメント
コメント一覧 (2件)
カッピング初体験お疲れ様でした!
中深煎りでやったのは意外でした。
中深煎りでそこまでレモン的な強い酸味が出るとは…
ちなみにエクセレントではなくエクセレンスです。
たしかに中深煎りと言ってましたが、コーヒー粉の状態で見た時は「中煎りかな?」と思うぐらい中煎り寄りでした。ただ、3番ははじめて飲む酸っぱさで、会長のコメントが「レモン」と称していたので、そのまま使いました。自分のなかで、あれを「素晴らしさ」とするのか、目指すのかは、ちょっと戸惑いありですね。
「ちなみに」ありがとうございます。修正しました。