自分でコーヒーを淹れていると「おいしいコーヒーの淹れ方」ばかりを求めがちですが、実は「おいしいコーヒーの飲み方」もあるんです。この飲み方をちょっと知って、おいしく飲めれば、こっちの方がすぐ出来て、手間かかんないっすよ。ということで、コーヒーのプロに直に聞いた「おいしいコーヒーの飲み方」を紹介します。
少し冷ます
これはコーヒー抽出世界大会で優勝した粕谷哲さんの講演を聞いたときの話です。大会前日のギリギリまでどういうコーヒーを出そうかチームで話し合った結果、高温帯のコーヒーより、少し冷ましたコーヒーの方がおいしいよねって話になり、本番では少し冷まして審査員に提供したそうです。
そう、実は熱々のコーヒーは味を感じにくいんですよね。コーヒーの種類にも寄りますが、浅煎り酸味系のスペシャルティコーヒーであれば、少し冷めた方がフルーツ感を感じやすいし、香りもハッキリしてきます。
おしゃれなコーヒーショップではエスプレッソで抽出するコーヒー(アメリカ―ノ)が多く、エスプレッソ抽出は特に高温なので、少し時間をかけて、冷ましながら飲むと、おいしく飲めますよ。
チョコレートを食べて飲む
プロの焙煎家のオオヤミノルさんに聞いた話。コーヒーの味に自信がないときは「ちょっとチョコでも食べて待ってて」と言うらしい。コーヒーと相性がいい食べ物の話をされてるなかでジョーク交じりに言われていたことです。
ま、これは誰もが思い当たるところでしょう。他にもパン、バター系、あんこ、バニラアイス、スイーツ系の相性のいい食べ物をちょこっと食べて飲むと格段に味が変わります。ちょっと品質に劣るコーヒーはこの手で飲むといいでしょう。他にオオヤミノルさんが言ってて意外だったものは「煮干しとコーヒー」これは試してないなー。
香りをたてて飲む
すいません。もうネタぎれです。プロではなく、私が気づいたらやっていた飲み方を白状します。私の飲み方はコーヒーを回して香りをたてるです。そうすると、果実の香りがはっきりするんです。
まあ人から見たらワインみたいでイヤな感じは出てるでしょうね。で、いつも回しすぎてちょっとこぼすんですよ。キザなくせにダサってなるので、人目を忍んで要注意ではあります。
一言で「香り」と言っても、コーヒーにはフレグランス・アロマ・フレーバーの3種類の香りがあるので、これらを匂いながら飲むと、よりおいしいですよー。
今日も寄っていただきありがとうございます。すいません、このイラスト使ってみたかっただけです。
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