ドリップコーヒーで1杯分だと「なんか薄く感じる。もっと濃いコーヒーが飲みたい!」ということはありませんか。
「コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)」という本を読んでいたら、コーヒーの抽出に段理論というものがあるのを知り、ドリップではお湯がコーヒー粉の層をどう通過するかで濃さが変わるとわかりました。
じゃあ「コーヒー粉の層を高くする」「お湯が溜まらないように注ぐ回数を多くする」という実験して飲んでみたところ、明らかに違いを感じとれました。
ハリオV60のペーパーフィルターを半分に折り、お湯を6回注ぎます。
このブログのオリジナルの抽出法としてevery dripと名付けました。
でも、それって味見した感覚だけで、思い込みとかバイアスのかかった主観であって、本当に科学的に数値的にどうなの?
って話で、コーヒーの濃度計を買ったので計って実証しましょう。
同じ条件で淹れる
同じコーヒー豆で、同じ挽き目で、同じ量を同じ温度で、同じ注ぎ方で同時に淹れました。違いはペーパーフィルターの形状ですね。直径を小さくしてコーヒー粉の層の高さが出るようにしています。
ではドキドキですが、濃度計で計ってみます。
ハリオV60ノーマルの濃度
飲んだ感じでスッキリしてますから、だいたいこんなもんかな。
every dripの濃度
しばらく使っててわかったのは0.01とか0.02ぐらいだと誤差の範囲ですが、0.28の差は結構な数値の違いなんですよ。
まとめ
「コーヒー粉の層を高くする」「お湯が溜まらないように注ぐ回数を多くする」と、数値的にも濃度が上がる
でも、おいしいと思ったのはハリオV60ノーマルの方です。濃度が高いからおいしいではない。
今回は深煎りで中粗びきの豆を使用しました。やっぱり豆の焙煎度によりますね。深煎りは「濃度0.85%」ぐらいが私は好きなんでしょう。every dripでも粗挽きにしてこのぐらいの濃度にすれば、OKでしょうね。
今日も寄っていただきありがとうございます。わかったことをコツコツと〜。
もう一杯おかわりいかがですか
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