今月の焙煎コーヒーはコーヒー業界にイノベーションを起こしたと言っても過言ではないエスメラルダ農園のゲイシャです。コーヒーのサードウェーブもこのゲイシャの存在無しではありえなかったでしょう。ゲイシャってこんなコーヒーですよーってざっくり紹介します。
ゲイシャとは
もともとはエチオピアのコーヒー豆の品種。エチオピアのゲシャという地域に自生していたことから、ゲシャ種と名付けられたが、なまってゲイシャって名前になってしまったそうです。コーヒーの品種はその土地土地で品種改良が行われますが、このゲイシャ種は原生品種にもっとも近いとも言われています。4メートル近く生育し、病気に弱く栽培が難しく、収穫量も少ない、採算が悪いため、見向きもされなかった品種です。
ラ・エスメラルダ農園とは
パナマにある「ラ・エスメラルダ農園」の農園主が広大な敷地にゲイシャ種のコーヒーの木を見つけ、香味の素晴らしさから、なんとか栽培に成功。品評会、カッピングコンテストに出したところ、大反響を呼び、毎年、高値になりオークションが行われるまでになりました。
ゲイシャの生豆がきた
ゲイシャ種の豆の特徴は細長く大粒なこと。さすがにオークションロットは手が出なかったので、大きさはそこまでありませんが、比較的細長い豆が多い。
ゲイシャは浅煎りで
カッピングコンテストでは「あたかも果実ミックスで満たしたプールに頭から飛び込んだようだ」と評価する審査員がいるほど、果実の風味が優れているゲイシャなので、焼き過ぎないようにしました。
ゲイシャの味は
粉にすると梅やしそのような、甘酸っぱい香りがします。お湯をかけると、さらに香ります。焙煎した豆がキャラメルのような焼いた香ばしい香りしかしてなかったので、少し心配でしたが、きてますね。
おはようございます。
朝のコーヒー☕️は自家焙煎のブランド豆。#everydrip で中粗挽きで抽出。ドキドキの試し飲み。
((((;゚Д゚)))))))
うまい!興奮して飲んでしまった。
それでは今日もいい一日を。 pic.twitter.com/T5nPDLHkFW— ひろ (@_everycoffee) 2018年12月25日
ゲイシャのあの香りと味が出てくれました。よかった。
ゲイシャの淹れ方
実はコーヒーを飲み始めた頃、福岡の「焙煎屋」で買って飲んだことがあるのですが、その時はそれほどおいしいと思わなかった。というか浅煎りのコーヒー全般がダメだったんです。浅煎りコーヒーの淹れ方もわかってなかったから、味も出せてなかった。なので、ポイントを挙げておきます。
粗挽き:苦み渋み雑味を出にくいように、粗挽き、中粗挽きぐらいにします。
高温抽出:浅煎りの豆は味が出にくいので、高温のお湯を注ぎます。と言ってもコーヒーの高温は95度前後です。沸騰してしばらくしたお湯を使います。:
お湯を注ぐ回数を多くする:浅煎りは味が出にくいので1杯でも少量のお湯で5・6回注ぎます。
少し冷めて飲む:高温帯は味を感じにくいので、少し冷まして飲むと味を感じやすくなります。コーヒー抽出の世界チャンピオンが大会で提供した方法です。
今日も寄っていただき、ありがとうございます。お正月にゲイシャって、響きがなんか合うな。