コーヒーのドリッパーって種類がいろいろあって「どんな味の違いがあるのだろう?」とよくわかりませんよね。
今回はメリタ アロマフィルター 1×1 を購入したので、使い方・淹れ方の注意点と味の違いや特徴をご紹介します。
私はハリオ、カリタ、メリタと結局3つとも買ってしまいましたが、メリタにしかない良さ、同じコーヒー豆でもメリタにしか出せない味があるので、1つ持っておくと面白いアイテムです。
ペーパードリップの発明はメリタ
なんと言ってもペーパードリップの生みの親はメリタです。
ドイツのメリタ夫人が「夫のためにおいしいコーヒーを淹れてあげたい」というところから生まれたそうです。
そして、メリタ社は1908年の創業以来、理想的なコーヒーの抽出のために、フィルターの抽出口に関して、様々な研究を重ね、初期は無数に抽出口があいている茶こしのようなフィルターでした。
その後、3つ穴、4つ穴のタイプなど、進歩をとげてきた結果、現在のモデルとなる1つ穴のシェイプを完成したんだとか(メリタHP参照)。
さすが古くからあるコーヒーメーカーですね
メリタアロマフィルターの使い方
・コーヒー粉:細~中挽き8g
・抽出量:125ml
・温度:沸騰したら火を止めてひと呼吸
・蒸らし:30秒
・注ぐ回数:1回
・ポイント:杯数分のお湯を1度にそそぐ
メリタの使い方はお湯を1回注ぐだけ!
数回に分けて注ぐのが一般的ですが、メリタはギリギリまで1回注げばOK。最も美味しくなるように全部計算された形状だから、余計なことしなくていいそうです。
そのぶん抽出量も1杯125mlと決められてしまいますが、メリタが長い歴史の中でたどり着いた答えです。それでいってみましょう。そこはのっかっていこう。
メリタアロマフィルターの味の特徴
ここしばらく使ってみましたが、コーヒー豆の種類に左右されないし、湯を落す速度とかやり方とかに関係なく、当たりはずれなく、まとめてくれて、安定したまろやかな味わいになります。
同じコーヒー豆でも、メリタで淹れると全然違う味になる。その日の気分によって使ってみるとか、ちょっと同じ味に飽きたなとか、ちょっと自分に合わないなとか、そういうときメリタで淹れるとうまくまとめてくれるんですよ。
コーヒー豆にも淹れ方にも左右されないまとめ役
と言ったカンジですね。お湯を1回注ぐだけだから誰でも簡単に同じ味になります。
アロマフィルターのサイズ
メリタは「1杯の量を125ml」としていて、ちょっと少ないかな。
今はマグカップで飲むし、コンビニコーヒーも1杯150mlなので、ちょっと物足りなく感じるんですよね。
メリタは1杯125ml設定なのでドリッパーのサイズがちょっと小さいんですよね。
もちろんお湯をたくさん注げば、150mlにはなるんですが、それはメリタのコンセプトとは違うじゃないですですか。
で、ドリッパーのサイズが3種類あります。
・1×1 1〜2杯
・1×2 2〜4杯
・1×4 4〜8杯
一投、ひと注ぎが1杯分ですよ。ひと注ぎが2杯分。ひと注ぎが4杯分ですよって表記みたいですね。
1杯150mlで飲みたかったので、1×2を買い足しました
2杯用のワンサイズ大きいドリッパーを使って、コーヒー粉12g使って180mlぐらいを1投で注げば、1杯150mlのコーヒーができます。
これならメリタの抽出原理的にも合ってるし、実際味的にも同じ系統だし。
アロマフィルター AF-M 1×2の方が用途が広くていいかな
ちょっとデメリットなのは、1投注ぐだけなので、微妙な味の調整に向かないんですよね。ちょっと渋みが出たなみたいな時は、挽き目を変えるか、お湯の温度を変えるかになって、あんまり味のコントロール、微調整とかには向かないかな。
お湯のヌケがいいドリッパーだと注ぎ方で味の調整ができるときもあるので。もちろん1投にこだわらなければ、お湯を注ぐ回数で調整できることはあるでしょう。
アロマホールのペーパーフィルター
で、最後にメリタアロマフィルターは専用のペーパーフィルターにも特長があります。
メリタのペーパーフィルター「オリジナル」は、細かい穴が空いてるらしくて、それによってアロマを引き出すんだと。
細かい穴がプツプツと方眼みたいに見えるね
– メリタの特許技術アロマホール- バージンパルプのみを使用
– 日本初のFSC認証取得で環境にやさしい
– 完全酸素漂白のペーパー- 結合部を二重にシールした接着剤不使用の独自製法
– 従来のペーパーの繊維の流れによるムラを解決した無指向性の独自ペーパー
おおアロマホール特許なんだ!で、酸素漂白なので薬品とか使ってないってことね
紙には紙の目っていうのがあるんですよね。本なんかはタテ目ヨコ目で、開きが変わるんですけど、このフィルターは紙の目の方向がないよってことですね。
ていうことで、メリタは特にアロマにこだわっています。
コーヒーで「アロマ」って言ったら、液体から発せられる香りですね。コーヒーでは、よくフレーバーって言い方しますけど、フレーバーは味と香りが一体となった風味のことです。
実は1杯用のドリッパーを持っていて、アロマホールじゃない「エコブラウン」っていうペーパーフィルターなので飲み比べてみたら、全く違いました。
浸漬式ドリッパーになる
キャップとフタをつけるだけの簡単DIYで浸漬式ドリッパーになります。浅煎りのコーヒーはこの淹れ方のほうがマイルドで飲みやすかったりします。
メリタアロマフィルターまとめ
メリタは安定のまろやかさのまとめ役のセカンドドリッパー
円錐形ドリッパーを使ってる方で2個目を買うなら、全く違うアプローチのメリタがいいんじゃないかと。
ちょっと同じ味に飽きたなとか、ちょっと自分に合わないなとか、そういう豆が現れたときメリタで淹れるとうまくまとめてくれるんですよ。
お湯を1回注ぐだけだから誰でも簡単に同じ味になります。
浸漬式ドリッパーとしても使えるとなると、1台2役。セカンドドリッパー確定でしょ
あと、メリタは紙が大事!
紙をケチっちゃあきまへん。全然ちゃいます
なんかねー。メリタ推しの人は、コーヒー好きの人が多いような気がする。SNSとかでもメリタ使ってるの見ると「おっわかってるな」みたいに思っちゃうんですよね。
メリタのこのミニマルさ好きよ。さすがドイツ。
ということで、メリタアロマフィルターは、次の選択肢に入れてほしいドリッパーですというお話でした。
今日も寄っていただきありがとうございます。1個持っておくと便利ですよ。
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