ザッセンハウスは1867年創業のドイツの歴史のあるキッチン用品カンパニー。ザッセンハウスのコーヒーミルはコーヒーファンから最高峰と呼ばれた傑作。手動式ですが粉の大きさも調整して変えられて、精度が高い。ヴィンテージ高級コーヒーミルとしても人気が高い。
1950~60年代のヴィンテージを修理とお手入れしてある状態のいいものを購入しました
ザッセンハウスのなかでも人気のサンティアゴは膝に挟んで回すように設計されているので微妙なカーブが可愛らしい人気の機種だね
ザッセンハウスとは
1867 年創業以来、150 年の歴史を持つ老舗ミルメーカーとして知られるドイツ・ザッセンハウス。
他に類を見ないその高い品質により、人気を誇っていましたが、近年、突然の倒産。
ドイツのKÜCHENPROFI社が買収し、当時の工場や人員に変更はなく、以前と変わらない品質レベルで復活。
ザッセンハウス ジャパンとしてはペッパーミルを中心に展開しています。
コーヒーミルは現在日本ではMelitta Japanが数種類の手動コーヒーミルを販売しています。
ハバナ
ミル ラパス
ブラジリア
ヴィンテージのサンティアゴを購入
ザッセンハウスの1960年代のヴィンテージコーヒーミル「ZASSENHAUS Santiago 」をオオヤミノルさんのトークイベントにて購入しちゃいました。写真の通りこの旧ロゴがヴィンテージでいいカンジでしょ。
「まだ職人が作ってた頃の物だから本当よく出来てるよね」「あと200年はもつよ」「ここを0.3ミリ調整してね」「一回全部オーバーホールしてるんだけど、できる人が四国に一人だけいてね」「他のヴィンテージミルもよく出来てるけど、でも、この時代のものはほとんどはザッセンハウスのパクリ」と、オオヤミノルさんに言われちゃ、買わないわけにいかないでしょう。
この機を逃したら、もうこの状態でこの品質でこの保証されたものとは出会えない。これぞ一期一会。ていうか、商売上手!
ザッセンハウスのサンティアゴは本体に微妙なカーブがある可愛らしい人気の機種です。
なんでこのようなカーブになっているかというと、膝に挟んで回すように設計されているんですね。
ザッセンハウスの特徴
回転する円錐刃の軸を上下で支える構造なので軸がぶれず、均等な大きさに挽けます。
またザッセンハウスの刃は硬質特殊鋼(合金)製で耐久性の高い刃が豆を砕く構造になっています。
焙煎家オオヤミノルさん曰く「バキバキバキって砕いていく構造になってるの。一回で粉々に砕くように豆の投入角度でそうなるようになってて、本当よくできてるよ」とのこと。
円錐式だと、すり潰すように思いがちですが、これは歯の間に挟まれた豆が砕かれる構造のようです。
砕かれてできたコーヒー粉はすり潰した粉よりも摩擦熱や微粉が発生しにくく、吸水性が高く“蒸らし”の際にコーヒーのエキスがより出やすいそうです。
ザッセンハウスのミル調整
受け皿を取って、ひっくり返すとこのようになっています。
- 細挽き…ネジを締めてバネを縮めれば、歯の間隔を狭まくします
- 粗挽き…逆に緩めてバネを広げれば、歯の間隔を広くします。
挽き比べてみた
現代の技術で作られた電動コーヒーミルと手動コーヒーミルと挽き比べてみましたが、微粉の少なさと粒の揃いはピカイチでした。
おいしいコーヒーを淹れるためにはコーヒー粉の粒の大きさが揃っていることが大事です。
大きい粒と小さい粒のコーヒーではコーヒー成分の溶け出し方に違いがあります。微粉は特にコーヒーのイヤな苦味、エグ味が出やすくなります。なので微粉が少なく粒が揃っている方が均一にコーヒー成分が抽出されるので、おいしいコーヒーになります。
コーヒーミルは値段もピンキリですが、値段の差はいかにコーヒー粉を均等にするかの機械的精密度合いの差ともいえます。値段が高いコーヒーミルはコーヒー粉の大きさを均等にする精度が高い。
ザッセンハウスコーヒーミルまとめ
ザッセンハウスサンティアゴはドイツ職人の傑作の高性能なコーヒーミル
今日も寄っていただきありがとうございます。本物の良さってあるね。このミル間違いないっしょ。