点滴ドリップってご存じでしょうか。点滴のように1滴ずつ水が落ちて、コーヒー粉からコーヒー液を抽出する方法です。水出しコーヒーはこの点滴ドリップが一番好きなんです。
専用の道具があるんですけど、大量に作る用の道具なので「1・2杯分を作れたらいいのになあ」と思っていたんです。これで1・2杯分を出来なくもないんでしょうが、そのために出すのもね。
1・2杯分をサクッと作りたいよね
コーヒーブロガーでさえメンドクサイんだから、点滴水出しはハードル高いね
それでは世界40カ国以上・3000杯以上のコーヒーを飲み、自家焙煎するコーヒーマニアのコーヒーブロガーひろが「今日の1杯飲みたい」もしくは 「道具持ってない」 という、お一人様にハリオV60を使ってできる点滴ドリップ方法をご紹介しましょう。
点滴ドリップとは
点滴のように1滴ずつ水が落ちて、コーヒー粉からコーヒー液を抽出する方法です。 1滴ずつ ゆっくりと抽出されるので、濃厚になります。
コーヒーの成分を出す抽出は、コーヒー粉の層を水が通過することで味が出るんですが、
段理論ていうのがあって、 少ない水がコーヒー粉の層を長く通過するほど、濃くなるんですよ。理論上、水を貯めないで通過させるほうが、段数が多くなって濃度が高くなる
なので点滴ドリップは味が濃厚になると。 水で抽出するので雑味がないと。 香りがすごくいいんですよ。
ホットコーヒーを淹れるとき、お湯で点滴ドリップをされる方もいます。
ハリオV60で水出し点滴ドリップ
水出し点滴ドリップであれば、ハリオV60でも出来るんじゃないかと思いついたわけです。
要するに水がポタポタ落ちればいいだけなんですよ。
ビニール袋に穴開けてポタポタにすればいいよねと。で、その下にドリッパーとサーバーがあればいいよねと。
ということで、サーバー、ドリッパーにペーパーフィルターとコーヒー粉、その上に水。
【用意するもの】
・ハリオV60ドリッパー2つ
・ 水を入れるビニール袋
・ ペーパーフィルター
・ コーヒー粉
・ 水
・ サーバー
水の重みで点滴が落ちていくので、2回注ぐ必要があるかもですが、
大枠はこれでイケるはずだと。それではハリオV60で点滴ドリップやってみましょう。
自作点滴ドリップやってみた
まず、点滴ドリップの装置を作りましょう。ビニール袋に水を入れてビニールの端が下に来るようににして、まち針でチクっと。
ドリッパーに置いてみましょう。おっ成功ですね。ポタポタと水滴ができました。
コーヒー粉の重さの10倍の重さになるように、水を注いで準備します。
ハリオV60の1〜2杯用の01のドリッパーで170mlにしました。
ギリギリ満水で190mlぐらいまでイケそうです。
あとは、ホットコーヒーをドリップで淹れるときと同じように、ドリッパーとコーヒー粉とサーバーを用意しましょう。
注ぐ水が170mlなので、10分の1のコーヒー粉、17gを使います。ドリッパーとサーバーをセットします。
で、最初に水を注いで全体的に濡らす。
ペーパーフィルターかティッシュの紙片を上に置きます。中心から全体に水が滲みわたるようにね。
点滴ドリップの装置を重ねます。あとは、水が落ちきるまで待ちます。
はい。4時間が経ちました。
DIYの点滴ドリップ装置をチェックしてみましょう。
おっ全然水が残ってない!きれいに水が落ちきってる!成功!
ドリッパーをチェック。ペーパーフィルターの端に成分が移動してますね。クロマトグラフィーだ。
180ml出来ました。点滴用の水は170mlセットしましたが、最初に全体的に湿らせるために注いだ分量がプラスされています。
コーヒー液のこの透明感だよね。香りもキレイでいいね。
グラスに注いで、飲んでみましょう。
水出し点滴ドリップの味は
にが〜。しぶ〜うう。すっぱ
というのも、水出しコーヒーは濃く作って、最後、水で味を調整します。
薄くできたのを濃くはできないからね。
濃度を計ってみますと、2.03%これは高すぎる。飲みにくいのは当たりまえ。
少しずつ水を足して、味見して調整します。
それでは調整した点滴水出しコーヒーの味は?
はいキタ!このまろやかさと透明感、酸味と甘みが絶妙
ハリオV60水出し点滴ドリップまとめ
ポイントはちょっと濃く作って、少しずつ薄めて、飲みやすい味にする。
水出しコーヒーの基本な!
コーヒー粉の重さの10倍の重さの水で作れば、濃いめにできるよ
ちょっと、不格好ではありますが、ハリオV60を持っている方なら、もう1個ドリッパーを買うだけで、1杯用の点滴水出しコーヒーができますよ。
ドリッパーが大きければ、そのサイズに合った分量の点滴水出しコーヒーが出来ます。
今日も寄っていただきありがとうございます。思ったよりうまくいった!
もう1杯おかわりいかがですか
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