「カスカラ」って聞いたことありますか。コーヒーの実からコーヒー豆(種)を取ったあとの実と皮を乾燥させたものになります。これをお湯に浸して飲む、カスカラティーまたはコーヒーチェリーティーと呼ばれる飲み物があるんですよ。
同じコーヒーの木から採れるものなので、コーヒー好きなら一度は飲んでみたいよね
カスカラとは
スペイン語で「籾(もみ)」を意味する「cáscara」からきているそうです。コーヒーの豆をとった後のものなので、日本語の「粕(かす)」と「殻(から)」だと思ったら、スペイン語ですね。もみは実ってことですから、コーヒーの実がどんなのかと言うとコレ。
で、実の中身はこんなカンジ。中の種がコーヒー豆で、周りが皮と果肉。
周りの皮と果肉を乾燥したのが、このカスカラというわけです。
カスカラティーとは
乾燥したカスカラをお湯に浸け置きで成分を抽出したのがカスカラティーです。
カスカラはコーヒー豆を取り出す際に出るもので、コーヒーチェリーの果肉や皮の部分は捨られることがほとんどです。使われたとしても肥料にする程度なんですが、生産国によっては、日常的に飲まれているところもあるそうです。甘くサクランボのような香りがあり、飲みやすいんだそうです。
カスカラの効果効能
カスカラティーもコーヒー同様にカフェインがあるけど、その量はコーヒーの半分しかなく、また、抗酸化作用が高いとされるポリフェノールを豊富に含んでいます。
アメリカのスターバックスでは「カスカラ ラテ」が期間限定で販売さたり、日本でもカスカラを売っているコーヒーショップが増え始めていて注目されてきました。では、飲んでみましょう。
カスカラティーの飲み方
- カスカラ:8g
- お湯:180ml(80℃)
- 時間:約7分
- ティーポットかフレンチプレスに漬けておく
いたって簡単ではありますが、コーヒーになれてると、8gは意外と多かったり、7分は結構長かったり、ちょっと不安になりますが、大丈夫。
コーヒーほど厳密に味に影響するものじゃないので、放っておきましょう。
できた!
カスカラティーの味は
まず、これはコーヒーチェリーの味とはちょっと違う。私は生のコーヒーの実も食べたことがあるので、生の実はもっと青くささがありました。(過去記事)
それよりも、もっと近いものがあって、それは第一印象でコレと思った味は、
コーヒーの葉のお茶!
「なにそれ?」と思った方は(過去記事)コーヒーの葉のお茶がいちばん近いです。
酸味はなくて、甜茶みたいなほんのり甘い味。
さらにカスカラは食べられるとも書いてあったので、つまんでみましたが、おいしくはないね。
カスカラのレシピ
カスカラシロップ
カスカラだけだと、少し味気ない。やっぱり少し甘みを足したほうがおいしいので、シロップにすると、いろんなアレンジに使えます。
カスカラシロップの方がおすすめかな。
カスカラソーダ
甘みを足してさらに炭酸で割って変化をつけるのもいい感じでした。
カスカラサイフォン
サイフォンで抽出すると、香りが増しておすすめです。
カスカラティーまとめ
カスカラティーはほんのり甘い。
めちゃめちゃおいしいわけでもなく、飲めないほどまずいわけでもない。ビミョーかな。砂糖入れたりして、炭酸で割るとかアレンジすれば、おいしくなる。
ただ、コーヒーとは全く別物ですね、当たり前ですけど。
何かおいしいコーヒーの味があるんじゃないかと期待して飲むとがっかりするでしょう。この商品の魅力は希少性と興味。「珍しいから飲んでみたい」と思うかどうか。「飲んでみた」という経験が1回あればいいと思いますし、コーヒーの果実を味わいたい人にはカスカラティーおすすめです。
ほんのりした甘さは果実の味に近いので、飲んでみる価値はあります。コーヒーの果実(コーヒーチェリー)も、コーヒーの葉も、ほんのり甘いので、ぜひ味わってください。「コーヒーってこういう植物の種なんだ」とコーヒー知識と経験を得たい人向け。
今日も寄っていただきありがとうございます。シュガーかシロップで加糖がおすすめね。
カスカラとは、どんな味なのでしょうか。取り寄せてみました