Delter Coffee Pressを購入しました。開封の儀から使った感想をレビューし、使い方、淹れ方を紹介していきます。エアロプレスに似て非なるデルタープレスとは何なのか。全く新しいコーヒーの味に出合えます。
デルタープレスとは
クラウドファンディングで出資に成功してオーストラリアで生まれた新しいコーヒー抽出器具になります。エアロプレスと違うのはコーヒー粉とお湯が接触しないようになっているらしい。
デルターコーヒープレス開封の儀
意外と小さいですね。紙フィルターとプレス一式かたまりが入ってます。
フィルターのフタを開けると、ゴムのキャップが入ってました。
紙フィルターはエアロプレスみたいにこんな感じで付けるんでしょうね。
お湯を入れる外側の「チャンバー」とお湯を押し出す「プランジャー」の間にお湯が入るのかな。
で、セットしてこんな感じで押し出すんでしょう。
淹れ方について書かれているのはこれだけ!シンプルね。とにかく取説がない。
デルターコーヒープレスの淹れ方
シンプルな取説にそって、公式の動画も参考に公式のレシピの淹れ方でやってみましょう。
コーヒー粉をセットします。
▲ここがエアロプレスと違う点!コーヒー粉はゴムフィルターの上に入れます。
▲ コーヒー粉を12g使います。中挽きにしてみました。
▲ 紙フィルターをセットしてキャップを締めます。
▲ ひっくり返してチャンバーにプランジャーを押し込んだ状態でお湯を注ぐ準備をします。浅煎りのスペシャルティをつかいましたので温度は95度に設定してみました。
▲ここがエアロプレスと違う点! プレスするプランジャーにお湯を注ぎます。
▲200mlの目盛りまで注いだらプランジャーにキャップをしてお湯の温度を保ちます。
▲ で、マグカップにセット。ここまでお湯とコーヒー粉は全く接触していないので、落ち着いてできますね。
▲ プランジャーを上に引き上げると、その分だけがお湯が下に落ちます。ここもまだコーヒー粉と接触していません。
▲ プランジャーを軽く押して、数滴カップに落ちたら「蒸らし」を30秒入れます。
▲ あとはゆっくり押し出します。エアロプレスと違って力はいらない。変な感覚です。
できました。初のプレス!ファーストブリュー!
エアロプレスと比べると水質が全然違いますね。クリアです。
デルタコーヒープレスの味は
マジか!このクリアな味わい。
未知の扉が開く!ザ・ニューワールド!コーヒー新世界!
甘みが強くてやさしい
お湯を全部使ってしまったので、ちょっと薄かったかな。いつも使ってるマグカップなのでだいたい150〜170mlぐらいだとは思うけど。
ま、初めてにしてはいい出来ですよ。
さて、なんとなく使えたものの、どういう仕組みになってたのか、よくわかってないのでイジってみましょう。
デルターコーヒープレスの仕組
▲ わかりやすいように出がらしで色つきの水を使いましょう。プランジャーに注ぎます。
▲ コーヒーの粉が入ってるのはゴムフィルターの下ですね。
▲ プランジャーに入れた水はプランジャーの位置より下に落ちないようになっています。
▲ プランジャーを上に上げると水が下に落ちます。プレスする水の量をこれで決められる。
▲ 押し出す水が下に落ちてもまだコーヒー粉とは接触していません。
▲ プランジャーを押してはじめてゴムフィルターから水出て、コーヒー粉と接触するようになっています。
なるほど!プランジャーでお湯の量を調整できて、押すと、ゴムフィルターからお湯が出る仕組みになってるのね
ただ圧力はないね。エアロプレスみたいに圧はかからない。
このデルタプレスは圧力は中間のゴムフィルターが一旦受け止めて、お湯がシャワーのように出る仕組みです。
なのでドリップの要素もある。
じゃあドリップのように自然落下かといえば、そうでもない。
強く押せば、ある程度の水流で押し出して短時間で透過抽出する。
ということで、エアロプレスとドリップの中間かな。いいとこどり。
エアロプレスと同じ紙フィルターなのにデルタプレスの水質がクリアなのは、お湯とコーヒー粉が接触せず、圧力を一旦、中間のゴムフィルタが受け止めて、透過抽出されるからなんですね。
エアロプレスはお湯とコーヒー粉が混ざり合って紙フィルターに圧がかかるから、濾過しきれないんだね
結構自由度が高いので、いろんなレシピを試して、オリジナルをつくるのもおもしろい。
デルタコーヒープレスのデメリット
デルタコーヒーのデメリットとしては、コーヒー粉が密閉されているため、コーヒーを淹れているときの香りがすくないことです。
自分でコーヒーを淹れる人の中にはコーヒーの香りが好きで、自分で淹れるという人もいますよね。私がそうなのですが、デルタコーヒープレスを使って淹れると何か物足りないなあと感じます。
ですが、淹れ方をアレンジして蒸らしを行えば、コーヒーの香りも楽しめるようになりました。
デルタコーヒープレス後片付け
片付けはエアロプレスと同じようにフィルターを開けて、ポイっと。ですが、エアロプレスみたいに押し出せないないので、テッシュでフキフキ。
デルタコーヒープレスまとめ
新しい遊び道具ウェ〜イ!!!
まずテンションが上がります。次に良く出来てるな〜って感心します。
さらに「ってことは待てよ…」と、いろいろ試したくなります。
透過抽出のドリップの要素があるということは、ドリップの理論が使えるというわけです。「4:6メソッド」のように押し出す回数を分ければ、また違う味になるでしょうし。粗挽き、細挽き、レシピも無限大。
まちがいなく今年のベストアイテムに入るでしょう。
今日も寄っていただきありがとうございます。新しいコーヒー旅をどうぞ。
コメント