10年前の私は「コーヒーって全部同じ味じゃん」と思っていました。
味がわからないどころか、1杯飲んだだけで胸焼けして気持ち悪くなるような「コーヒー飲めない人」でした。30代の半ばになって、たまたま朝コーヒーを飲んでみたら、仕事がはかどってこれはいいと思ったのがきっかけで飲み始めました。
まさか自分がコーヒーの味がわかるようになるとは思ってもいませんでしたが、今はいろんなコーヒーの味の違いを楽しんでいます。
まず「味がわかる」とはどういうことかというと、「違いがわかる」ということです。
味覚は経験

鉄腕DASHを見ていたら、ラーメン界の師匠みたいな人が「味覚は経験によって形成される」と言っていました。確かにそれはありますよね。飲めるようになって何年間と、ほぼ毎日飲んでいますからコーヒーの味覚が形成されたのでしょう。
しかもブログに書き始めたので、ネタのためにいろんなコーヒーを飲みましたし、いろんな淹れ方もしてみました。
なので「毎日飲め!ブログを始めろ!」と言いたいところですが、時間と労力がかかりすぎますよね。
では、どうやったら味の違いがわかるようになるかというと、いろいろやってきた中で特に効果が高かったのがこちら。
2杯同時に飲み比べる

確実に違いを味わうことが大事です。たとえば、同じコーヒ-豆を違う条件で同時に淹れて、2つのカップを飲みくらべてみる。
これやるの正直めんどくさいです。同じドリッパーやマグカップが2つ必要になります。
でも、今日はコレ、次の日はコレ、というようにすると、ちょっとした条件の違いも出てくるし、自分の体調や気分によっても変わるし、何が味に影響して、どういった味の違いがあるのか、はっきりしないんです。もやもや~と「なんとなく、そんな気がする~」で終わっちゃう。実際、私がずっとそうでした。
でもブログの記事にするために「2杯同時に飲み比べ」というのをやってみたら、格段に味がわかるようになりました。
いろいろやるなかで、これが一番効果のある方法でした。では、どういう飲み比べをしたらいいかというと。
違うコーヒー豆を飲み比べ

例えば、アフリカのコーヒー豆とブラジルのコーヒー豆を条件を同じにして同時に淹れて飲み比べてみる。単純にコーヒー豆の産地の違いによる味の個性を楽しめます。違うコーヒー豆を2つ買えばできますね。
違う淹れ方で飲み比べ

同じコーヒー豆をペーパードリップとフレンチプレスで淹れて飲み比べてみるとか、エアロプレスとかっていう風に全然違う器具を使う。これはもう全然違う味になりますから、これが一番わかりやすいでしょうね。

違うドリッパーで飲み比べ

ペーパードリップにしても、台形ドリッパーと円錐形ドリッパーで飲み比べてみる。これもわかりやすい。

違う水で飲み比べ

水の性質で硬水と軟水がありますよね。それでコーヒーの味の出かたが違うんです。だしは軟水が出やすいのと同じで、味が変わります。2つ同時に沸かして、2つドリップポットがいるので、何気にちょっとハードル高い。

挽き目を変えて飲み比べ

同じコーヒー豆で同じ淹れ方で同じ器具で、コーヒー豆の挽き具合を変える。細挽きと粗挽きにしてみる。粉の大きさの違いがどう味に影響するのかがわかります。

温度を変えて飲み比べ

コーヒー粉に注ぐお湯の温度を変えると、味に影響します。高温だと苦味が出やすくなるし、低温だとまろやかになります。

豆の保存の違いで飲み比べ

常温保存と冷凍保存のコーヒー豆は味が違うんです。微妙な差ですけど、飲み比べればわかる。これは大発見でした。やってよかった。

焙煎の違いを飲み比べ

焙煎とはコーヒー豆を焼くことですが、焼き具合が浅いのを「浅煎り」、よく焼いたのを「深煎り」。セブンイレブンのコーヒーは深煎りです。自家焙煎の専門店などで同じコーヒー豆を焙煎度を変えて売っている場合はこれできますね。私は自分で焙煎するので、同じ豆で、焙煎度を変えて、試し焼きして、飲み比べています。

まとめ

そんな気がするで終わらせず、自分の舌ではっきり違いを知ろう
中にはそんなのできるか!ってマニアックなものもありますが、遊び半分で飲み比べてみて、ちょっとでも違いがわかればOKです。疑問や興味が出てきたら、いろいろ試してみて、味わってみる。あとは経験でコーヒーの味がわかるようになると思います。




今日も寄っていただきありがとうございます。でも、きっちり計って同じにしないと意味ないからね。
もう一杯おかわりいかがですか





