今日はコーヒー生産量多い国ランキングです。現在コーヒーは世界60カ国以上で生産されているそうですが、「コーヒーといえば?」で連想する国と実際の生産量の多い国は違いますよーという話。
1位はぶっちぎりであの国とわかるかもしれません。ではコーヒー豆の生産量 2位はどこか知っていますか?
コーヒー生産量ランキング
- 1位 ブラジル
- 2位 ベトナム
- 3位 コロンビア
- 4位 インドネシア
- 5位 エチオピア
- 6位 ホンジュラス
- 7位 インド
- 8位 ペルー
- 9位 ウガンダ
- 10位 グアテマラ
やはり第一位はブラジルですね。世界の生産量全体のおよそ3割を占めています。
アジアの国も2位、4位と目立っていますが、これはロブスタ種という品種のコーヒーが大半を占めています。で、世界に出回るロブスタ種の60%をベトナムが占めています。
コーヒーのロブスタ種という品種は、病気に強く栽培しやすいそうですが、味が落ちるため、単独で飲まれることは少ない。缶コーヒーやインスタントコーヒーなどの加工コーヒー商品に使われます。「ロブスタ種は味が落ちる」と言われているのが、ずっと気になって実際飲んでみたのがこちら。
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生産国のコーヒーの特徴
もちろん生産量が多いイコールおいしいではないし、 ブラジルの
ブラジル/トミオ・フクダ ドライオンツリー
コーヒーの実を樹の上で乾燥させる「ドライオンツリー」は樹の養分をずっと吸い続けるので甘味が増すが、樹に負担がかかり、樹の寿命は半分も短くなるという非常にコストのかかる方式。日系二世のブラジル人トミオ・フクダさんの農園のコーヒー。
飲みやすく、深みのある味わいで、コクがあって果実味があり、じわじわ甘い、クセになる味。甘味が口の中に蓄積されていく新感覚。後味のアフターテイストの甘味はすごいです。

ベトナム/エバーグリーン
ベトナムのコーヒーはロブスタ種がほとんどと言いましたが、これはアラビカ種のコーヒーです。しっかりしたボディとコクがあります。ほんのり果実味もあります。フレンチプレスでも飲んでみましたし、全然悪くないですね。甘みがあり、スッキリ。やや渋みが出やすいので、ポイントは粗挽き。

コロンビア/エメラルドマウンテン
コロンビアといえば「スプレモ」か「エメマン」ですね。エメラルドマウンテンはコロンビアコーヒーのトップ数%の品質のいいコーヒー豆のブランド名になります。
ほどよい甘みがあり、雑味がなく、香りはややスパイシーでツンとくるものと果実の香りが合わさって、紫蘇とか大葉っぽい香りが含まれてますね。これはドンピシャのど真ん中で好き!

インドネシア/マンデリン・ソフィー
インドネシアで有名なコーヒーが「マンデリン」。よく「マンゴーのような〜」と説明されますが、ぶっちゃけそんなコーヒーはほとんどない。そんなコーヒーをフルーツに例えて表現することにかなり慎重な姿勢をとってきましたが、これは過去最高にマンゴーでした。これはすごい!と思いました。後にも先にもこんなマンゴーなコーヒーはありませんね。

エチオピア/イルガチェフェ ナチュラル G1
スペシャルティコーヒーの酸味とフルーティーな甘味の甘酸っぱいフレーバーがクセになります。後味の爽やかさもエチオピアならでは。苦いコーヒーが苦手な女性にはコレでまちがいない。

ホンジュラス/ブエナス・ノチェス農園
COE(カップ・オブ・エクセレンス)とは開催国においてその年に生産された最高のコーヒーに対して与えられます。浅煎りの花のような香りがありつつ、苦味があり、酸味と甘味がちょっと顔を出すみたいな。

インド/ピーベリー無農薬
たしかに1度目の焙煎で中煎りにしましたが、ちょっと物足りなかったので、中深煎りにしました。もっと深煎りにしても良かったかも…というぐらいカラっとしてクセがない。ナッツのようなフレバーはわかる。

ペルー/マチュピチュ無農薬
最初口にふくんだとき、ほんの少し酸味があります。中煎りよりやや焼きすぎたんですが、この煎りぐあいで酸を最初に感じるのは珍しいかも。もちろんイヤな酸味じゃないです。少し冷えてくると、わずかにフルーティさが感じられます。酸味と苦味のバランスがいい具合!

ウガンダ/ブルーナイル
ちょっと特徴が少ないかな~。ライトな味わいで酸味も苦味も少ないから、飲みにくさはないけど、クセがない分、この豆の個性みたいなお楽しみも少ないかも。

グアテマラ/カペティロ農園
柑橘系の爽やかさと、ナッツの甘さをあわせ持つ品性の高い香り、酸味は控えめで後味にビターチョコレートのような甘さが残る。今まで飲んだなかでベストに入るおいしいコーヒー体験でしたね。

まとめ
うまいコーヒーの実の生産量が増えますように
コーヒーの生産はいい自然環境がないとできないので、地球環境的な側面から見ても、ちゃんとビジネスとして成り立って、コーヒー生産のためにも自然環境を維持しようという風になってほしいなあと思いました。私たち消費者はおいしいコーヒーに対価を払いますから、生産者に渡ってほしいですね。
数年にわたり飲んできたので、過去記事の味の評価が怪しかったりしますが「また飲みたい!」って思えるヤツは、はっきりしてますね。ブラジル、コロンビア、インドネシア、エチオピア、グアテマラこの辺りは間違いない。振り返ってみて飲みたくなってきました。
今日も寄っていただきありがとうございます。過去記事は見返すもんじゃないね。
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