コーヒーが美味しくないには、なにかしら理由があります。コーヒーを飲んで、おいしくない苦味・酸味・雑味が気になる方はチェックしてみて。

今でこそコーヒーブログを書いていますが、もともとはコーヒーが飲めない、コーヒー嫌いの人でした。ハンドドリップのコーヒーでも苦いと思ったし、飲んだら体調が悪くなっていました



「コーヒーがまずい」には特徴があります。ざっくり3つに分けてみました。「豆・淹れ方・体調」です
それでは世界40カ国以上・3000杯以上のコーヒーを飲み、自家焙煎するコーヒーマニアのコーヒーブロガーひろが「まずいコーヒー」になってしまった失敗例を紹介します。
豆の状態


コーヒー豆もしくは粉の状態が悪いと、やっぱりおいしくはならないんですよね。では、どんな状態のコーヒーが味に悪影響するのか見ていきましょう。
欠点豆が入っている


欠点豆とは形や色が変わっている豆、未成熟な豆で、味に悪影響を及ぼします。
▼この写真はスーパーで買ったある会社のコーヒー豆です。


本来は捨てられる欠点豆ですが、安価なコーヒーには混入したまま焼かれ、封入しています。重さで売っているので、その分利益になるから。
変色豆だけを選んでコーヒーを淹れてみたら、ものすごくまずかった。


コーヒー豆の焙煎度


コーヒーは生豆というコーヒーの実から取り出した青い種を焼いて焙煎します。
この焼き加減を焙煎度と言い、この度合いで味が変わります。
浅煎りは酸味が強く、深煎りは苦味が強くなります。
私はコーヒー飲み始めたとき、浅煎りが苦手で深煎りの味が好きでした。
自分の味の好みを知って、適した焙煎度のコーヒーを選びましょう。
と言っても、お店で飲んだコーヒーが浅煎りなのか深煎りなのかわからないし、それぞれを買い集めるのも面倒ですので、
浅煎り・中煎り・深煎りがセットになったスペシャルティコーヒーの飲み比べセットがおすすめです。


賞味期限ぎれ


コーヒーは焙煎から日が経つと香りとおいしい味が抜けます。
包装方法や保存方法にもよるので、一概に言いにくい部分もありますが、常温だと2ヶ月ぐらいでしょうか。理想は焙煎から1ヶ月前後で飲み切る、使い切るのがおすすめです。
焙煎日を明記している商品は少ないので、なかなかわかりにくいかもしれませんが、賞味期限が過ぎているのは間違いなく、おいしくない。
通販だと焙煎日を明記していて、受注して焙煎するお店もあるので、焙煎日から2日で着ということもあります。


保存状態が悪い


いいコーヒー豆を買っても、保存状態が悪いとおいしく無くなりますね。
コーヒー豆は夏場の気温が高い部屋だと、イヤな匂いがしてきます。あと外気が入るような袋だと、他の匂いがつくというのもあるでしょう。光と空気をさえぎり、低温で保存が望ましい。


淹れ方


いい状態のコーヒーをゲットしたら、次は淹れ方です。同じコーヒー豆であっても淹れ方によって味が全然違います。フレンチプレス、サイフォン、エアロプレスなど、それぞれ味が変わります。また普段飲み慣れていない味だと、最初は美味しくないと感じるでしょう。
ここではドリップでありがちなマズくなる理由を挙げていきましょう。
挽き目が細かい


コーヒーの淹れ方にもよりますが、コーヒー粉の粒が細か過ぎると、苦味・渋味が出やすくなります。コーヒー粉で売っている商品は、各社各種で挽き目が違います。
淹れ方にあったコーヒー粉を選びましょう。ドリップであれば中挽きか中細挽き。コーヒーミルを持っている方も淹れ方にあった大きさにしましょう。


微粉が多い


コーヒーミルを使っている方は挽いた粉に微粉が多いと苦味、雑味が出やすくなります。
コーヒー豆を挽いた後、茶こしで微粉を取り除くとクリアな味になり、飲みくらべてその差がはっきりしました。
これをやってからは毎回茶こしで微粉を取り除いています。


お湯が熱すぎ


湧きたてのグツグツのお湯だと苦味が出やすくなります。
湧いたお湯を別のポットに移し替えると、だいたい90度ぐらいまで下がります。
83〜90度ぐらいが適温でしょう。


お湯の注ぎ方が雑


ドリップの話ですが、お湯の注ぎ方によって全然味が変わります。
浅煎りのコーヒーだとかき混ぜるやり方もありますが、よくいわれるように蒸らしを30秒して中心にそっと注ぐのがベター。
ドバーって注いだりすると味が濁ります。


マグカップ


直接口にするマグカップ。これも味の感じ方を左右します。もちろんコーヒーそのものの味が変わるわけではなく、心理的に感じ方が変わる。
カップのポイントは色と素材。
コーヒーは茶色から黒色の濃いダークトーンなので、濃い寒色系は合わない。
透明ガラスを使ってます。もしくはガラスの白ですね。色のカップでも薄い色。パステルとかの方がコントラストになっていい。




あと、素材はプラスチックは変なにおいが加わるかな。
基本的においが出ちゃう素材はNG


体調不良


いいコーヒーをちゃんと淹れてもおいしく感じない時があります。最後は飲む人の体調です。
私は毎日ハンドドリップでコーヒーを飲みますが、年に1、2回は寝不足だったりして、体調がすぐれず、飲めない日があります。
コーヒーには「カフェイン」が含まれていて、このカフェインを摂取するとコルチゾールというホルモン物質が出ます。コルチゾールはストレスホルモンと言われているように、分泌されるとストレス状態になります。
朝起きてすぐはコルチゾールが分泌されている状態で、すぐコーヒーを飲むと、それにプラスしてコルチゾールが増え、ストレスが強くなって疲れやすくなってしまいます。
普段は平気でも、本当に疲れていている朝などはちょっと控えた方がいいかもしれません。




おいしくするには


ということで、おいしく飲むには、以上の逆をすることになります。「逆に〜」ってやつです。
- いい状態のコーヒーを使う
- 淹れ方に合った挽き目にする
- 微粉をとる
- 適温83〜90度のお湯で注ぐ
- お湯を中心に細く、そっと注ぐ
- 体調が悪い時は控える



改めてコーヒーってちょっとした事で味が変わるものだと思いました。多少、道具が増えるのはしょうがないね。特に微粉をとるは試しやすくて効果ありですよ



なんといっても、まずは焙煎が新しくて適正な粉の「いいコーヒー」をゲットすることだね
自家焙煎するようなコーヒーバカからしたら、スーパーで売っている大手のコーヒー粉はなかなかのヤバさです。コーヒーは商品管理が難しい商品なんですよ。全国の店頭に流通させると焙煎して作り置きになるからね。受注生産に近い通販のコーヒーは焙煎が新しいからオススメ


今日も寄っていただきありがとうございます。どれか1個でもいいので試してみてね。
コメント